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The Headのあらすじと見所!面白い?それともつまらない?

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今、Huluで配信中のドラマシリーズ、The Headが注目を集めているのをご存じでしょうか。

実はこの作品、日本のHuluの総合ランキング、海外ドラマランキングで共に1位に輝いているだけでなく、世界30カ国で同時公開されるなど、世界中の人々に視聴されているのです。

そこでこの記事では The Headをまだ見ていない人のために本シリーズのあらすじと見所を紹介します。

The head のあらすじ

舞台は南極。そこは1年のうち179日も陽が登らない闇に包まれた地域です。「南極科学研究基地ポラリス6」はそんな場所にありました。

そこではある重要な研究のために世界中から科学者や研究員が集まってきていました。しかし基地がにぎわうのは夏の間だけ。日が沈む冬の時期には選ばれた10名の越冬隊のメンバーだけがそこに残ることを許可されています。

越冬隊のメンバーは

  • 隊長のエリック
  • 世界屈指の生物学者アーサー
  • アーサーに憧れる新人研究員アキ
  • アキと仲良しの医師マギー
  • 遺伝学者のアニカ
  • 通信担当のマイルズ
  • 看護師のエバ
  • コンピューター担当のヘザー
  • 調理師のラモン
  • メインテナンス担当のニルス

の10人です。

10人は外部との接触を禁じられ、半年間基地の中だけで過ごす予定でした。ところが半年後、基地からの連絡は途絶え、10人の安否が確認できなくなります。

基地に向かったのは夏季隊長であり、アニカの夫のヨハンたちです。ヨハンたちは基地の中で血痕を見つけ、至ところでメンバーの遺体を発見します。

遺体となって発見されたのは7名。生存が確認されたのは医師のマギーだけでした。 アニカを含むもう一人は行方不明のままで、唯一の生存者マギーに事情を聴くしかありません。

マギーによると、ある晩、基地の通信システムが故障しているのをメンバーが見つけました。それはただの故障ではなく、明らかに何者かによって意図的に破壊されたものでした。通信システムが壊れたことで当然外部との連絡が一切取れなくなってしまいました。

唯一システムを修理できるのは通信担当のマイルズだけです。 しかし肝心のマイルズの姿が見つかりません。

メンバーたちは不信に思って基地の外に出て、手分けしてマイルズを探しました。すると、そこには首が切断されたマイルズの遺体があったのです。どうやらマイルズは鈍器で頭を殴られ、その後のこぎりのようなもので首を切断されたようでした。

犯人は外部の人間の可能性もありますが、基地の周囲になにもないことを考えると、9名のうちの誰かが犯人であると考えるのが自然でした。一体誰がなんのためにそんな残忍なことをしたのか。

この事件を機に越冬隊のメンバーたちはお互いを疑うようになります。そして外部との連絡が遮断されたまま、救助を呼ぶこともできない基地の中で、次々と何者かによる殺人事件が起こる、というのが同シリーズのあらすじです。

The Headの見所

本シリーズが日本で話題を呼んでいる一番の理由は海外キャストの中に一人だけ、日本からNEWSの元メンバーやました ともひさが出演していることでしょう。

やましたともひさはほぼ全編英語のセリフに挑戦しており、国際色豊かなメンバーの中で、冷静で、賢い新人研究員という役柄をこなしています。

やましたともひさ扮するアキは、生存者のマギーと恋仲のような関係にあり、そのマギーが物語の行方を左右する重要な人物になっています。

また、それぞれのメンバーにはほかの人には語っていない隠された過去があり、そこが基地の中で起こる事件とも関係してきます。好き好んで南極まで仕事で来る人たちはもれなく変わり者で、それぞれがそれぞれの事情を抱えているのでした。

そんなメンバーの中で一体誰が殺人を犯したのか。そしてその動機は一体なんなのか、というのを突き止めていくのが同シリーズの最大の見所です。

Huluの総合ランキング1位になるだけあって、実際完成度は高く、お金もそれなりにかけています。アメリカの超大作と比べると、さすがにスケールは劣りますが、それでも十分に楽しめるのではないでしょうか。

なにより全6エピソードで完結するので、何シーズンも続く長編ドラマシリーズとは違って、多くの時間を奪われることもなく、気軽に見れるのでいいです。

以上、ドラマTHE HEADのあらすじと見所についてでした。


【ネタバレ】12モンキーズのあらすじとラストの本当の意味

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この時期、多くのパンデミック映画が再注目を浴びている中、カルト的な人気を誇る、1995年公開の映画12モンキーズが再び一部のファンから脚光を浴びています。

果たして12モンキーズとは一体どんな映画だったのか。この記事では、本作のあらすじ、そしてラストシーンの意味を含む、知られざるセオリーを紹介します。

12モンキーズのあらすじ

物語の舞台は2035年。そこでは1996年に拡散したウイルスによって世界の人口の大部分が絶滅し、生き残った人間は地下での生活を強いられていました。

そして地球上では、再び動物たちがのびのびと生きるようになり、人間が支配していた世界はもうそこにはありませんでした。

ウイルスを世界に撒いた犯人は12人の環境テロリスト軍団、12モンキーズだと考えられていました。1996年にウイルスさえ撒かれていなければ今頃人々は地上で生活していたはずです。

そこで科学者のグループは、囚人のジェームズ・コールを、ウイリスがばらまかれる前の過去にタイムスリップさせ、純粋なウイルスを持ち帰って、ワクチンを製造することを思いつきます。

囚人のジェームズ・コールは恩赦を得るためにボランティアという名目で、このミッションを引き受けます。

しかしながらジョームズ・コールには健康の問題がありました。その頃ジェームズ・コールは、自分の幼い頃の悪夢、または幻覚をよく見るようになっていました。

少年のジェームズ・コールが空港にいると、ある男が彼の前で突然、警察に射殺されるのでした。なぜかその光景がジェームズ・コールの脳にトラウマのように焼き付いているのです。

まもなくして科学者たちによって、ジェームズ・コールは過去へと送られました。しかし
手違い遭ったのかジェームズ・コールがたどり着いたのは1996年ではなく、1990年でした。

彼はそこで逮捕され、精神病院に送られます。そこで精神病患者のジェフリー・ゴインズ や精神科医のドクター、キャサリンと出会いました。

ジェフリー・ゴインズは、支離滅裂なことを言うばかりか、極端な環境主義に染まっている男でした。

一方のドクター・キャサリンは初めて会うにも関わらずジェームズ・コールとどこかで会ったような錯覚を覚えます。最初。ドクター・キャサリンはジェームズ・コールのことを妄想癖のある精神病者だとばかり思っていました。

それもそのはずジェームズ・コールは1996年になると、人類のほとんどが絶滅するなどとドクターキャサリンに言ったからです。

ある日、精神病院を脱走しようとしたジェームズ・コールは捕まえられてしまいます。そして独房に入れられると、いつのまにか彼は窓もないその部屋から姿を消し、再び2035年の現在へとタイムスリップして戻っていくのでした。

現在に戻ってきたジェームズ・コールは、科学者たちに一通り起こったことを報告し、再び1996年に送られました。しかし今度は1996年にタイムスリップする前に、彼はあろうことか第一次大戦中のフランスへと降り立ってしまいます。

そこでジェームズ・コールは脚を銃で撃たれ、次の瞬間やっと目的の1996年にタイムスリップすることができました。

1996年の世界でジェームズ・コールが頼ったのは自分を知るドクター・キャサリンでした。
講演会を終えたドクター・キャサリンの車に忍び混み、ジェームズ・コールは彼女を脅して、フィラデルフィアに向かうように言います。フィラデルフィアには12モンキーズのアジトがあるからです。

ドクター・キャサリンは6年前に独房から姿を消したジェームズ・コールのことを覚えていました。そして彼との再会をなにか不思議な縁のように思いました。

かつてはジェームズ・コールのことをただの妄想癖のある精神異常者としか思っていなかったドクター・キャサリンは、傷を負った彼の脚から第一次世界大戦で使われた銃弾が出てきたのをきっかけに彼が本当にタイプスリップしてきたことを信じるようになっていきます。

しかし当のジェームズ・コール本人は、タイムスリップを繰り返し、現在と過去。妄想と現実の違いが分からなくなり、自らの記憶を疑うようになっていきます。

やがてジェームズ・コールとドクター・キャサリンは、12モンキーズのアジトを突き止め、彼らが企んでいることを阻止しようと試みます。12モンキーズのリーダーは、ジェームズ・コールと同じ精神病院にいたジェフリー・ゴインズでした。ジェフリー・ゴインズの父親は、細菌学者ドクター・ゴインズだったのです。ジェフリーは父親の研究所からウイルスを奪い、まき散らそうと考えているのに違いありませんでした。

1996年12月、いよいよウイルスが撒かれるその日がやってきました。自動車でハイウェイを走ると、外はパニックになっていました。なんでも12モンキーズがあちこちの動物園の檻から動物を解放したようでした。12モンキーズの活動の目的は、実はウイルスを撒くことではなく動物を守ることだったのです。

それを知って、ジェームズ・コールとドクター・キャサリンはほっとしました。しかしそれもつかの間、空港に着くと、二人はドクター・ゴインズの部下であるドクター・ピータースと遭遇し、すぐにピンときます。

ウイルスを研究所から盗んだのは、ドクター・ゴインズの息子のジェフリーではなく、部下のピータースだったのです。

ジェームズ・コールはウイルスが撒かれるのを阻止するために、ピータースを空港で殺そうとします。しかし逆にジェームズ・コールはその場に居合わせた警察官に射殺されてしまうのでした。

そしてその瞬間を一人の少年が目撃していました。その少年とは、ジェームズ・コール本人でした。かつて彼が繰り返し見ていた悪夢がここで正夢となったのです。

生き延びたドクター・ピータースは飛行機に乗り込み、もうすぐ自らの手によって人類が滅びようとするのを実感します。ところが彼の隣の席にはジェームズ・コールを過去へと送り出した未来の科学者が座っていたのでした。そして科学者は自分のことを「救済保険業」で働いていると自己紹介して、物語は幕を閉じます。

12モンキーズの設定

12モンキーズは、ウイルスによるアウトブレイクが起こった1996年の過去と、わずかな人間が生き延びた2035年の現在をめぐるタイムトラベルの物語です。

そのためウイルス感染が起こった直後を描く、ほかのパンデミック映画とは一味も二味も違います。

また、パンデミック、タイムスリップのほか、12モンキーズにはループの要素も含まれており、これが実は物語の謎を解く重要なカギになっているのです。

物語の大部分は過去を中止に進んできますが、ストーリー上、最も重要な時間軸は、2035年の現在だといえるかもしれません。振り返ると2035年の世界は次のような状況に陥っていました。

すでに人類の大半が絶滅し、わずかに生き残った人間たちが地下で、動物たちが地上で暮らしていた。
科学者たちは、いまだにウイルスの治療薬を開発することができなかった。
ウイルスの治療薬を作るには、変異する前の純粋なウイルスが必要だった。
純粋なウイルスの情報収集をするために囚人のジェームズ・コールが過去に送られることになった。

ここでポイントとなるのは、科学者たちはあくまでもジェームズ・コールに対して決してウイルスの拡散を止めることを指示したことではないということです。彼らが求めていたのは純粋なウイルスの情報であって、すでに起こったパンデミックを止めることが目的ではなかったのです。

それもそのはず、12モンキーズの世界では、一度起こった過去の出来事は、いずれにしてもまた起こる、というループの法則に基づいているからです。

12モンキーズのタイムループと予言

物語の中でタイムループが起こっている伏線はいくつもありました。まず、冒頭のシーンはラストシーンにつながるジョームズ・コールの記憶でしたね。

また、ジェームズ・コールとドクターキャサリンが1990年に初めて出会ったとき、彼女はジェームズ・コールのことをどこかで見おぼえがある、というようなことを度々に口にしていましたが、それもすでに二人がループし続ける時間軸で出会っていたことの証拠です。

ドクターキャサリンは、1996年に講演会を開き、「災害のはびこるときには予言が氾濫する」と言い、ヨハネの黙示録を引用します。というのもヨハネの黙示録は、世界の終末を予言したものだという見方があるからです。

西暦1362年、14世紀の頃、イギリスの村に不思議な男がやってきて、人類は600年の間に恐ろしい疫病によって絶滅すると予言したそうです。

そしてその予言通り、ペスト、天然痘、エイズなどの感染症によって多くの人々が亡くなりました。

第一次世界大戦中には、ある男が自分は未来から来たと言い、1996年に世界を滅ぼすことになるオリジナルの細菌を探すために来たと予言してます。この男は2035年から送られたジェームズ・コールの友人であるホセであることが分かっていますが、歴史上で何者かによって度々、人類の危機が予言されたのは、そもそも予言ではなく、タイムループが起こっているからだったのです。

12モンキーズの新犯人とラストシーン

あらすじで紹介したとおり、犯人だと思われていた謎の集団12モンキーズはウイルスを拡散した犯人ではありませんでした。

新犯人は、細菌学者ドクター・ゴインズの部下であるドクター・ピータースだったのです。ドクターキャサリンは、以前講演会で会ったドクターピータースの顔を覚えていました。そして空港で彼と再会するなり、すぐにピンと来たわけです。

そしてそのタイミングで犯人が12モンキーズではないと知ったジェームズ・コールの前に突然ホセが姿を現します。ホセは嫌がるジェームズ・コールにしつこつ拳銃を渡そうとします。もし受け取らなかったらドクター・キャサリンを殺すと脅しました。

しかしついにその拳銃で誰を殺すのか、ということについてはホセは一言も言いませんでしたね。

多くの視聴者は、あの拳銃が、真犯人ドクター・ピータースを殺すために持たされた銃だと思ったはずです。しかし実際は違います。

そう、あの銃はジェームズ・コールがその直後に警官に殺されるために持たされた銃だったのです。

なぜなら前述のとおり、2035年の科学者たちは、決してウイルスの拡散を防ぐことを望んではいなかったからです。彼らの目的は最初から純粋なウイルスを手に入れて、2035年に戻り、そこで生き残っている自分たちのために使うことだったのです。

むしろ万が一、あの空港でジェームズ・コールが死ななければ、次元がねじ曲がってしまう恐れすらあったため、ジェームズ・コールには最初からあそこで死んでもらうつもりだったのです。

もともと彼がこの役目を課されたのも、強靭な肉体やメンタルがあるからではなく、実はここで死ぬことが運命づけられていた人間だったからなのです。

ジェームズ・コールが警官に撃たれたことによって、真犯人のドクター・ピータースは、生き延び無事飛行機に乗り込みました。

そこで彼の隣に座っていたのは2035年から来た科学者のドクタージョーンズです。彼女は自分は保険の仕事をしている、と言いました。結局、それが物語のラストシーンとなっていましたが、あれには一体どんな意味があったのでしょうか。

多くの視聴者は、あそこでドクター・ジョーンズが登場したことにより、ウイルスの拡散をギリギリで食い止めることができて、人類は助かった、と解釈しているのではないでしょうか。

でも実は違います。日本語字幕では、彼女は救済保険業に携わっている、と訳されていたために、ジェームズ・コールが失敗したときの保険として送られてきたのではないか、と考えた人も多いようですが、彼女の目的はあくまでもオリジナルのウイルスの情報を収集することで、ウイルスの拡散を食い止めることではなかったのです。

なぜならそもそも保険会社は病気や事故を防ぐ会社ではありません。病気や事故が起こった後、生存した人をカバーするのが保険会社だからです。つまりあの後、世界中では確かにウイルスが拡散されたのです。そして冒頭で語られているように人類のほとんどは滅びたに違いないのです。

以上、12モンキーズについてでした。

ランボー・ラストブラッドのラスト解説!ランボーは死んだのか

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ついに日本で劇場公開された、シルベスター・スタローン主演の大人気アクションシリーズといえばランボー・ラストブラッド。何十年にもわたって続いてきたランボーシリーズの集大成となる本作に対してファンは様々な思いを抱いているようです。

特にラストシーンは、意見が分かれる終わり方になっていたのではないでしょうか。そこでこの記事では、ランボー・ラストブラッドのラストシーンを考察していきます。

なお、ネタバレになりますので、知りたくない人はくれぐれもスルーしてください。

ランボー・ラストブラッドのラストに起こったこと

ランボーは娘同然に育ててきたガブリエラをメキシコのカルテルに殺害されたことに怒り狂い、敵のアジトを突き止め、ボスであるマルティネス兄弟の弟ビクトルを殺します。

もちろんランボーの戦いはそれで終わるはずがありませんでした。ランボーがアメリカに戻ると、マルティネス兄弟の兄ウーゴが武装し、仲間を引き連れて国境を渡ってランボーの住む牧場までやってきました。

しかしそれはランボーが仕掛けた罠でした。ランボーはこんなときのために牧場に秘密の地下道を作っておいていたのです。

そこにウーゴたちをおびき寄せ、ランボーはたった一人でメキシコのカルテルに立ち向かうのでした。

地下道にはたくさんの仕掛けがしてあり、ランボーは情け容赦せずに片っ端から相手をやっつけていきます。

しかし戦いの中でランボーは銃弾を腹に受けて負傷します。血だらけになりながらもランボーはウーゴにとどめを刺し、再び彼の牧場に平和が訪れるのでした。

ところがランボーの傷は思いのほか深く、彼はロッキングチェアに座りながら朦朧とする意識の中で、過去のことを振り返ります。そして今までの戦いの記憶が走馬燈のように彼の脳裏によみがえってきます。

そして最後にランボーは再び立ち上がり、馬に乗ってどこかへと走り去っていくのでした。

ランボー・ラストブラッドのラストシーンの意味

実はあのラストシーンには様々な解釈があります。その一つはランボーは実はあのとき死んだ、というものです。

出血の量や銃弾の傷を見ると、彼は致命傷を負ったと考えるのが自然で、最後に突然過去の記憶が戻ってきたのは、人が死を目前にすると見るといわれている人生のハイライトだったのではないでしょうか。

その証拠にランボーが実際に椅子から立ち上がるシーンはなく、突然牧場を歩いているシーンから始まり、馬に乗ってどこかへと消えてしまうのです。あれは天国へと旅立ったランボーの姿を現すメタファーだったともいえそうですね。

もう一つの解釈は、実際にランボーはあのとき立ち上がり、あの場を去ってまた静かに暮らせる場所を求めて旅に出た、とも考えられそうです。

ランボーが長年の戦場での経験により、深いトラウマを抱えていたのは物語の中でも描かれていました。そんな彼に安らぎを与えたのは、娘同然のガブリエラと彼女の祖母のマリアだけでした。

しかし二人がいなくなった今、あの牧場に残る理由がもはやなくなってしまったのです。そんなランボーが馬に乗って牧場を出たのは、彼なりのまだ生き延びてやるという意思表示だったのではないでしょうか。

ランボー・ラストブラッドのラストシーンは別の映画のオマージュ

実はあのラストシーンはほかの映画のオマージュなのではないかといった説もあります。その映画とは1953年公開の西部劇シェーンです。

映画シェーンでは最後に主人公のシェーンが敵と銃撃戦になり、やはり腹部を撃たれるシーンがあります。

そしてシェーンは、少年のジョーイに引き留められながらも、もう家には戻れないといって、馬にまたがり、山のほうに去っていくのでした。

そのとき少年のジョーイが、シェーン!カムバックと叫ぶのはいまだに映画史上に残る名シーンとして知られています。

そんな映画シェーンの名シーンをランボー・ラストブラッドはオマージュとして使ったのではないかと考えられているのです。

いずれにしてもあの後、ランボーは一体どうなったのか、という余韻を残して終わったことで多くの可能性が広がったのはいうまでもないでしょう。

ランボーは実はまだ終わっていない?

本作で最後になると言われているランボーですが、ランボーは死んだのか、それとも生きているのかという謎を残して終わったのは単なる偶然ではないはずです。

あれは明らかに次回作の伏線として使うことを考慮して、ああいった終わり方にしたのだと僕は思っています。

もちろん次回作といってもランボーの次回作、という意味ではありません。もしかすると、ロッキーからスピンオフシリーズ、クリードが生まれたように、ランボーからもスピンオフシリーズが生まれる可能性もなきにしもあらずです。

そしてそのときにランボーがカメオ出演するのではないでしょうか。全てはファンの声やランボーラストブラッドの世界の興行成績にかかっているでしょう。いずれにしても可能性はゼロではないはずです。

以上、ランボーラストブラッドのラストの考察でした。

【ネタバレ】映画透明人間のトリビアとラストの意味!

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ついに話題のホラー映画「透明人間」が日本でも劇場公開され、多くの視聴者を恐怖の渦に巻き込んでいます。

また、本作については細かい点やラストシーンの意味など、若干見落としがちな箇所も多かったのではないでしょうか。

そこでこの記事では、透明人間のストーリー上におけるポイントとなる伏線とその伏線が回収されるラストのシーンを解説していきます。

なお、ネタバレが含まれますので、知りたくない人はくれぐれもスルーしてください。

透明人間の正体はエイドリアンか、それともトムか

映画透明人間では、姿が見えないだけあって、セシリアを苦しめていた犯人は恋人のエイドリアンだったのか、それとも兄のトムだったのかというのが謎になっていました。

実際、トムが透明人間のスーツを着ていた場面があり、エイドリアンがトムに監禁されていた、という意外な展開があったため、余計に犯人が誰なのかを分からなくさせていましたね。

また、エイドリアンは最後までトムに操られていた。黒幕はトムだった、と言っていたことがさらに混乱を招いたのではないでしょうか。

まず、実際エイドリアンとトムが共謀していたのは明らかでしょう。トムは、セシリアが親友のジェームズの娘のために学費を積み立てていたことなど、かなり個人的な情報まで掴んでいましたね。

エイドリアンが死んだ、という話をセシリアに信じ込ませようとしたのもトムだったことから、トムもまた共犯者であることは否定できないです。

しかしながら全てはエイドリアンが仕組んだ罠だった、と考えるのが自然でしょう。トムを洗脳し、操っていたのは弟のエイドリアンだったに違いなく、またセシリアもそう考えていたのです。そしてそれがセシリアのラストシーンの行動につながったのです。

そもそも透明人間スーツを開発した天才的な発明家はエイドリアンでしたね。彼は普通の人間のIQを遥かに超える知能を持っていました。それだけではありません。人の行動を読むことや人を操ることにも長けていました。

もともとエイドリアンはセシリアのことも支配していました。彼はセシリアを暴力と歪んだ愛情の両方を使って長年自分の思いどおりにしていましたね。

彼女が逃げようとしていることもエイドリアンは最初から知っていました。家に監視カメラを設置していたのはそのためです。

また、セシリアが隠れて避妊ピルを飲んでいたことまで彼は気づいていて、その結果、薬の中身をセシリアが知らないうちに入れ替えていたのです。

それほどエイドリアンは賢く、敏感で、そんな彼が兄のトムに利用されるなんてことはまずないでしょう。

サプライズとナイフ

本作で度々登場するのが、ナイフとサプライズというキーワードです。なぜなら二つとも物語の鍵を握る重要な要素だからです。

一番最初にサプライズというキーワードが飛び出したのは、セシリアが屋根裏部屋で携帯電話を見つけたときです。その携帯の画面には、何者かから「サプライズ」と書かれたメッセージが送られきましたね。

また、同じ場所にはナイフが落ちていました。あのナイフはその後、ナイフが殺人に使われることを示唆する伏線だったのです。その証拠にまるでナイフが殺人事件に使われた武器のように透明の袋に入っていましたね。

その後、セシリアが妹のエミリーとレストランで食事をしているとき、エミリーがナイフで透明人間に首を切られて命を落とします。その場にいたセシリアが当然犯人扱いされ、彼女は逮捕されてしまいます。ちなみにエミリーにセシリアの名前でメールを送っていたのもエイドリアンの仕業です。そうすることで以前からセシリアがエミリーを憎んでいたことにし、彼女の犯行を裏付けようと仕向けたのです。

それによってセシリアは、人々から妄想癖のある頭のおかしい狂人として扱われるようになり、誰も彼女のいうことを信じてくれなくなりました。それこそがエイドリアンの最初からの目的でもあったのです。

逮捕されたセシリアの前に透明人間として現れたエイドリアンは意識がもうろうとする彼女に対し、再びサプライズと言いましたね。あれによってサプライズがエイドリアンのお気に入りのキーワードであることがはっきりしました。つまり携帯のメッセージの送り主もエイドリアンだったのです。

そしてラストシーンで最大のサプライズが待っていました。

映画透明人間のラストシーンの意味

ラストでセシリアはトムに監禁されていたというエイドリアンの家に招待され、彼に会いに行きます。エイドリアンはあろうことかセシリアと寄りを戻そうとしていました。

一方のセシリアは、エイドリアンが犯人だったことを突き止めるためにボイスレーコーダーを持参し、彼との会話を外で待っていた親友のジェームズに聞かせていました。そしてエイドリアン本人にあなたが全てやったんでしょ、と自白を迫ったのです。

しかし前述した通り、エイドリアンは相手の行動を読むことに長けています。きっとあのときセシリアが会話を録音していたことにも彼は気づいていたのでしょう。だからこそエイドリアンは自分が犯人だとは決して言いませんでした。最後までトムに責任を着せようとし、自分の罪を認めなかったのです。

しびれを切らしたセシリアは涙を流してトイレに行きます。そしてあの間に透明人間のスーツを着て、ナイフを使ってエイドリアンの首を切ったのでした。

ちなみにあの殺し方はエイドリアンがセシリアの妹のエイミーを殺したやり方と同じでしたね。また、エイドリアンが監視カメラを使っていたことを知っていたセシリアはそのカメラを利用してまるでエイドリアンが自分で自分の首を切ったかのように見せかけたのです。そうすることで自殺を裏付ける証拠として残るからです。

そう、つまりセシリアはエイドリアンのトリックを逆手にとって、復讐を果たしたのでした。そんなセシリアが最後にエイドリアンに言ったのが、サプライズ、という言葉でしたね。セシリアはナイフを使って復讐し、サプライズという言葉で締めくくり、それまでの伏線を全て回収したのでした。

ラストシーンをよく見ると分かりますが、実はセシリアは最初あの家に着いたときには荷物を持っていませんでした。

しかし帰るときには、透明人間のスーツが入った手提げかばんを持っていましたね。あれは以前にセシリアが誰もいないエイドリアンの家に行ったときにクローゼットに隠しておいたものです。そう、セシリアはエイドリアンが生きていることを知っていたため、ずっと復讐の機会を待っていたのでした。

エイドリアンと再会したときに寿司、パスタ、ステーキのどれを食べると聞かれ、セシリアがステーキを選んだのは、ステーキだとナイフを使うことになるからです。

そして長い間、透明人間に苦しめられたセシリア自身が、最後は透明人間になったのでした。

以上、映画透明人間の解説でした。

バッド・バッチの物語のあらすじ!舞台はオーダー66後の世界

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スターウォーズの最新アニメーションシリーズ、ザ・バッド・バッチが2021年にディズニープラスで配信されることが決まりました。

そこでこの記事ではザ・バッド・バッチとは一体どんな物語なのか、現時点で明らかになっていることを紹介します。

バッド・バッチとは

バッド・バッチとは不良分隊と呼ばれる、個性豊かなクローンの小部隊に所属するハンター、エコー、テック、クロスヘア、レッカーの5人のメンバーのことを指します。

5人はそれぞれ特殊な能力を兼ね備えたエリート集団で、またの名をクローンフォース99としても知られています。

実はこのバッド・バッチは、ジョージ・ルーカスのアイデアによって生まれたキャラクターで、もともとは2012年にクローンウォーズに登場する予定でした。そのときすでに脚本、アニメーション、声の吹替などが完成していたのです。

しかしながらその時期、ディズニーがルーカスフィルムを買収したために計画が中止に追い込まれ、長い間日の目を見ずにお蔵入りになっていたのです。

それが2020年になってやっとディズニー+にてクローンウォーズ・シリーズ7のエピソード1で「不良分隊」というタイトルで配信されました。

そしてそんなエリート集団を主人公にしたシリーズが2021年に始まろうとしているのです。

ザ・バッド・バッチのストーリー

ザ・バッド・バッチは、スターウォーズ・クローン・ウォーズの続編ととらえることも、あるいはスピンオフシリーズととらえることもできそうです。

というのもクローン・ウォーズの最終シーズンのシーズン7では、オーダー66の裏側が描かれていましたが、ザ・バッド・バッチではオーダー66のその後が物語の中心になるからです。

オーダー66が実行に移されたことによってジェダイが滅亡の危機に立たされ、銀河系が大混乱に陥ったとき、生き延びたクローンたちは一体どうしていたのか。目的を失ったバッド・バッチのメンバーたちは傭兵部隊としてミッションをこなしていき、新たな目的を探していく、というのがあらすじとなっています。

注目したいのはバッド・バッチのメンバーたちはオーダー66の発令を受けて、どういった行動に出たのか、ということですね。果たして彼らにもチップが埋め込まれていて、ジェダイたちを攻撃するようにプログラミングされていたのか。それともエリート集団である彼らはそもそもチップが埋め込まれていなかったのか、など気になるところが多々あります。

また、同シリーズではオーダー66以降、姿を消したクローンたちの様子が詳しく明かされることになり、スターウォーズエピソード4までに一体彼らになにがあったのかが分かるはずです。

もしかすると、シリーズの途中でアソーカ・タノ、ダース・ベイダー、ダース・モールなど主要キャラたちともクロスオーバーしていく可能性もありそうですね。

ちなみにザ・バッド・バッチシリーズは、クローンウォーズのクリエイターして知られるデイヴ・フィローニがプロデューサーに就任することが決まっています。

さらに広がりを見せるスターウォーズユニバースの今後に注目したいですね。以上、最新シリーズ、ザ・バッド・バッチについてでした。

スターウォーズシリーズのタイトルは全部間違ってた説!

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あるティックトッカーのスターウォーズにまつわる投稿がファンの間で話題になっているのをご存じでしょうか。その投稿とは、スターウォーズシリーズの作品のタイトルは間違っているというもの。厳密にいうと、入れ替わっているというものです。

そこでこの記事では、話題沸騰中のスターウォーズの本当のタイトルについて紹介します。

フェイク・ディズニーファクツ

今回、ファンの間で論争を巻き起こしたティックトッカーはフェイク・ディズニーファクツ。ディズニーに関する投稿を日々アップして、10万以上のフォロワーを持つチャンネルです。チャンネル主は、ティネイジャーの少年で、ユーモアあふれる内容が多くの人々に受けています。

中でも先日、彼が投稿したスターウォーズのタイトルについての内容はなかなか説得力のあるもので、ファンだけでなく、スターウォーズの出演者にまでその声が届いています。

その内容とは次のようなものです。

@fake.disney.facts

I’m just saying… ##starwars ##starwarsfan ##disney ##jedi ##sith ##fyp ##foryoupage ##foryou ##ChiliDogYum ##MyBFF ##disneyplus

♬ Cantina Band – Rob Starr & The Hollywood Singers & Orchestra

スターウォーズ・エピソード1 ファントム・メナス

スターウォーズエピソード1でなにが起こるかと言ったら、視聴者はアナキン・スカイウォーカーと出会います。そしてアナキン・スカイウォーカーがジェダイとして立ち上がっていく様子がつづられています。

つまりファントム・メナス(見えない脅威)ではなく、むしろライズ・オブ・スカイウォーカー(立ち上がるスカイウォーカー)のほうが、タイトルとしては相応しいのです。

スターウォーズ・エピソード2 クローンの攻撃

数年後、パルパティーンは軍隊にジェダイを破壊することを命じます。つまりシスがジェダイの支配下である銀河系を覆そうとするのです。むしろタイトルは、クローンの攻撃ではなく、シスの逆襲のほうがマッチしています。

スターウォーズ・エピソード3 シスの逆襲

エピソード3ではオーダー66が実行に移され、クローンがジェダイに攻撃をしかけます。つまり本当のタイトルは、シスの逆襲のではなく、クローンの攻撃。

スターウォーズ・エピソード4 新たなる希望

エピソード4ではオビワンケノービが、ルークスカイウォーカーにジェダイが復活するときだ、と教えます。つまりタイトルは新たなる希望ではなくジェダイの帰還。

スターウォーズ・エピソード5 帝国の逆襲

エピソード5ではヨーダがルークにフォースの使い方を指導します。つまり正しいタイトルは帝国逆襲ではなくフォースの覚醒。

スターウォーズ・エピソード6 ジェダイの帰還

エピソード6ではヨーダとアナキン・スカイウォーカーことダースベイダーが亡くなります。その結果、ルークが、最後のジェダイとなります。そう、タイトルはジェダイの帰還ではなく、最後のジェダイのほうがむしろマッチしています。

スターウォーズ・エピソード7 フォースの覚醒

帝国軍が敗れたあと、新しい帝国軍ことファーストオーダーが誕生します。つまり正しいタイトルは帝国の逆襲。

スターウォーズ・エピソード8 最後のジェダイ

エピソード8ではルークがレイを指導し、自分自身を犠牲にしてまで、レジスタンス軍に、新たな希望を与えます。つまり、タイトルは新たなる希望。

スターウォーズ・エピソード9 スカイウォーカーの夜明け

最後にエピソード9では、死んだはずのパルパティーンが復活します。パルパティーンは亡霊を意味をするファントムとなって、レジスタンスの見えない脅威となるのです。そう、もちろん正しいタイトルはファントム・メナスです

いかがでしたか。こっちのタイトルのほうが案外しっくりくるんじゃないでしょうか。ちなみにこの投稿にはルークスカイウォーカー役で知られるマーク・ハミルまで反応し、「こっちのほうが理にかなっている」とコメントしています。

また、アメリカのyahooニュースのトップに掲載されるなど、異常な盛り上がりを見せています。

今まですっかりファンの間で馴染んでいた作品のタイトルも実はこうして入れ替えても十分に意味が通じてしまう、というのはなんとも不思議な現象ですね。

以上、スターウォーズ作品のタイトルが間違っている理由についてでした。

スターウォーズ・ベン・ソロが主人公の物語製作か

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スターウォーズ続編三部作のメインキャラクターの一人であるカイロ・レンことベン・ソロを主人公にした作品がルーカス・フィルムによって製作されるのではないかといった噂が流れています。

そこでこの記事ではベン・ソロ・ストーリーともいえる本作についての情報を紹介していきます。

ベン・ソロ・ストーリーの舞台

ベン・ソロ作品が製作されれば、物語の舞台はスターウォーズ・エピソード7以前になるのはまず間違いないでしょう。

というのもベン・ソロはエピソード9のラストで命を落としているからです。また、すでにエピソード7以前のカイロレンをつづったライズ・オブ・カイロ・レンというタイトルのコミックシリーズが発売されていることからも、若かりし頃のカイロ・レンのストーリーを掘り下げていくのが自然でしょう。

ライズ・オブ・カイロレンでは、ベン・ソロがルークスカイウォーカーに殺されそうになったのを機に、ジェダイテンプルを破壊し、ルークの弟子を抹殺するところからスタートします。

そしてベン・ソロはスノークに拾われ、スノークの導かれるようにその昔、自分のダークサイドのポテンシャルを見抜いていたレン騎士団に会いに行きます。

ベン・ソロはレン騎士団と行動を共にし、自分の進むべき道を知ろうとします。ところがその途中でレン騎士団のリーダーのレンと争いになり、ベン・ソロはレンを容赦なく殺すのでした。

リーダーをベン・ソロに殺されたのを目撃した騎士団のメンバーたちはそのときからベン・ソロに忠誠を誓います。こうしてベン・ソロは、ベン・ソロの名を捨てて、カイロ・レンとして生まれ変わったのでした。

映画では描かれていませんでしたが、ベン・ソロにはそんなバックストーリーが存在していたのです。そしてルーカスフィルムが今後映像化しようとしているのがまさにベン・ソロがどのようにしてライトサイドからダークサイドへと落ちていったか、という部分ではないでしょうか。

そしてそれは、かつてアナキンスカイウォーカーがダークサイドに落ち、ダースベイダーへと生まれ変わったストーリーともかぶるものがありますね。

ベン・ソロ作品が製作される理由

スターウォーズ続編三部作が幕を閉じてはっきりしたこと、それはカイロ・レンことベン・ソロのキャラクターの絶大な人気です。

エピソード7と8ではスノークなどほかのキャラクターの影に隠れていたカイロ・レンですが、エピソード9においては間違いなく、一番ドラマチックな場面を演出したキャラクターの一人が彼でした。

特にダークサイドからライトサイドへと心を入れ替えようとする過程で彼が見せた葛藤や苦悩は、カイロ・レン役のアダム・ドライバーの名演技もあって、多くの人々の心を掴んだのではないでしょうか。

ハンソロ、オビワンケノービ、マンダロリアン、といったキャラクターを主人公にしたスピンオフ作品を製作しているルーカスフィルムが、これだけ人気のキャラクター、カイロ・レンを生かさない手はないでしょう。

前述の通り、コミックという原作はすでに存在します。つまりたとえ製作するにしても全くのゼロから作るのではなく、おおよそアイデアはできているのです。そう考えてもベン・ソロ・ストーリーが映像化される可能性はかなり高いと僕は思っています。

ベン・ソロ作品は実写かアニメシリーズ

ではもしルーカスフィルムが実際にベンソロを主人公とする先品を映像化するとしたら映画、ドラマ、アニメのどれになるのでしょうか。

中でも可能性が高いのはアニメシリーズだといわれています。というのも現在のコロナの状況などを考えると、一番コストやリスクを抑えて製作を進めることができるのがアニメだからです。

最近ではクローン・ウォーズ・シーズン7が大成功に終わったこともあり、ルーカスフィルムはアニメシリーズを通じてスターウォーズユニバースを拡大させることに意欲的になっているのは想像に難しくないでしょう。

アニメならキャスティングの問題もなく、ベン・ソロの少年時代や若い頃のルークを描くことも簡単です。そういったことを考慮すると、安全策を取ってアニメで製作されるのではないかと僕は思っています。

しかしながら個人的にはアニメより実写でベン・ソロのスピンオフストーリーが見たい、というのが正直な気持ちです。あなたはもしベン・ソロのスピンオフ作品が出るとしたら、実写とアニメのどちらが見たいですか。ぜひ意見を聞かせてください。以上、カイロレンことベン・ソロのスピンオフ作品についてでした。

TENETテネットのあらすじをラストまで解説!意味不明な話を解決

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ついにクリストファーノーラン監督による、話題のSF超大作テネットが世界各国で上映されました。そこでこの記事ではすでに鑑賞した僕が、本作の気にあるあらすじを最初から最後まで紹介します。

なお、ストーリーを知りたくない人はくれぐれもスルーしてください。ただし、テネットに限っては普通に見ただけでは、まず話の内容を理解できないでしょう。それだけ複雑なので、事前におさらいしておきたい人やすでに見て復習したい人は、ぜひ最後まで見てみてください。

TENETテネットのあらすじ1 謎の組織テネット

本作の主役は名もなき男で、物語の中では主人公と呼ばれています。主人公ことCIAエージェントの男は、ある日ウクライナの首都キエフのオペラハウスの突入作戦にアンダーカバーの捜査官として潜入します。

彼はオペラハウスでスパイの仲間を助け出し、同時に見たこともない謎の物体を回収します。一瞬、敵に撃たれそうになりますが、何者かによって間一髪のところで命を救われます。その男はオレンジの色の紐にくくられたお守りのようなものをバックパックにつけていました。

彼のおかけで主人公はオペラハウスにしかけられた爆弾を拾い集め、なんとか観客たちの命を救うことができました、

ところが作戦を終えると、主人公はロシア人に捕まってしまい、仲間と一緒に拷問を受けることになります。そこで彼は仲間の命を救うために自ら毒の入ったカプセルを飲み、死ぬことを選びました。

主人公が目を覚ますと、なぜか彼はベッドの上にいました。そこにスーツを着た男がやって来て、毒薬は主人公が任務に適任かどうかを測るためのテストだったと言います。

その任務とは核戦争よりももっと深刻な第三次世界大戦から地球を救うことでした。そしてテネットというワードを耳にします。テネットというのは謎の組織で、主人公は半ば強制的にそのメンバーにさせられたのでした。

TENETテネットのあらすじ2 逆行弾の出どころ

主人公はテネットの目的がなんなのかを知るために女性科学者のバーバラところに向かいました。すると、女性科学者は彼に時間の中を逆行することのできる銃弾を見せます。その銃弾を使って銃を撃つと、弾は銃の外に出るのではなく弾倉の中に入るのです。

なんでもそれは未来で、何者かによって開発されたようでした。主人公は銃弾の出どころを探ろうと、インドに向かいます。

インドで協力者のニール とコンタクトを取り、武器商人のアジトに潜入しました。
すると、武器商人の妻プリヤも同じくテネットのメンバーであることを知ります。どうやら彼女がテネットの黒幕のようなのです。

プリヤによると、逆行する銃弾の出どころはロシア人の武器ディーラー、アンドレイ・セイターだといいます。アンドレイ・セイターは何らかの方法で普通の銃弾を逆行銃弾へと変えることができるようで、未来と過去の仲介人とまで言われているのでした。

TENETテネットのあらすじ3 ゴヤの絵奪還作戦

それを聞いた主人公はアンドレイ・セイターに接近するためにアンドレイ・セイターの妻キャットことキャサリンとコンタクトを取りました。

キャットは美術品の鑑定士をやっていて、偽物のゴヤの絵をかつて夫のアンドレイ・セイターに売ったことで弱みを握られていました。そのことでいつでも刑務所送りにできると脅されていたのです。そのせいでキャットは夫と離婚もできず、息子を奪われる恐怖に怯えていました。

主人公の男は、もう一枚の偽物のゴヤの絵を持ってキャットに会いに行きました。その絵が同じディーラーからの偽物の絵だと分かると、キャットは主人公に身の上話を始めます。そして一枚の偽物の絵をきっかけに夫から自由を奪われている現状を語るのでした。

最後に二人が幸せだった思い出はベトナム旅行中にヨットに乗っていたときでした。キャットは離婚を切り出しましたが、上手くいきませんでした。二度と息子に会わせなくしてやると脅されたのです。

ヨットから陸に戻ったとき、キャットはある女性が夫のヨットから海に飛び込む瞬間を目にしました。もしかすると夫の愛人でしょうか。自由に海に飛び込んでいく、その女性を見てキャットは羨ましく思いました。自分には自由などなかったからです。

その話を聞いた主人公はキャットの絵を奪い返す計画を企てます。キャットの絵はノルウェーのオスロ空港の中にあるフリーポートの倉庫の中に保管されていました。そこにアンドレイ・セイターは年に数回訪れるといいます。美術品に興味がないアンドレイ・セイターが何度も行くとなると、そこになにか逆行する武器の手がかりがある可能性があります。

主人公はニールやほかの協力者の助けを借りて、ジャンボジェットを衝突させて空港のシステムを停止に追い込み、内部の設定をリセットする、という作戦を立てます。

そのやり方で見事、フリーポートの内部に潜入した主人公とニールでしたが、誰もいないはずの建物の中に誰かがいることに気づきます。そしてある部屋に入ると、突然回転式の扉からマスクをつけた男が二人現れ、主人公とニールと格闘になりました。マスクをつけた男たちの一人は以前に見た銃弾のように時間を逆行する人間だったのです。

二人はなんとか男たちを追っ払い、救助隊が現れたときに消火用のハロゲンガスで気絶したフリをしました。そうして被害者として現場から出ることに成功します。

TENETテネットのあらすじ4 セイターとの遭遇

後に主人公はテネットの黒幕プリヤから、オスロ空港のフリーポートの部屋にあった回転式の扉こそが物体のエントロピーを逆行させる機械であることを聞かされます。扉から出てきた2人の男は同一人物で、一人が時間に対して順行に、もう一人が逆行していたというのです。

その機械をアンドレイ・セイターは未来から手に入れたのでした。第三次世界大戦の鍵はアンドレイ・セイターが握っているのはもはや明らかでした。アンドレイ・セイターの目的と役目を知るためにも、主人公は彼に直接会いに行く必要がありました。

主人公はアンドレイ・セイターの妻キャットのところに行きました。すると、キャットはすでにオスロー空港での事件について知っていました。実はフリーポートでゴヤの偽物の絵は取り戻せませんでしたが、彼は処分したとキャットに嘘を付きました。

そうやって彼女の信頼を得たうえで主人公は自分を夫に紹介するようにキャットに迫ったのでした。当然、アンドレイ・セイターは見たことのないアメリカ人の出現を不審に思いました。

外交官よ、キャットは嘘をつきましたが、そうじゃないことぐらいアンドレイ・セイターは知っていました。夕食の際、アンドレイ・セイターは自分の嫁に近いづいた主人公の男を殺すと脅しました。

しかし主人公がオペラハウスの話をしたことで顔色を変えます。それが彼が紛失したプルトニウムの話だとピンときたからです。主人公はセイターにプルトニウムを盗みたいと持ち掛けます。紛失したプルトニウムは北欧に渡り、最終的にはエストニア共和国の首都タリンに行く。そこで奪い取ろうと、提案しました。

主人公はセイターに対し、プルトニウムは渡すから、その代わり妻のキャットを自由にしてやれ、といいました。しかしセイターはそれに答えませんでした。

TENETテネットのあらすじ5 プルトニウムを奪え

タリンで主人公はニールたちとともにプルトニウムの奪還作戦を実行に移します。プルトニウムはセキュリティー会社の装甲車によって倉庫に運ばれる最中でした。

主人公とニールたちは見事プルトニウムが入ったスーツケースを奪いましたが、ニールによると、以前にオペラハウスで見たその謎の物体はただのプルトニウムではないそうです。。

そのとき彼らの前に一台の車がバックで追突してこようとします。そこにはセイターと妻のキャットが乗っていて、セイターがキャットに銃を向けていました。スーツケースを渡せというのです。

そこに逆走するもう一台の車が現れます。運転手の姿は見えませんでした。

主人公はしぶしぶセイターに向かってスーツケースを投げました。しかし中身は車のダッシュボードの中に隠しておいたのです。

スーツケースを渡した主人公はキャットとともにセイターに捕まってしまいます。そしてある港の倉庫へと連れて行かれるのでした。

倉庫の中にはエントロピーを逆行させることのできる機械がありました。ガラス越しに向かい合った別々の部屋の中で主人公はキャットがセイターに撃たれるところを見ました。

キャットの入っている部屋は時間が逆行する側の部屋でした。逆行している銃弾に撃たれた場合、致命傷を負うことを主人公は女性科学者から聞いていました。キャットが殺されてしまうと思った主人公は仕方なく、未知の物体のありかを教えます。

そのときです。主人公の仲間が間一髪のところで救出しに来ました。セイターは慌てて反対方向の部屋に移動し、逃亡を図ります。

主人公は自分たちの全ての行動をセイターが把握していることを不思議がりました。もしかすると、テネットの中に密告者がいるのではないか。そう思ってニールを問い詰めます。

その場面を見ていた部隊のリーダー、アイヴスは時間の挟み撃ちにされたんだと言いました。時間の挟み撃ちとはある人が一度ある出来事を経験してから、逆行マシーンを使い自分を逆行させて、過去にさかのぼってまたその出来事の時点に戻ることを言います。

セイターが主人公たちの行動を逐一理解していたのは、そのためだったのです。
そこで主人公とニールたちは担架でキャットを運び、機械の中に入り、その時点からオスロ空港を襲った時点まで戻ることに決めます。その前に主人公はセイターが取り戻しに行った謎の物体を取り返しに行こうとします。

TENETテネットのあらすじ6 時間の逆行

ここで初めて主人公は現在から未来へではなく、現在から過去に逆行した時間の流れの中を進むことになります。逆行中は通常のように空気が吸えないため、ボンベを付ける必要があります。走ると、正面ではなく、背中に風が当たります。熱交換も逆になるため火に触れると、冷たく感じます。ただし、重力は同じだが、自分の周囲は反対方向に動いているかのように見えます。

主人公は車に乗って、さきほどのカーチェイスの現場に行きます。そう、さっき猛スピードで逆走してきた車の運転手は彼自身だったのです。

ところが彼の自動車は途中で横転してしまい、セイターに火を付けられてしまいます。主人公はベッドの上で目を覚ましました。ニールは彼を見て、爆発で低体温床になった奴は君が初めてだ、と言います。

主人公は、取り返しに行ったものの結局謎の物体を盗られてしまったと悔やみました。そして、一度起きたことは変えられないことをやっと理解したよ、というのでした。

主人公は、セイターが謎の物体のことをアルゴリズムと呼んでいるのを聞きました。ニールの説明によれば、アルゴリズムとは9つに分かれた物理的形状の公式で、9つ組み合わせることで、物や人だけでなく世界全体のエントロピーを逆行させることのできる機械装置のことをいうそうです。そう、あの謎の物体とはアルゴリズムの一つだったのです。

しかしもしアルゴリズムを起動させて世界全体を逆行させれば全生命が消滅します。それこそがセイターが企んでいることで、テネットが阻止しようとしていた第三次世界大戦といわれていたことなのです。

オスロ空港についた主人公とニールはマスクをかぶった状態でキャットを担架に乗せて、フリーポートの部屋の中にある逆行マシーンに向かいました。

しかしそのとき主人公がジャンボジェットの爆風に吹き飛ばされて、建物の中へと放り込まれてしまいます。

そこには以前、絵を盗みに来た主人公とニールの姿ありました。そうあのとき二人が戦ったマスク姿の男は主人公本人だったのです。主人公は格闘の末、マシーンの中を通過して順行に戻りました。

主人公が自分自身とニールの気を引いているうちに未来から来たニールがキャットと一緒に逆行マシーンに入り、時間を順行に戻しました。

これによって未来から来た三人は普通の時間の流れの中に戻り、逆行弾を受けたキャットの傷も癒えたのでした。

主人公はその足でプリヤに会いに行きました。プリヤはアルゴリズムのことも全て知っていました。知ったうえで主人公にセイターに接近させ、アルゴリズムを奪う計画を練らせ、失敗させていたのでした。

そうすることによって9つあるアルゴリズムをセイターに全て集めさせようという計画だったのです。

プリヤは主人公にノルウェーのトロンハイムに向かうように指示します。そこでチームが最後のオペレーションのために待機しているというのです。アルゴリズムを逆に利用してセイターと戦う作戦に出るというのです。

TENETテネットのあらすじ7 ファイナルオペレーション

しかしながらセイターを殺すことはできませんでした。なぜならセイターには脈に発信機が装着されており、彼が死んだらアルゴリズムが作動するようになっていたからです。つまり彼の死は全世界の滅亡を意味していました。

ところがキャットは主人公とニールに、セイターは末期癌を患っていていずれにしろ死ぬつもりであることを伝えます。そうセイターは最初から自分と一緒に世界を道連れにする気だったのです。

もし自ら死を選ぶならセイターは最後に夫婦が幸せを感じたベトナム旅行中に死ぬのではないかと考えました。

そこで彼らの作戦はセイターが自殺する前に9つ揃ったアルゴリズムを全部奪うというものでした。

アルゴリズムが埋められているのは、かつてセイターが住んでいたストルスク12と呼ばれる旧ソ連の閉鎖都市の地下。そこでは地下実験が行われていました。
そういえばストルスク12では14日に爆発があったとイギリス人の情報提供者クロスビーが言っていたのを主人公は思い出します。その爆発によってアルゴリズムが地下へと埋もれてしまったなのだそうです。

そこで主人公率いるテネットの軍隊は14日のストルスク12に戻って時間の挟み撃ちを行います。レッドチームは時間を順行し、ブルーチームは逆行します。ブルーチームはすでに作戦を終えており、爆心地にすでに爆弾を落とし、アルゴリズムが隠されている場所へと続く道を作っています。

あとは爆発前にアルゴリズムを取ってくるだけです。両チームに与えられた時間は10分。 主人公は軍隊のリーダー、アイヴスと共にアルゴリズムのある地下へと降りていくのが任務でした。

ところがいざ地下へと進むと、アルゴリズムを目の前にしたところには鉄格子にカギがかけられていました。鉄格子の向こう側にはテネットの軍隊の一員とみられる男の死体と、かつてオペラハウスで見た、オレンジ色の紐で結ばれたお守りのついたバックパックがありました。

一方、ニールは地下にある逆行マシーンの中に入り、未来から先回りして鉄格子の向こう側にまで行きます。そうそこに転がっていた体はニールのもので、オレンジ色の紐のお守りも彼のだったのです。

ニールはそのままの足で車を運転し、アルゴリズムを奪ったアイヴスと主人公を爆発と同時にロープで地下から引き上げました。

見事、彼らはミッションを完了させたのです。その直前にキャットはセイターをヨットの上で殺していました。

そしてすかさずヨットから海へと飛び降りたのでした。その姿を過去の自分自身が見つめていました。セイターは死にましたが、アルゴリズムは作動しませんでした。

主人公とニールとアイヴスはアルゴリズムを三等分して、それぞれで責任をもって隠すことにしました。

最後に主人公はニールに誰に雇われたのか聞きました。すると、ニールは未来の主人公に雇われたんだと言いました。そうテネットの黒幕はプリヤではなく、主人公自身だったのです。彼が未来でニールや過去の自分自身を雇っていたのでした。

その後、主人公はキャットのいる場所へと向かいました。そこではプリヤが今まさに秘密を知り過ぎているキャットを殺害しようとしているところでした。

プリヤはキャットと彼女の息子のマックスだけは任務が終わった後も消すことはないと約束していたにも関わらず、それを破って抹殺しようとしていたのです。主人公はそれを阻止するために仕方なくプリヤを殺します。プリヤもまた主人公に雇われていた一人にすぎなかったのです。

主人公はキャットと息子のマックスが幸せそうに歩いて行く姿を車の中からただ見つめていました。


テネットを見る前に知っておくべき4つのこと

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クリストファーノーラン監督のSFスパイアクション、テネットが世界各国で上映され、ファンの間で大きな話題を集めています。

すでに別の動画では本作のあらすじを紹介していますが、この動画ではこれからテネットを見ようと思っている人のために注意点とネタバレなしの感想を述べていきます。

テネットは吹替で見ないほうがいい

映画は吹替で見るべきか、字幕で見るべきか、という論争がときどき起こりますが、本作に関しては絶対に字幕で見ることをおすすめします。

なぜならテネットはBGMの音が大きすぎて、会話が聞き取れないことが多々あるからです。これはすでに多くの視聴者が批判している点で、アクションシーンにおいてあまりにもBGMや爆発音が大きすぎるために登場人物の言っていることが聞こえにくいのです。

また、登場人物が多くのシーンでマスクを使っているため、マスクの上から喋るシーンが多く、余計に聞き取りづらくしています。

もしかすると、日本語吹き替えの場合は音量のバランスがオリジナルと多少違っている可能性もありますが、もしそうじゃない場合は大事なセリフを聞き逃すことになるので、確実に理解したい人はぜひ字幕で見ましょう。

テネットはムーランより高い

先日、ディズニープラスで配信されたムーランが2980円だったことで賛否両論が沸き起こりましたが、テネットはムーランよりもむしろ高くつきます。

なぜなら1度見ただけでは到底理解できない、あるいは物語の醍醐味を味わることができないからです。

鑑賞後、たとえ理解できていなくても、もやもやが残っても特に問題ない、という人は一度でいいかもしれませんが、ちゃんと理解を深めたい、すっきりしたいという人は複数回見ることになるでしょう。

そのため2時間半と1800円のコストだけでなく、最低でも5時間と3600円のコストは覚悟しておくべきです。

テネットを見る前に必要な予備知識

テネットでは物語の中で多くの物理学の専門用語やパラドックスにまつわるキーワードが度々登場します。そのためもしこれらの専門用語の意味を知らないと、取り残されてる可能性が強いです。

特にエントロピーの法則、マクスウェルの悪魔、親殺しのパラドックスなどについてはテネットを鑑賞する前に事前に意味を調べておくことをおすすめします。

中でもエントロピーの法則は、本作のテーマとなっている時間の逆説を理解する上では最も大切な要素なので、ぜひ理解しておきましゅお。

テネットはクリストファーノーランの最高傑作ではない

これまで数々の名作を生みだしてきたクリストファーノーラン監督ですが、本作のテネットが最高傑作かというと僕はそうは思いませんでした。

まず、2時間半という長い尺を使っている割には独自のSF世界に対する説明が不足していて視聴者が取り残されるのが当たり前になっています。

実はテネットはもともと3時間を超える予定だったんだそうですが、そこから削りに削って2時間半になったそうです。

そのせいかテンポが早すぎて、登場人物たちが世界中の都市をめまぐるしく行き来しているうちにどこで何が起きているのか把握できなくなります。

また、終盤はストーリーがご都合主義になっていくことに歯止めがつかなくなり、強引な辻褄合わせが目立ちました。

それに対し、最初から最後までノンストップで続く先の読めないストーリー展開や迫力あるアクションは文句なしに素晴らしかったです。

世界各国の興行成績も好調で、色々なファンセオリーを生み出していているという意味でも十分に成功した作品といえるんじゃないでしょか。

時間の概念をテーマにした作品という意味ではテネットはメメントやインターステラーと通じるものがありますね。

公開前は、夢や潜在意識をテーマにしたインセプションの続編なのではないかといった噂までありましたが、実際は違っていました。

いずれにしろ、面白い映画ではありましたが、ほかの過去作品と比べるとやや劣るかな、というのが正直な気持ちです。

テネットのニールの正体は○○!行動を徹底解説

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クリストファーノーラン監督のSF超大作テネットは、映画史上最も理解するのが難しい作品の一つといえるかもしれません。それだけ多くの謎に包まれており、鑑賞後も様々なシーンについて世界中のファンが議論しています。

そこでこの記事は本作の重要人物の一人であるニールの正体に迫っていきたいと思います。なお、ネタバレになりますので、まだ本編を見ていない人はくれぐれもスルーしてください。

テネットにおけるニールの役割

あらゆる場面で主人公を手助けし、ストーリーの重要な鍵を握っていたのがニールですが、実際彼はどんな時間軸を進んでいたのでしょうか。

それを理解するのは、本作の中で度々話題になった時間の挟み撃ち作戦について理解する必要があります。

挟み撃ちとは通常、あるスペースにおいて文字通り挟むように敵を囲い、相手を追い込んでいく作戦のことを言います。

それがテネットにおいてはスペースの挟み撃ちではなく、時間の挟み撃ちという概念で使われていました。

時間の挟みうちとはあるグループが現在から未来へと時間の流れに沿って行動するのに対し、別のグループは未来から過去へと逆行して進み、未来で得た知識や情報を過去の人間に提供して、便宜を図るというものです。

テネットの組織が地球の滅亡を防ぐためにやっていたオペレーション自体がそもそも時間の挟み撃ちで、それに大きな役割を担っていたのがニールだったのです。

というのもニールは未来で主人公に雇われ、任務を果たすために過去に送られてきたからです。

未来から時間を逆行してはるばる過去にやってきたニールはすでに何が起こるかを知ったうえで主人公を助けていましたね。

最初にニールが主人公を助けたのはオペラハウスのときでした。そのときニールはバックパックにオレンジ色の紐のお守りのようなものをつけていましたね。

そして最後は自ら自分の身を呈して主人公をかばい、命がけで地球を救ったのがほかでもないニールだったのです。

ニールは時間のループを完成させるために全てを終えた後に自らまた地下へと降りて行き、セイターの手下に撃たれに行きました。なぜなら彼はそうなる運命にあり、一度起きた出来事は決して変えられないからです。

ちなみにニールが最後に言った、自分にとってはこれが美しい友情の終わりだよ、といったセリフは、不朽の名作カサブランカで、主人公のリック・ブレインが言ったセリフの引用です。リック・ブレインはテネットの主人公と同じように、「これが美しい友情の始まりだよ」と言いますが、これから死が待ち受けているニールからすると、あの瞬間が友情の終わりなのでした。

ニールはなぜ主人公を守ったのか

ではそもそもニールはなぜ命を懸けて主人公を守ったのでしょうか。それはニールの正体がほかでもない主人公が愛し、命を救った女性キャットの息子マックスだからです。

ニールは子供の頃に主人公と出会い、それから月日を経て主人公に雇われ、過去に送られてきたのです。

ニールが大学で物理を専攻したのも主人公の影響があったに違いないです。おそらく主人公は将来キャットと結婚し、ニールを我が子のように育てたのでしょう。そして命を救われたニールが今度は過去に戻って主人公の命を救ったのでした。

つまり二人は過去、現在、未来の中でお互いの命を救う無限ループの中で生きていたのです。

ニールがマックスである理由

ニールがマックスである理由の一つ、それは彼の名前にあります。マックスとはMAXIMILIENの略で、最後の四文字をひっくり返すとNIELになりますね。

また、ニールとマックスの髪の毛の色や髪質は同じでした。ちなみにニール役を演じた、ロバート・パティンソンはもともと金髪ではありませんが、この役のためにわざわざ髪の毛を染めています。もしニールがマックスではなければストーリー上ロバート・パティンソンが髪の毛を染める必要があるでしょうか。

物語の中で一番最初に主人公とニールが出会った場面をもう一度思い出してみましょう。ニールは主人公が仕事中にお酒を飲まないことを知って、あえてダイエットコークを頼みましたね。

注目したいのはその直前にニールが唐突に主人公に聞いたセリフです。あなたは子どもを人質に取りますか。女性ならどうですか? といった質問をしましたね。あれはもちろんキャットとマックスを暗示するものだったのです。

ニールのキャットに対する行動も今思えば理にかなっていましたね。キャットがセイターに撃たれた後、コンテナの中でキャットを一番献身的にケアしていたのがニールでした。もとはといえば主人公がキャットを救いたいという一心でオスロ空港にまで連れて行くことになったのにも関わらず、無関係ともいえるニールがキャットに注射をするなど、手当てに当たっていたのは、彼女が自分の母親だからに違いありません。

また、キャットも最後のオペレーションの前にニールはどこにいるの? 彼にお別れを言っておいてと主人公に聞いていましたね。あれもキャットは未来の自分の息子に対して親近感を感じていたからでしょう。

また、ロンドンに住んでいたキャットがずっとイギリス訛りの英語を話していたのに対し、ニールもまたイギリス英語を話していましたね。

さらにエストニアのカーチェイスシーンで、主人公はニールに対して、「お前はエストニア語が話せるんだろ」と言って無線を盗聴させようとするシーンがありましたね。

なぜニールがエストニア語を話せるかというと、それは父親のセイターがエストニア語を話せるからです。

以上、ニールの正体についてでした。

テネットの意味は?トリビアと知っておくべきポイント

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謎に包まれた不可解なストーリーと、迫力満点のアクションによって映画ファンを興奮の渦に巻き込んだSF超大作がテネットです。

しかしながら鑑賞後もどうも理解できないもやもやを残したんじゃないでしょうか。そこでこの記事ではテネットをより楽しむためのトリビアの数々を紹介します。

1、 テネットの意味

本作のタイトルのテネットは一つや二つどころか複数の意味を持っていましたね。

一つは地球の滅亡を防ぐ組織のテネット。もう一つは頭から読んでも後ろから読んでも同じ意味になるパリンドローム、つまり回文を意味するテネット。

そして三つ目は、テネットの軍隊が遂行したオペレーションのことを指します。というのもブルーチームが10分逆行するのに対し、レッドチームが10分進むというのは、TENETの10を意味するTENから来ているからです。Nを中心にタイトルのTENが途中から逆さになっているのはそのためだったのです。

2、 ラテン語の回文

映画テネットは、西暦79年に古代ローマの町、ヘルクラネウムで見つかった有名なワード・スクエアからアイデアを得ています。

それの中央に描かれているのが本作のタイトルであり、秘密組織のテネットです。一番上と下に描かれているセイターは、悪役の名前に使われていました。

アレポは、キャットと仲のいいアートディラーの名前なのに対し、ROTASはオスロ空港の警備会社の名前に使われていました。

そしてOPERAはもちろん物語の冒頭に登場したオペラハウスのことを指しています。

3、 タイムトラベル

テネットも時間の中を移動するという意味では、タイムトラベルに関する映画といえるでしょう。

ただし、これまでのタイムトラベルものと一番違うのはピンポイントに行きたい年月を指して、過去や未来を行き来するのではなく、あくまでも現時点から先に進むか、それとも逆に進むかを選んで登場人物たちが行動する点にあります。

そのため現時点から1年後、あるいは一年前に行くには順行しようと、逆行しようとやはり一年の月日がかかるのです。

4、 赤と青

物語の中で赤と青は度々時間の流れを示すカラーとして使われていました。テネットにおける赤は順行、青は逆行を意味する、ということだけ知っておいても物語が分かりやすくなるのではないでしょうか。

例えば一番それが如実に現れていたのは、エストニアの港にあった、ガラス越しに赤と青に分かれた部屋の下りと、最後のオペレーションでメンバーたちがそれぞれ腕につけていたマークじゃないでしょうか。

それ以外にも逆行しているセイターに対し、順行しているキャットは赤いドレスを着ていたりと、コントラストにも使われているのに注目です。

ちなみにカラー以外ではマスクを着けているかどうかでその登場人物が時間を逆行しているかどうかが分かるようになっていましたね。

5、 オスロ空港に戻った理由

僕がテネットを見ていて個人的にひっかかったのはなぜ主人公とニールはキャットを連れてオスロ空港にわざわざ向かったのか、ということです。

逆行弾に撃たれた場合、時間を順行していたら致命傷になる、という設定は分かったんですが、撃たれたあの場でマシーンに入って逆行し、そのままあそこで時間を過ごしてまた順行に戻ればいいのではないのかと思ったのです。

これについては2回以上見てやっと納得しました。まず、エストニアのマシーンがあった場所はセイターのアジトのような場所でしたね。あそこはセイターの支配下にあったことからも、キャットの傷が癒えるまでの数日間をあそこで過ごすことは彼らにとってはとても危険だったわけです。

それよりもすでに一度訪れたことのあるオスロ空港に行けば何が起こるかを知ったうえで、飛行機の衝突事故に紛れ込んで、またマシーンに入ることができる、つまり順行に戻ることができる、そしてそれまでにキャットの傷は癒えている、と考えたわけです。

主人公にとって唯一予想外だったのは、あのとき過去の自分と格闘するはめになる、ということでしょう。

6、 なぜ主人公は自分と戦ったのか

ではなぜあのとき主人公は過去の自分自身と戦ったのでしょうか。あのシーンをよく見ると、実は戦っているのは過去の主人公ばかりで、未来から逆行してきた主人公は手を抜いているのが分かります。

その証拠に銃を手に取り、ガラスに向かって撃つシーンではあえて、銃口を過去の自分自身から外すようにしているからです。あのとき主人公は銃を発砲しながらも、もちろん自分を撃とうとはしていなかったのです。もし気づかなかった人はぜひもう一度見てください。

7、 未来の科学者とセイターの目的

未来の科学者はセイターを使って過去を変えようとしていました。なぜなら未来の地球は気候変動によって、とても人が住めないような場所になってしまったからです。

その原因は過去にあると考えた未来の人間は、アルゴリズムを開発し、世界中のあちこちに送り、セイターにそれを探させました。

そしてアルゴリズムを稼働させ、地球の全てのエントロピーを逆行させようとしたのです。そうすることで人類は消滅すると言われていますが、未来の人間はそのリスクを冒してでも過去を変えなければいけないと考えたそうなのです。

しかしながらセイターには別の計画がありました。末期癌の自分と一緒に人類を道連れにすることです。どうせ自分が死ぬなら、世界中の人々も死ぬべきだ、という強いエゴを彼は持っていたのです。

8、 過去は変えられない

いくらタイムトラベルをしようと、過去に起こった出来事は変えることができない、というルールのものに成り立っているのがテネットです。つまり起こるべきことは必ず起こるわけで、それはちょうど物語の中でも言及されていた親殺しのパラドックスと通じるものがありますね。

ある人が時間を遡って、血の繋がった祖父を祖母に出会う前に殺してしまったらどうなるか、というもので、どちらかを殺してしまえば、自分は生まれてこないことになります。したがって存在しない者が時間を遡る旅行もできないことになり、祖父を殺すこともできないから祖父は死なずに祖母と出会う、という堂々巡りのパラドックスです。

それを物語に置き換えると、そもそも主人公をはじめ、ほかの人々が存在しているということは、アルゴリズムが発動しないことを意味しているわけで、助かることは最初から決まっていたことなのです。

つまり定められた運命から逃れられない登場人物たちの無限ループの物語だったともいえそうですね。

テネットのラスト、タイムマシン、タイムラインを解説!

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多くの視聴者が一度見ただけでは、理解できない映画がクリストファーノーラン監督のSF超大作テネットです。

すでに複数の記事であらすじトリビアなどを紹介していますが、この記事ではさらに本作の難しくて見落としがちな細かい設定を解説していきます。

1、順行の人は逆行の人の言葉が理解できない

気づかなかった人も多いのではないでしょうか。そう、実はテネットの世界の中では、時間に対して順行している人は、逆行している人の言葉が理解できません。それに対し、時間に対して逆行している人も順行している人の言葉が同じく理解できない設定になっていました。

テネットについては、多くの視聴者が登場人物が何を言っているのか分からない、という批判があったのは、実は音響の問題だけでなく、会話の多くが逆に流れていたために聞き取れなかったのです。

ちなみに一番最初に主人公が逆行している人間の声をはっきり聴いたのは、エストニアでのカーチェイスシーンです。

あのとき、セイターをはじめ、彼の仲間たちは時間の挟み撃ちをしかけていました。そのときに主人公は、エストニア語を理解できるニールにセイター達の無線を盗聴するように言いましたが、ニールはエストニア語はエストニア語でも逆になっていると言っていましたね。

だからこそ、逆行していたセイターがキャットを車の中で人質に取っていた際に彼は一言も発せずに、指を3、2、1とカウントダウンさせていたのです。なぜなら時間に対して逆行しているセイターが、順行している主人公とニールに話しかけても理解されないからです。

一方で主人公が時間を逆行している最中にオスロ空港に行ったとき、彼は過去の自分自身と遭遇する下りがありました。あのときもよく耳を澄ませて聞くと、未来から逆行してきた主人公は、自分を取り押さえようとしている自分自身とニールの会話を理解できないでいます。

なぜならあのときも逆行している主人公にとっては、順行している過去の自分とニールの言葉は逆に聞こえるからです。

逆行マシーンに二人の自分が映る理由

映画テネットを理解するうえでもう一つ重要なポイントとなるのが、時間の流れを逆にすることのできるタイムマシーンじゃないでしょうか。

ちなみに英語ではあのマシーンはターンスタイルと呼ばれていました。ターンスタイルとは海外の地下鉄の改札などえでよく見かける回転式の扉のことを指します。

地下鉄のターンスタイルは、ガラガラと扉を回転させることで外から駅内へ、あるいは駅内から外へと出ることが可能になります。

一方でテネットおけるターンスタイルは時間が順行から逆行に、または逆行から順行に入れ変わる扉でした。

では一体なぜ物語の中ではいつもある登場人物が片方の扉から入ろうとすると、もう片方の扉から後ろ向きに扉に入ろうとする自分自身が見えたのでしょうか。

それはターンスタイルの反対側には扉をくぐった後の数十秒後の自分自身、あるいは扉をくぐる前の数十秒前の自分自身が映っていたのです。

図で説明するとこうなります。Aの自分が赤いの順行の部屋からターンスタイルに入ると、扉が回転し青い逆行の部屋から出ることになります。

Aの部屋に入ろうとしていた自分は窓越しに、その直後にBの部屋から出ようとしていた自分の姿を見ていたのです。

反対側の自分がいつも後ろ向きで部屋に入る、あるいは部屋から出て行こうとするのは、順行している人間にとっても逆行している人間にとっても、反対側の時間の流れを行く人間は全て逆に見えるからです。

また、主人公とニールが一番最初にオスロ空港に行ったときに空っぽのマシーンから突然、未来の主人公が二人出てきたのは、順行にしている人間の目線からすると、まるで原因より結果が先に起こっているかのように見えるからです。

ファイナルオペレーションの目的

本作において、最も目的が理解しずらいオペレーションが最後にテネットの軍隊が遂行した時間の挟み撃ち作戦じゃないでしょうか。逆行してくる青チームと、順行していく赤チームが力を合わせて戦った、あのオペレーションは一体なんだったのでしょうか。

まず、オペレーションが行われたストルスク12では14日に爆発が起きることは最初から決まっていました。それはかつてイギリス人の情報提供者のクロスビーが主人公に言っていましたね。

一見、あのオペレーションはその爆発を食い止めるものだと考えがちですが、実はそうではなく、爆発を除去するのを失敗するための計画だったのです。

なぜあえて失敗しなければならないのか。それはセイターの計画通りに爆弾が爆発することでアルゴリズムが地下へと埋もれていったと彼を信じ込ませるためだったのです。

一方で主人公とアイヴスの二人はこの作戦に紛れてほかのメンバーには一切事情を話さずに密かにアルゴリズムを奪還しようとしていました。

そうすればセイターは世界中の人々を道連れに死ぬことができた、と勘違いして死んで行くことになるからです。

しかしながら予想外の出来事が起きました。それはセイターが主人公とアイヴスがアルゴリズムを奪いに来ることを悟って、罠をしかけていたからです。爆弾でまず通路の入り口を塞ぎ、アルゴリズムの前に鉄格子で鍵をかけていたのでした。

そしてそれを救ったのがニールです。オペレーションの際に未来から逆行してきていたニールは主人公とアイヴスが入っていった通路の入り口が爆発で塞がれるのを目撃していました。ニールはクラクションを鳴らして警告しましたが、二人は気づかずに通路の中に入っていってしまいます。

そこでニールはストルスク12の地下にあった逆行マシーンの扉をくぐって時間を順行に戻し、車を運転して二人を地下から引き上げようと試みました。

一方で未来のニールは鉄格子の扉を開けて身を呈して主人公を救います。そのおかげで主人公はアルゴリズムを奪い、もう一人のニールに引き上げてもらうことが可能になったわけです。

あのオペレーションのシーンがややこしいのは、シーンごとに順行の目線になったり、逆行の目線になったり、目まぐるしく入れ替わることにあります。つまり必ずしも時系列順にシーンを見せていないために、何が先に起こって、何が後に起こったのかが分からなくなっているのです。

時間軸は一つしかない

テネットを理解するうえでもう一つ重要なことは、テネットにおいては時間軸は一つしか存在しないということです。

一つの時間軸の中で、登場人物が順行するか、逆行するかを選んでいるだけなのです。しかしもしある登場人物が時間を逆行する際には、順行している自分自身を含めて複数の自分自身が存在することになります。

そして順行と逆行を何度も繰り返しているうちに二人どころか三人、四人と自分自身が増えていくのがポイントになっていました。

特にニールの場合は、未来から主人公に雇われて現在にまで来たために少年時代の自分であるマックスも含めて、多くのニールがいました。

それに対し、主人公も順行している主人公と、逆行してオスロ空港に行った主人公、さらに未来から過去の自分を雇っている主人公など、一つの時間軸の中で複数存在しているのが分かります。

そして複数存在している登場人物たちが無限のループの中で助け合うことによって、アルゴリズムを発動させない世界、つまり人類が滅亡しない世界のバランスをなんとか保っていたのでした。

しかしこれにはもちろん多くの矛盾点が含まれます。一度起こったことは必ず起こるならそもそも未来の人間がタイムトラベルをする必要がないんじゃないのか、というのがその一つじゃないでしょうか。

物語の中で親殺しのパラドックスが言及されているように、ある人間が過去に戻って、自分の祖父を殺してしまったら未来の自分自身が存在しないことになるので、そもそも過去に行くことはできない、という理論と同じで、そのパラドックスを映像化したのが、このテネットといえそうですね。

>>テネットのニールの正体は○○!行動を徹底解説

>>テネットの意味は?トリビアと知っておくべきポイント

>>映画テネットの意味とあらすじ!インセプションの続編?

>>テネットを見る前に知っておくべき4つのこと

【テネット】セイター、プリヤを操っていた黒幕と主人公のその後

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難しすぎてついつい何回も見たくなるのが、クリストファーノーラン監督によるSF超大作がテネットです。

すでに別の記事であらすじ、ネタバレ、解説など様々な視点で本作を検証しましたが、この記事では本編で明かされなかった謎の部分をピックアップしたいと思います。

あなたはこれらの謎についてどう思いますか?

CIAの毒薬

オペラハウスのオペレーションを成功させた主人公は、その直後ロシア人のマフィアに捕まってしまい拷問を受けました。

そこで主人公が取った行動は仲間の命を守るため、口を割らないために、毒薬を自ら飲んで、自殺するというものでした。

しかし次の瞬間、彼は知らない場所で目を覚まし、毒薬が偽物だったことを聞かされます。あれはテネットの任務を任せるだけの能力があるかどうかを図るためのテストだったと言われていましたね。

一方、末期癌のアンドレイ・セイターが自殺して、世界中の人々を道連れにしようとしていたときにも同じ毒薬を持っていました。彼はあの薬をCIAから借りたと言っていましたね。

もし主人公が飲んだ薬と、セイターが飲もうとしていた薬が同じものだとしたら、たとえセイターがベトナムのボートの上であの薬を飲んだとしても死ななかったことになります。

あるいはセイターが持っていた薬は本物だったのでしょうか。

なぜ未来の科学者はセイターを選んだのか

未来の地球は気候変動によって人間がとても住めないような環境になってしまいました。その原因を作ったのは過去の人間だと考えました。過去の人間たちが散々環境破壊をしてきたせいで地球の未来は失われてしまったのです。

そこで科学者たちはエントロピーを逆行させる技術を開発します。そうすれば時間を現在から未来へではなく、現在から過去へと逆行させることができるからです。ボロボロの地球にはすでに未来がなかったため、過去に行くしかなかったのです。

そしてその技術を基にターンスタイルと呼ばれるタイムマシーンと、9つの物体からなるアルゴリズムと呼ばれる世界中のエントロピーを逆行させる差動装置を作りました。

そしてアルゴリズムの一つを、かつて若かりし頃のセイターが住んでいた旧ソ連の閉鎖都市ストルスク12の地下に埋めました。

当時、セイターは原爆の実験が行われていたその場所でプルトニウムを掘りあさる仕事をしていました。そしてプルトニウムを探している最中に偶然、アルゴリズムを発見したのです。

もちろんそこに埋めたのは未来の科学者たちです。これをきっかけにセイターは未来の科学者たちのために働くことになります。報酬としてセイターには逆行技術が施された金塊が与えられました。

しかしながらなぜ未来の科学者たちはセイターにこんな重要な仕事を託したのでしょうか。滅びようとしていた地球を救う人物としては、強い野望を持ち、手段を択ばないセイターはとても適任には思えません。

あるいは、セイターのように手段を択ばない人間だからこそ、未来の科学者たちは、地球の全てのエントロピーを逆行させる、といった大胆なことを成し遂げてくれると思ったのでしょうか。

プリヤの役割はなんだったのか

テネットの登場人物の中で、謎の存在だったのがプリヤです。長い間、テネットの黒幕だと考えられていた彼女は実は主人公に雇われていたことが最後に判明します。

しかしながら実質、途中までは主人公に指示を出していたのはプリヤで、彼女がテネットの活動の大部分を指示していたようにさえ見えました。

時には主人公を欺き、あえて作戦を失敗させるなどして、プリヤは自分の目的を果たそうとしていましたね。

また、ラストシーンでは、多くのことを知り過ぎていたキャットと彼女の息子を殺す、という冷酷なことをしてまでも、テネットの活動や秘密を守ろうとしていました。

しかしもしプリヤもまた主人公に雇われていた一人なら、なぜ主人公が守ろうとしていたキャットを殺す、といった発想に至ったのでしょうか。あれはあくまでもプリヤの独断による行動だったのでしょうか。

主人公はあの後なにをしたのか

物語が幕を閉じた後、未来でテネットを設立し、ニール、プリヤ、そして過去の自分自身など雇って地球を救ったのが主人公です。

彼は最後にキャットとマックスを殺害しようとしていたプリヤを阻止し、幸せそうに歩いて行く、キャットとマックスの姿を車の中から見届けましていましたね。

しかしながら主人公はニールと別れるときに、キャットには会いに行かない、と約束していました。遠くから見るだけでも危険すぎると言っていたにも関わらず、ついつい会いに行ってしまったのは、やはりキャットとマックスを見殺しにはできなかったためでしょう。

それだけ主人公はキャットのことを愛していた、といえそうですね。そして愛するキャットと主人公、そしてマックスの三人はあの後、一体どういった人生を歩んでいくのでしょうか。

三人は共に暮らし、お互いに課せられた地球を救う重要な任務を背負いながら、逃れられない運命と無限ループは再びたどっていく。そう考えると、一見ハッピーエンディングなようなとても切なくなるのは気のせいでしょうか。

以上、テネットが残した謎の数々でした。

テネットのカーチェイスシーン徹底解説!プルトニウムは誰の手に?

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映画テネットにおいて最もスピーディーかつ、理解するのが難しかったシーンがカーチェイスシーンじゃないでしょうか。

そこでこの記事ではテネットのカーチェイスシーンを詳しく検証していきます。

時間の挟みうち

まず、カーチェイスシーンを理解するために大切なのは、時間の挟み撃ち、という概念です。

時間の挟みうちとは、一つの時間軸の中である人物が現在から未来へ、別の人が未来から過去へと逆行することを言います。

未来から過去へと逆行する人は、すでに起こった出来事を知っている、あるいは体験しているため、特定の時間に何が起こるかを理解しています。

その知識と体験をもとに再び同じ出来事に参加することで有利に立てる、あるいは逆側の時間の流れを行く人に便宜を図ることができるのです。

時間の挟みうちでポイントとなるのが必ず順行する側のチームと、逆行する側の2チームいることです。

分かりづらかったかもしれませんが、カーチェイスシーンにおいても、逆行するセイターと、順行するセイターの手下による二チームが共に行動していたのです。

そのためセイターをはじめ逆行していたチームはマスクをしていたのに対し、順行していたチームはマスクをしていなかったのです。

プルトニウムはどこへ消えたのか

そもそもエストニアのハイウェイでカーチェイスが起こったのは、九つあるアルゴリズムの一つであるプルトニウム241をめぐってでした。主人公とニール、そしてセイターたちも同じプルトニウを追いかけていたわけです。

しかしあのシーンを見ると、プルトニウが道路の上で行ったり来たりしてどこに消えたのかよく分からなくなっていましたね。

そしてあやふやのままカーチェイスがいつの間にか終わり、オスロ空港のシーンへと移っていった、という印象を受けたんじゃないでしょうか。

まず、主人公が順行していたとき、プルトニウムはもともと装甲車の中にありました。そこで消防車などを使って主人公が装甲車に侵入し、プルトニウムを奪いました。

そのタイミングで、未来から過去へと逆行してきたセイターが逆走しながら登場します。そして妻のキャットを殺すと脅しました。

キャットを殺されたくなかった主人公はたまらずプルトニウムが入ったオレンジ色のスーツをケースをセイターの車に向かって投げます。

しかしよく見ると、あのとき主人公はケースだけセイターに向かって投げましたが、中身のプルトニウムは投げませんでした。順行のシーンでプルトニウムが最後に映っていたのは主人公の車の中でした。

一方、逆行のシーンではどうでしょうか。時間を逆に進みながら主人公は先ほどの現場に猛スピードで向かいました。そして過去の自分がプルトニウムのケースを投げるタイミングでセイターと過去の自分の車の間に割って入っていきます。

そして順行のときには映っていませんでしたが、実はあのとき過去の主人公が、未来から逆行してきた主人公の車の中へとプルトニウムを投げていたのです。

つまりどういうことかというと、プルトニウムは最終的には逆行していた主人公の車のバックシートの中に落ちていたのです。

これを順行の目線で見ていくと、主人公はあの状態から港にあったセイターのアジトにまで戻っていくことになります。そしてプルトニウムはあのとき港に止まっていた車のバックシートの中にすでにあった、ということになるのです。

逆行の世界では結果が原因よりも先に来るので、逆行目線の主人公が、過去の自分からプルトニウムを受け取る前にはすでにプルトニウムが車の中にあったことになるのです。

これを裏付けるシーンが一つあります。それは初めて主人公が逆行の世界に踏み入れ、車に乗り込んだとき、彼がまず一番最初にしたことはバックシートを確認することでした。そう、あのとき主人公は車の中でプルトニウムを見ていたのです。

セイターはいつプルトニウムを奪ったのか

ではセイターは一体いつあのプルトニウムを奪ったんでしょうか。それは残念ながら物語の中では語られていません。全ての出来事が起こってから、また時間の逆行と順行を繰り返し、港にとめてあった主人公の車から奪ったと考えられそうです。あるいは全く別の出来事のときに奪った可能性もありますね。残念ながらそれを描写するシーンはありませんでした。

いずれにしても主人公がプルトニウムを持っていた、ということが分かっただけでも一つすっきりしたのではないでしょうか。

以上、テネットのカーチェイスシーンについてでした。

テネットの疑問を全部解説!マスク、消滅、同一人物、マックスの真相

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映画テネットが日本で劇場公開されてからしばらくたちますが、いまだによく理解できなかった、といった質問が多く寄せられています。

そこでこの動画では最も多かった質問に答えていきたいと思います。テーマはずばり、あなたが実は勘違いしているテネットの設定です。

ニールはなぜマスクをしていないのか

もしニールが未来の主人公に雇われ、何年もかけて過去へと来たのなら、なぜ彼は常時マスクをしていないのでしょうか。

それはマスクが必要なのは逆行中のみで、逆行してからまた順行に戻ればマスクは必要なくなるからです。

それでいうと、冒頭のオペラハウスのシーンでニールはマスクと防具服を着ていましたね。そのことからあのとき彼は逆行中だったことが分かります。

また、オスロ空港に主人公と共に戻ったニールもやはりマスクと防具服を着用していました。

その一方で初めて主人公に出会ったインドのムンバイではマスクはしていませんでした。それもそのはず、あのときすでにニールは逆行から順行に戻っていたからです。

過去の自分と接触してもなぜ主人公は消滅しなかったのか

一番最初に主人公が逆行したときに、彼はテネットの軍隊の一員である女性から、過去に戻ったとしても、決して自分自身とは接触してはいけない、と言われました。

主人公はその助言を破って、オスロ空港にて過去の自分自身と格闘になってしまいます。しかしなぜか未来から来た主人公も過去の主人公も消滅せず、命は無事でしたね。そのことからあの防具服を着ていれば接触してもなんとか無事でいられる、ということが分かります。それはもしかすると、過去の自分に自分の姿を見せていないからなのかもしれませんね。

もしあの格闘シーンでマスクを脱がされていたら、二人は消滅していたのかもしれません。

なぜ死んだはずの登場人物が存在するのか

質問の中で多かったのは、なぜニールやセイターが殺されても、別のニールやセイターが以前として存在するのか、というものです。

これは別の動画でもすでに解説しましたが、テネットでは主人公、ニール、キャット、セイターなど、複数の同一人物が同じ時間軸に登場します。それはターンスタイルと呼ばれる逆行マシーンをくぐって、順行と逆行を繰り返すうちに、どんどん自分自身が増えていくからです。

そしてたとえそのうちの一人が死んだとしても、テネットのストーリー自体がいわゆる無限ループの中の出来事を描いているため、もう一人は生きている、といったことが起こっているのです。

逆行中は若返るのか

逆行マシーンをくぐって、逆行の世界に踏み入れた途端、登場人物が若返られないとおかしい、といったコメントも多くもらいました。これは理論上は確かにその通りだと思います。

しかしもし登場人物が若返ってしまったら、そもそもストーリー自体が破綻してしまうため、若返ることはないと考えていいでしょう。

例えば、もし若返るのだったら、セイターは癌で死ぬことはなくなります。なぜなら逆行して癌が発生する以前に戻ればいいからです。そしたら彼は世界を滅亡に追い込むこともなかったでしょう。そしたらテネットという組織の存在意義すらなくなってしまいます。

あるいは未来の科学者たちも若返りが可能ならば、逆行と順行を永遠に繰り返していれば、未来の環境問題を嘆く必要もなかったはずです。

つまりストーリー上、若返るという設定は使えなかったことが分かりますね。

ニールはなぜ鉄格子を閉めたのか

ファイナルオペレーションを終えたニールは、過去に戻り、地下へと降りていき鉄格子を開け、そしてまた鉄格子を閉め、身を呈して主人公の命を守ります。あのとき、なぜ一度開けた鉄格子を、ニールは再び閉める必要があったのか、という質問もありました。

これに関しては、あのシーンを逆行目線で見れば分かりますが、ニールはあのときセイターの手下が主人公とアイヴスのほうに行かないように、彼らの安全のためにあの鉄格子を閉めたのでした。

そう、ニールはそこまでして主人公を危険から守ったのです。あのシーンをよく見ると、どれだけニールが主人公を慕っているかがよく分かり、そして最後まで主人公のことを考えて死んで行ったのかが理解できます。

ニールは本当にマックスなのか

これに関しては、監督自身が視聴者に解釈をゆだねているので、はっきりとした答えは出ないでしょう。ただ、僕はニールはマックスだと確信しています。それはすでに別の動画でも解説しているとおりです。

ニールが未来から何十年もかけて帰ってきたとなると、ラストシーンで「数年後に雇われた」というセリフの辻褄が合わなくなる、という質問もたくさんもらいましたので、ここで改めて指摘したいと思います。

まず、ラストシーンで主人公がニールと別れる前に、誰に雇われたのか、と聞き、ニールが主人公自身に雇われたことを明かしましたね。

そのときニールは、次のように言いました。
Years ago for me, Years from now for you.

残念ながら、日本語字幕では、これを「自分にとって数年前、あなたにとっては数年後」といったニュアンスで訳してしまったようですね。

しかしながら、もしこの字幕によって多くの視聴者が、まるでニールが主人公から物語の数年後に雇われたと勘違いしてしまったのなら、かなり大きな翻訳ミスです。

Years ago というのは、実は「何年も前」という意味で、Years from nowというのは逆に「今から何年も後」という意味になり10年後でも、20年後でもあてはまるのです。

もし1、2年という短いスパンの話なら、英語ではa few years ago、またはa few years from nowとするのが普通だからです。

ただし、ある視聴者のコメントによると、二回目に見たときにはこの部分だけ字幕が「数年後」から「何年後」かに修正されていたそうです。もしこれから二回目を見に行く方がいたらぜひこの部分を注意してみてください。

さて、僕がなぜニールがマックスであるのか確信しているのか、それはすでに別の動画で述べた伏線の数々だけじゃありません。

まず、クリストファーノーラン本人が、ニールの本名はニールじゃないかもしれない、とあるインタビューで発言していることが一つと、もしニールがマックスじゃなければ、これだけニールとマックスをつなげる多くの伏線を製作側がわざわざ用意する必要が全くないからです。

マックスをニールと同じ髪型、髪の毛の色、出身にする必要もなければ、ニール役を演じたロバート・パティンソンの髪の毛を染めたりする必要もないのです。

なぜ、ニールの髪の毛が茶髪、あるいは黒髪じゃないいけないんでしょうか。それば金髪にする必要があったからです。なぜニールがイギリス英語とエストニア語を話せなければならないんでしょうか。それはそうする必要があったからです。

世界中のあらゆるところの出身地の俳優が出演するハリウッド映画においては、登場人物同士の血縁関係を合わせるために、それこそ英語の訛り、肌の色、髪の毛の色などを合わせたキャスティングをするのが当たり前です。

例えばスターウォーズの続編三部作シリーズのヒロイン役にイギリス出身のデイジー・リドリーがキャスティングされたのは、後々彼女をパルパティーンの孫、あるいはオビワンケノービの孫としてサプライズを起こす意図があったからです。

最終的にレイはパルパティーンの孫ということで落ち着きましたが、実はまだどうするか決まっていなかったエピソード7の段階ではオビワンケノービの孫であることを匂わす、伏線も多く張られていたのです。

テネットも同じように、細部にまでこだわる監督であるクリストファーノーランが無駄な伏線を貼るとは考えにくく、キャスティングの時点からすでにニール、マックスに共通点をもたせているのは、二人が同一人物だからにほかならないのです。

もちろんニールはマックスじゃないと考えるのは個人の自由ですが、製作側の立場に立ってなぜ至るところに伏線を貼ったのか、ということを考えると、自ずと答えは見えてくるのではないでしょうか。

以上、テネットの設定についてでした。

>>テネットのカーチェイスシーン徹底解説!プルトニウムは誰の手に?

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マンダロリアン・シーズン2あらすじ&トリビア!ボバ・フェット登場

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スターウォーズファン待望のスピンオフシリーズ、マンダロリアンのシーズン2がついにディズニー+にて配信がスタートしました。

そこでこの記事では、エピソード1のあらすじを始め、今後のストーリーの考察やトリビアを紹介していこうと思います。

エピソード1のあらすじ

マンドーことディン・ジャリンはシーズン1のラストでアーマラーことマンダロリアンの武器職人から、ザ・チャイルドを故郷まで連れて行くミッションを課せられました。

しかしそのためには一人ではなく、ほかのマンダロリアン戦士の助けが必要と考えたディン・ジャリンは、マンダロリアン戦士の所在を知るエイリアン、ゴア・コレッシュに会いに行きます。

ディン・ジャリンが向かった先は、豚に似た種族ガモーリアン同士を戦わせてお金を賭ける、とばく場でした。

ところが実はゴア・コレッシュは、ディン・ジャリンが身に着けているアーマーの素材であるベスカーを奪おうと、ディン・ジャリンを逆にこの場所におびき寄せたのでした。

ディン・ジャリンはたちまちエイリアンたちに囲まれ、銃を突き付けられます。危機一髪に陥ったディン・ジャリンですが、アーマーの武器を使って難なくエイリアンたちを撃退し、ゴア・コレッシュから強引にマンダロリアン戦士の居場所を聞き出します。

それによると、なんと砂漠の惑星タトゥイーンにマンダロリアン戦士がいるというのです。すでに何度もタトゥイーンに足を運んだことのあるディン・ジャリンは不思議に思いました。

しかし惑星タトゥイーンにある、聞いたこともない街、モス・ペルゴにいると聞き、その情報が正しいと確信します。そしてディン・ジャリンはザ・チャイルドを連れて惑星タトゥイーンのモス・ペルゴへと向かうのでした。

ところがそこでディン・ジャリンは巨大なドラゴンと遭遇するのでした。

エピソード1のトリビア

シーズン2のエピソード1ではお馴染みのキャラクターやトリビアが満載でした。

例えばガモーリアンは、、スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還で初登場したキャラクターです。

また、スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 から度々敵役として登場するサンド・ピープルことタスケン・レイダーも再び顔を見せます。それも面白いのが同エピソードで、タスケン・レイダーはなんと主人公や人間と協力関係になるのです。

かつてルーク・スカイウォーカーを襲い、アナキン・スカイウォーカーの母親を殺したタスケン・レイダーがまさか味方になるとはだれが予想したでしょうか。

ほかにはスターウォーズで度々登場する飲み物である青いミルクが惑星タトゥイーンで画面に映ります。最初に青いミルクを飲んでいたのはルーク・スカイウォーカーの育ての親でもあるオーウェン叔父さんでしたね。

また、タトゥイーンでコブ・バンスが乗っていたスピーダーや幼少時代のアナキン・スカイウォーカーが乗っていたものを改造したものであることが分かります。

そして最大のトリビアがほかでもないボバ・フェットでしょう。ボバ・フェットはお馴染みのツインサンセットを背景にラストで意外な形で姿を見せます。

ボバ・フェットに一体何があったのか!

噂通り、マンダロリアンシーズン2ではエピソード1からいきなり、ファンの間で根強い人気を誇るキャラクター、ボバ・フェットが登場します。

といってもボバ・フェットのアーマーを着ていたのは彼自身でありませんでした。コブ・バンスという名のモス・ペルゴの指揮を執る男でした。なんでも彼はボバ・フェットのアーマーをかつてジャワと交換したというのです。

なぜジャワがボバ・フェットのアーマーを持っていたのかは謎ですが、このことからもボバ・フェットはスターウォーズエピソード6で死ななかったことがはっきりしました。もしあのときボバ・フェットがクリチャーに食べられて死んでいたとしたらとてもアーマーがあんなに綺麗な状態で見つかるわけがないからです。

では一体なぜボバ・フェットは自分のアーマーを手放したのでしょうか。もしかすると、スターウォーズエピソード6のときに怪我を負った末、治療するためにアーマーを脱がなければならなかったのかもしれません。

あるいはかつて賞金稼ぎの仕事を請け負っていた帝国軍に命を狙われることになり、ボバ・フェットのアイデンティティを捨てた、という可能性もありそうですね。

そしてマンダロリアンシーズン2のエピソード1のラストではボバ・フェット本人がタトゥイーンで姿を現しましたが、彼はもちろんマンダロリアンのアーマーを着ておらず、髪の毛はスキンヘッドになっていました。以前に登場したときとはだいぶ外見が変わっていましたね。

今後、ボバ・フェットは同シリーズにおいて重要な役割を担うと言われており、僕の予想ではモフ・ギデオンといった帝国軍の残党の仲間ではなく、最終的には主人公の味方をするようになるんではないかと思っています。

いずれにしても、人気キャラの復帰が実現したことで、今後ますますマンダロリアンシリーズから目が離せなくなりそうですね。

以上、マンダロリアンシーズン2エピソード1についてでした。

ダース・モールは生きている!スターウォーズで復活する3つの理由

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スターウォーズシリーズの人気、ヴィランの一人といえばダース・モールです。そのダースモールがスターウォーズシリーズで復活する可能性が高いです。

もちろん、すでにスターウォーズ反乱者たちで、オビワン・ケノービに倒されたことは知っています。それでもダース・モールはまだ復活するのです。そこでこの記事ではその理由を3つ述べたいと思います。

ダースモールが復活する理由その1
スターウォーズでは死んだキャラがいつでも復活できる

スターウォーズの世界ではこれまで死んだと思われていたキャラクターが度々蘇っています。特に落下して死んだと思われたキャラクターは実写シリーズにおいては必ずといっていほど復活しています。

ダースベイダーに腕を切られて原子炉シャフトの下に落とされたルークスカイウォーカーは危機一髪のところで柱に捕まって命拾いしました。

サルラックの胃の中へと落ちていったボバフェットもマンダロリアンシーズンで生きていたことが分かりました。

なによりルークスカイウォーカーとアナキン・スカイウォーカーが力を合わせて完全に息の根を止めたはずのパルパティーンですら、エピソード9で蘇りましたよね。僕はメイス・ウィンドゥですらまだ生きているとは思っています。

ちなみにスターウォーズエピソード9の劇場公開前にパルパティーンが復活すると僕が言ったときも、やはり多くの視聴者からすでにパルパティーンは死んでいるから蘇るはずがないと言われました。

ボバフェットにしても同じです。ボバフェットがマンダロリアンシーズンシリーズでカムバックすると言ったときも、エピソード6で死んでいるから戻ってくるはずがないと言われました。

それを踏まえたうえで逆に聞きます。なぜパルパティーンやボバフェットが蘇ることができて、ダースモールだけできないのでしょうか。

すでにダースモールはクローンウォーズで復活し、反乱者たちで再び死んでいるからさすがに二度目の復活はない、という意見もあるでしょうが、それは理由にはなりません。

なぜならそもそもスターウォーズの世界における「死」は、実社会における「死」とは全く別物だからです。

死んだ者もダークサイエンスを使ってクローンとして蘇ったり、あるいはフォースゴーストとして肉体のない状態で存在し続けることも可能なのです。そう、いかなる手段を使ってもダースモールはまだ復活できる可能性が残されているのです。

ダースモールが復活する理由その2
もともとダースモールは新三部作に登場する予定だったから

スターウォーズの生みの親であるジョージ・ルーカスは実は長年スターウォーズの新三部作の構想を練っていました。しかしルーカスフィルムをディズニーが買収したことでジョージ・ルーカスに権限がなくなり、彼のアイデアの多くは採用されなかったのはご存じの通りです。

そして結局はJJエイブラムスとライアンジョンソンが新三部作を製作し、ジョージ・ルーカスの世界とはかけ離れたものが完成しましたね。

新三部作のヒロインはレイでしたが、実はジョージ・ルーカスの構想の中ではレイではなく、レイア将軍がもともとはヒロインになる予定でした。

本当はレイアとルークが力を合わせてジェダイオーダーを建て直し、新共和国のリーダーとしてレイアがフォースにバランスをもたらす、選ばれし者になるはずだったのです。

ではそのストーリーの中でヴィランは誰になる予定だったのでしょうか。もちろんパルパティーンではありません。そう、それがほかでもないダースモールだったのです。

ダースモールにはトワイレックと呼ばれる種族のダース・タロンという名の女性キャラクターの弟子を持ち、二人はいわばパルパティーンとダースベイダーのような師弟関係になるはずでした。

つまり当初からジョージ・ルーカスはダースモールを復活させることに決めていたのです。

それだけジョージ・ルーカスにとってもダースモールは重要なキャラクターだったのです。ちなみにこの情報はスターウォーズアーカイブスと呼ばれる本にまとめてあります。

ダースモールが復活する理由その3
ファンがダースモールの復活を望んでいるから

ディズニーはいい意味でも、悪い意味でもこれまで幾度となく、ファンの声を作品に反映させてきた会社です。例えばアソーカ・タノを実写版で登場させる、という話ももともとはディズニーの構想ではなく、ファンの間でそういった要望が何年も前から出ていたからです。

それもアソーカタノを演じると噂されている女優のロザリオ・ドーソンの名前もディズニーではなくファンが指名したものです。

ボバフェットの復活もあのキャラに根強い人気があったからこそ多くのスピンオフ作品に登場させた末に実写版で再登場させたのです。

それを踏まえたうえでもう一度言います。ダースモールは実写版で復活します。それだけファンが彼の復活を待ち望んでいるからです。その声はディズニーにも届いているはずです。

もちろんマンダロリアンシリーズで登場するとは限りません。ほかのスピンオフになるかもしれないし、あるいは新しいスターウォーズシリーズになるかもしれません。

いずれにしても今後タイミングを見計らってダースモールがなんらかの形で登場する可能性はかなり高いでしょう。

以上、ダースモールが復活する理由についてでした。

映画モンスターハンターがつまらない理由3つ

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ゲームファン待望の超大作、モンスターハンターがまもなく日本で劇場公開されます。そこでこの動画ではすでに本作を見た僕が映画モンスターハンターの感想を辛口で述べたいと思います。今回の動画はずばりモンスターハンターがつまらない理由についてです。

1、 モンスターハンターはストーリーが空っぽ

モンスターハンターといえば、プレイヤーが依頼を受け、次々とモンスターを倒していくことで、報酬やアイテムをもらい、より強力な武器を装備して、さらに強いモンスターを倒しにいく、というハンティングアクションゲームですが、それを一体どうやって映画のストーリーにあてはめていくのかが注目されていました。

ところがいざふたを開けて見ると、ほとんどストーリーはないに等しかったです。物語のヒロインは、国連のセキュリティチームを率いるアルテミス隊長。彼女をはじめチームのメンバーは砂漠の真ん中で突如として姿を消して隊員たちを探しますが、その途中で砂嵐に巻き込まれてしまいます。

アルテミス隊長たちが目を覚ますと、ニューワールドと呼ばれるモンスターが生息する別の世界へと迷い込んでいました。そこに突然、ディアブロスが現れ、隊員たちを襲います。

そしてその様子を遠くから謎の男ハンターが眺めていました。ディアブロスはアルテミス隊長を除く、隊員たちを皆殺しにしてしまいます。たった一人生存したアルテミス隊長はやがてハンターと遭遇し、協力してディアブロスを退治します。

ディアブロスを倒した二人は砂漠を渡ろうとしますが、今度はリオレウスに襲われます。そこにハンターの仲間たちが現れ、最後はみんなで力を合わせてリオレウスを倒しに行く、というのがストーリーの流れです。

つまり多少のバックストーリーはあるものの、ほとんどの時間、登場人物がモンスターと戦うか、あるいはモンスターから逃げるかのシーンで構成されていて、格闘シーン以外に見所がほとんどないのです。

2、 出演者がしょぼい

本作には主人公を演じるミラ・ジョヴォヴィッチをはじめ、トニー・ジャー、ティップ・“T.I.”・ハリス、ミーガン・グッド、山崎紘菜など国際色豊かなキャストが集結していますが、全体的にB級感がただよっていて、演技もかなりひどいです。ミラ・ジョヴォヴィッチにしてもバイオハザードシリーズで日本ではすっかりお馴染みの女優になりましたが、いまやハリウッドにおいては人気女優とは言い難いです。

また、ミラ・ジョヴォヴィッチとコンビを組んで活躍する、ハンター役のトニー・ジャーはアクション映画では得意のムエタイが光るものの、モンスターハンターのようなSFファンタジーの世界にはかなりミスマッチでした。

3、 映像、BGM、美術のレベルが低い

ストーリーやキャストのレベルもさることながら、映像やBGM、また衣装やメイクといった美術のレベルまで、ハリウッド映画とは思えなほどの低クオリティーになっています。

特に登場人物が身に着ける武器や鎧がとにかく格好悪く、作り物感が半端ないです。映像にもリアリティーがなく、セットやCG丸だしのシーンに溢れていて、物語に入っていけません。

なによりBGMがうるさいだけの音楽ばかりで、映像とマッチしていないため、いまいち乗れなかったですね。

ちなみに本作を監督したのは、バイオハザードシリーズでお馴染みのポール・W・S・アンダーソン監督です。彼の過去作品の評価を見れば分かりますが、ほとんどが酷評されているものばかりで、駄作ばかり作り続ける監督といったイメージが強いです。

そんな監督が本作でも盛大にやらかした、というのが正直な感想です。日本では根強いゲームファンの支えがあるので、そこそこ売れるかもしれませんが、映画としてはひどいの一言でした。

以上、モンスターハンターがつまらない理由についてでした。

 

 

映画モータル・コンバットがゴミだった!あらすじと感想

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日本でもお馴染みの対戦型格闘ゲーム、モータル・コンバットの実写映画が先日、全米で公開されました。そこですでに本作を見た僕があらすじと感想を正直に述べたいと思います。結論からいうと、モンスターハンターに匹敵するほどの駄作でした。

モータルコンバットのあらすじ

17世紀の日本、忍者の一族であるハサシ・ハンゾウは妻と二人の子供と幸せに暮らしていました。そこにある日突然、ライバル一族のビ・ハンが仲間を連れてやって来ます。
ビ・ハンはハサシ・ハンゾウが留守にしている間に妻と息子を凍らせて容赦なく殺害してしまいます。

しかしハサシ・ハンゾウの妻はその直前に赤ん坊の娘だけは床下に隠しておきました。それよってはなんとか赤ん坊は死なずに命拾いしました。

ハサシ・ハンゾウは自分の家族の無残な姿を目撃し、ビ・ハンの手下たちを次々と倒します。そしてビ・ハンに立ち向かっていきますが、無念にも返り討ちに遭ってしまいます。そして遠くのほうから赤ん坊の声がするのを聞きながら息を引き取るのでした。

それから数世紀の時が過ぎ、アメリカで育った日本人の血を引くコール・ヤングは総合格闘技の選手として戦っていました。しかし選手としてはすっかり下り坂でした。

彼の胸には生まれつき龍の痣がありました。それを試合中に見た元特殊部隊の兵士ジャクソン・”ジャックス”・ブリッグスが試合後コール・ヤングに近づいていきます。ジャクソンによると、その痣は生まれつきのものではなく、選ばしものに与えられたものだというのです。

そのときどこからともなくビ・ハンが現れ、氷のパワーを使ってコール・ヤングに襲いかかります。ビ・ハンは龍の痣がついてる者たちの命を狙っているようでした。ジャクソン・”ジャックス”・ブリッグスにも同じ痣がありました。

ジャクソン・”ジャックス”・ブリッグスはコール・ヤングを助けようとしますが、ビ・ハンにやられてしまいます。 なんとか逃げ出したコール・ヤングはコール・ヤングはジャクソン・”ジャックス”・ブリッグスの仲間である、ソニア・ブレイドを尋ね、彼女と一緒に地球上にいるチャンピオンと呼ばれる 龍の痣を持つ仲間たちを探す旅に出るのでした。

モータルコンバットの感想

今回、モータル・コンバットを監督したのはCMの監督などを務めてきたサイモン・マックウォイドで、彼にとっては長編映画のデビュー作品となりました。

デビュー作でも面白い映画を撮る人はたくさんいますが、サイモン・マックウォイド監督については残念ながらそれにはあてはまりませんでした。

実はモータル・コンバットは1995年、1997年にも映画化されており、そのときもゲームファンを始め、映画視聴者から酷評されています。奇しくも当時の監督は、映画モンスターハンターを撮ったポール・W・S・アンダーソンです。

そんな作品のリブートとして映画化されたのが今回のモータル・コンバットで、実は製作が始まったのは2010年にまでさかのぼります。

それから監督やキャストが二転三転して、やっと完成し、今年に入ってリリースされたのがこの映画なのです。つまり製作の時点でトラブル続きだったことが分かりますね。
いざふたを開けてみても内容もやはりかなりボロボロの映画でした。まず、ストーリーの描き方がかなり雑で、大勢の登場人物が出てくるにも関わらず、人物描写がほとんどありません。

監督がCMしか撮ったことがないからか、ストーリーのつなげ方がぶつ切りで、あるシーンが終わると、突然次のシーンに移る、といった感じで違和感を覚えます。

そして物語の中では必然性のない戦闘シーンに多くの時間が使われていて、感覚としては3分おきぐらいに誰かと誰かが何かの理由を付けて戦い出す、という調子でした。
アクション映画だから戦闘シーンが多いのは当然ですが、その肝心な戦闘シーンですら中国の安っぽいカンフーアクションみたいで、ハリウッド映画のレベルには達していません。

一方ではナイフで刺したり、腕を引きちぎったりといった残酷でグロいシーンがあるのに対し、もう一方では子供向けの振り付けアクションシーンが長く続き、できるだけ血生臭ささを排除していたりと、本格的な殺人のシーンを描きたいのか、ソフトにしたいのかどっちつかずでバランスも悪いです。

俳優陣はアジア系のキャストが中心になっていて、いずれもB級俳優ばかりです。その中に日本から真田広之と浅野忠信が脇役としてサポートに回っていて、まともな仕事をしているのは、真田広之とビーハンを演じたジョー・タスリムぐらいです。

主人公を演じたコール・ヤングが特にひどく、メインキャラクターの存在感やパフォーマンスを見せたとは言い難く、全体的に演技はできないけど、ただ美男美女だから出ている俳優たちばかりでしたね。

この映画もまたシリーズ化を計画していて、ストーリーは一本で完結しないまま中途半端な形でエンディングを迎えます。ただ、この調子だとキャストを全員取り換えるぐらいのことをしないと、回を重ねるごとにひどくなっていくのは目に見えていますね。
それにしてもやはりゲームの映画化はとてもお難しい、と改めて思わされる作品でした。

ゲームを基にした映画で、本当に面白いと思えるものって実際あったかどうかも思い出せないぐらいです。以上、モータル・コンバットについてでした。

バッド・バッチのあらすじとトリビア総まとめ

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スター・ウォーズファンお待ちかねの最新アニメショーンシリーズ:バッド・バッチがディズニープラスでリリースされ、早くも視聴者から高い評価を受けています。そこでこの記事ではエピソード1のあらすじとトリビアを紹介していきます。

バッド・バッチ、エピソード1のあらすじ

デパ・ビラバとケイレブ・デュームは惑星カラーでバトル・ドロイドを相手に戦っていました。数的不利だった二人の下に助っ人として現れたのがエリートのクローンドロイド、クローン・フォース99ことバッド・バッチのメンバーたちです。

バッド・バッチはハンター、クロスヘア、テック、レッカー、エコーによるわずか5人の小部隊ですが、彼らが到着するや否や形勢逆転し、バトル・ドロイドたちを制圧します。

ところが戦いがひと段落着いたその直後、オーダー66が発令され、その場にいたクローン・トルーパーたちはジェダイであるデパ・ビラバとケイレブ・デュームを殺そうとします。

デパ・ビラバが殺されるを目撃したケイレブ・デュームは危険を感じてその場から逃げます。バッド・バッチのメンバーは何が起こったのか理解できずにケイレブ・デュームを追いかけますが、ハンターはケイレブ・デュームを逃がします。

バッド・バッチが惑星カミーノに戻ると、パルパティーンは帝国軍の設立を宣言します。そこでは明らかに異様な雰囲気が漂っていました。そんな中、バッド・バッチの前にクローンの少女、オメガが現れます。

オメガはバッド・バッチのメンバーたちのことをよく知っているようでした。彼女ななぜかバッド・バッチに強い親近感を抱き、何度も彼らに近づいて来ようとします。
そのうちハンターもどこか彼女に親しみを覚えるようになります。

一方でバッド・バッチに対して疑いの目を向けた人物がいました。ターキン総督(ターキン)です。ターキン総督は彼らの実力を試すためにシミュレーションテストを行います。テストとはいえターキン総督は実弾を使うことを命じて、バッド・バッチを危険にさらしましたが、バッド・バッチは持ち前のスキルとチームワークを見せてなんとかクリアします。

しかし実弾を自分たちに使った帝国軍に対し、バッド・バッチのメンバーは強い不信感を抱くようになります。そしてその不信感は次のミッションで確信に変わっていきました。ターキン総督に分離主義勢力ドロイドたちを阻止するようにと言われた向かった先にはオーダー66の混乱から逃れた共和国軍の戦士をはじめ一般市民がたくさんいたからです。

バッド・バッチはターキン総督の命令を無視して共和国軍の生き残りたちと戦うことを止めました。そして帝国軍の危険性を感じ取った彼らは惑星カミーノに残したオメガのことが心配になり、彼女を救うミッションを自らに課すのでした。

バッド・バッチ、エピソード1のトリビア

バッド・バッチのオープニングを見ると分かりますが、最初にクローンウォーズのロゴが登場し、それが燃えてバッド・バッチのロゴが出てくる演出になっています。時系列的にクローンウォーズシーズン7とリンクしていることを表しており、クローンウォーズシーズン7が終わって、バッド・バッチがそれに続いていくことが暗示されています。

つまりオーダー66が発令された直後の銀河系の出来事がストーリーの核となっているのです。

本作で最初に登場する重要な人物は、デパ・ビラバとケイレブ・デュームでしょう。ちなみに二人ともクローンウォーズシーズン7にも少しだけ登場していました。デパ・ビラバに関してはスター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスとエピソード2/クローンの攻撃にも実写として登場しています。

対するケイレブ・デュームは後にケイナン・ジャラスと名乗るようになる、アニメシリーズ反乱者たちのメインキャラクターの一人です。ケイレブ・デュームがオーダー66を生き残ったことがその後の銀河系の未来を左右するといっても過言ではなく、バッド・バッチに殺されず掛けを飛び越えた場面はそれだけ重要なシーンだったわけです。

エピソード1の最大の敵キャラはターキン総督でした。ターキン総督はクローンに対して懐疑心と敵対心を持っていることがこのエピソードで分かり、特にバッド・バッチのメンバーたちに対しては異様な警戒していました。

そこでシミュレーションのテストを行いますが、そのときにターキン総督が使ったのが、マンダロリアンシーズン2で登場した、あのダークトルーパーのプロトタイプでしたね。ボディがまだ黒くなかったですが、姿形は同じでした。

テストを終えてバッド・バッチたちが向かったのは、ソウ・ゲレラをはじめとする共和国軍の生き残りたちがいる惑星オンダロンでした。ちなみにソウ・ゲレラはクローンウォーズや反乱者シリーズをはじめ、実写でもローグワンに出てくる重要人物です。こういった重要な脇役たちが早くから登場するのもこのシリーズの面白いところですね。

しかしながら最も重要なキャラはシリーズ初登場のオメガに違いないです。彼女は役割はメディカルアシスタントと紹介されていましたが、もちろんそれは表向きの役割でしょう。すでにエピソード1だけでもかなり多くのヒントが隠されていましたが、オメガがフォースセンシティブであることはまず間違いなさそうです。

というのも何度も彼女は感覚的にこれから起こる出来事などを的中されていましたね。バット・バッチのメンバーと行動をともにすること、クロスヘアが裏切るとしていたことをいち早く察知していました。

ちなみにオメガ(Ω)というのはギリシャ語のアルファベットの最後の文字であることから、彼女がクローントルーパーなど多くのクローンの中で最後に作られたクローンである可能性が高いです。

もしかすると、このときからパルパティーンはフォースセンシティブのクローンを作っておいてやがて命を落とす自分の肉体を探していたのかもしれません。よく見ると、オメガの髪型がかつてのパルパティーンの髪型とそっくりですね。あなたはオメガの正体はなんだと思いますか。以上、バッド・バッチのエピソード1のトリビアでした。

バッド・バッチ・エピソード2のあらすじ

バッド・バッチのメンバーとオメガは惑星カミーノを脱出し、惑星サルーカマイに到着しました。そこには別のクローンのカット・ロクウェインとスーの夫婦が子供たちと一緒に暮らしていました。

カット・ロクウェインは、前日にクローン・トルーパー・キャプテンであるレックスがこの場所を訪れ、彼からオーダー66が発令されたことを聞かされたといいます。レックスはクローン・トルーパーたちの脳内に埋め込まれたチップについて話していたそうです。

そのチップがクローン・トルーパーたちに一斉に信号を送り、彼らの行動を変えてしまったのでしょう。

カット・ロクウェインは惑星サルーカマイを出て、どこか離れた場所で家族と静かに暮らそうと考えていました。

ところが帝国軍は最近から一般市民にチェーン・コードと呼ばれる身分証明番号の登録を義務付け、それがないとどこにも移動することができなくなってしまいました。もちろんカット・ロクウェインたちは持っていません。

そこでテックとエコーは帝国軍のスペースポートに忍び込み、チェーン・コードを盗んで来る計画を思いつきます。そして自分たちの乗ったスペースシップをわざと帝国軍に回収させ、スペースポートまで運ばせました。ところがあろうことかそのスペースシップの中にはオメガまで一緒に乗っていたのでした。

バッド・バッチ・エピソード2のトリビア

エピソード2ではバッド・バッチのメンバーとオメガが惑星サルーカマイに降り立ちます。そこはスター・ウォーズエピソード3/シスの復讐にも登場した惑星です。ちなみにあの場所にいたカエルのような生き物は、クローンウォーズで、またオメガに襲い掛かろうとしたモンスターは、はスター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃でも登場しています。

惑星サルーカマイの大地を踏んだオメガは土を初めて見るような仕草をしました。また、子供たちとボールで遊んでいたときもボールで何をするのか分からない様子でしたね。あのシーンではオメガがほかのクローンたちからも隔離された育ったことが暗示されており、どれだけ彼女が特別な存在かが分かりますね。

共和国から帝国軍が設立され、法律が変わったことで市民はチェーンコードと呼ばれる登録番号のようなもので管理されるようになりましたが、あれはまるでマイナンバーで国民を管理しようとしている現在の日本政府ともかぶりますね。

帝国軍の場合、チェーンコードで完全に市民の行動を監視し、制限しようという狙いがありそうです。そういう動きからも帝国軍が段階を踏んで独裁政権へと移行しようとしているのが伝わってきますね。

ちなみにチェーンコードは、マンダロリアンシリーズでも度々言及されています。また、スペースポートにあったチェックポイントは、ハンソロ・スターウォーズストーリーにも登場しましたね。

物語の後半では、ハンターが安全のためオメガを自分たちのもとから離し、カット・ロクウェインに預けようとする場面もありましたが、最後は予想通りオメガは自分の意思でハンターたちのもとへと帰ってきました。

すでにハンターとオメガは、マンダロリアンシリーズのディン・ジャリンとグローグーのような親子関係になっているのは気づいたかと思います。おそらくこのシリーズもこの二人の関係性を中心に物語が展開していくことが予想され、最後はどちらかが死ぬか、あるいは別々の道へ行って感動のフィナーレを迎えるのではないでしょうか。

おそらくバッドバッチは今後、レックスと近いうちに再会することになるでしょう。もしかしたらそこにはアソーカタノの姿もあるかもしれません。そしてクローントルーパーたちに埋め込まれたチップの謎を解明し、クローントルーパーたちを救おうとする話になるのかもしれませんね。

以上、バッドバッチ・エピソード2についてでした。

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