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ゴジラVSコングのネタバレとトリビア裏話まとめ完全版

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ゴジラVSコングには前作をはじめ、過去のゴジラ作品や別の映画のトリビアがたくさん散りばめられています。そこでこの動画では普通に見ているだけでは気づきにくい本作のトリビアを一挙まとめて紹介します。

コングの施設

ゴジラVSコングでコングは最初モナークが人工的に建設したドーム型の施設の中で暮らしていましたが、あれは映画トゥルーマンショーで主人公のトゥルーマンが生まれたときから住んでいた人口都市を彷彿とさせますね。

また、コングが朝日を前に伸びをするワンシーンは、アニメ、シュレックで使われたシーンと極似しています。このようにゴジラVSコングは別の映画から多くの要素を取り入れてできています。

ジア

物語の冒頭から登場し、度々コングと手話でコミュニケーションを取る少女といえばジア。実は彼女は、キングコング: 髑髏島の巨神(どくろとうのきょしん)に出て来た先住民、イーウィ族の少女です。

ジアはモナークの研究員であるアイリーンの養子と紹介されてますが、ストームによってイーウィ族が絶滅寸前に追い込まれたことで、ジアも孤児になってしまい、アイリーンが引き取った形になったのです。

ちなみにコングの故郷ホローアースにあった建物や石造もイーウィ族が建てた可能性が高いです。

芹沢蓮


小栗旬が演じる芹沢蓮は、かつてモナークの主要メンバーだった芹沢猪四郎(いしろう)博士の息子です。芹沢猪四郎博士といえばゴジラに対して強い愛着を抱いていた人物で、ゴジラとの共存を誰よりも望んでいました。

ゴジラキング・オブ・モンスターズでは核弾頭を運び自らの命と引き換えに手動で起爆させることによってゴジラを救ったのも彼でしたね。

そんな芹沢猪四郎博士の息子である芹沢蓮が本作ではゴジラと戦うためのメカゴジラを操縦する敵側に回っていたのがポイントです。もしかすると、芹沢蓮は父親が死んだのはゴジラのせいだと考え、恨みを持っていたのかもしれませんね。

ギドラの頭

ゴジラ・キング・オブ・モンスターズのエンドロール後のおまけシーンではキング・ギドラの頭をテロリストのアラン・ジョナが買おうとしている場面で幕を閉じました。

アラン・ジョナは本作に登場していませんが、あのときのギドラの頭がメカゴジラと人間をつなぐコントロールパネルとして機能してことを考えると、エイペックスがアラン・ジョナからギドラの頭を買い取ったと考えるのが自然ですね。

エイペックス社に隠されていたもの

物語の序盤、突如としてゴジラがエイペックスの施設を襲いました。あれによって甚大な被害が出たためゴジラは人類の味方だという考えが覆され、一大ニュースとなりました。では一体なぜゴジラはあの場所を狙ったのでしょうか。

それはあの場所には後にメカゴジラの目として使われることになるギドラのDNAから製造された赤い目があったからです。あの赤い目がスクリーンに現れたとき3回、鐘のような音がするのに気付いたでしょうか。あれは三本の首のギドラを暗示しているのでした。

ジョーズ

最初にコングとゴジラが海で対決するシーンではゴジラが泳いで登場します。ゴジラのヒレだけが水上で出ているあの下りは映画ジョーズのワンシーンがモチーフとなっています。ジョーズの恐怖心をあおる、あの代表的なシーンがここでも使われていたんですね。

コングの輸送

ゴジラとの最初の対決で敗れたコングは海中で溺れかけ、水を吐いてそのまま気絶します。モナークは気絶したコングをホローアースへとつづくトンネルに運ぶために複数のヘリコプターを用意しましたが、あのシーンは、1962年公開の日本映画キングコング対ゴジラのワンシーンのオマージュです。

ちなみに本作ではワイヤーでコングが運ばれていましたが、日本映画のほうでは風船が使われていました。

スカルクローラー

元エイペックスの職員であるバーニー・ヘイズがエイペックスの施設の地下33階で発見したのがスカルクローラーの卵でした。

スカルクローラーとは髑髏島でコングが戦ったライバルともいえる怪獣です。なぜあそこにそんな怪獣の卵があったのか。おそらくそれはメカゴジラの開発のためにスカルクローラーが戦闘力を図るためのテストとして使われたからだと思われます。

イーロン・マスク

エイペックス社の施設の地下33階にあったのはスカルクローラーの卵だけではありません。そこにはなんとアメリカと香港をつなぐ地下のトンネルまであり、リニアモーターカーのような乗り物で行き来することができるようになっていました。

実はあの乗り物はテスラ社のCEOであるイーロン・マスクがLAの地下に開発したトンネルがモデルになっています。

ノズキ

ホローアースでコングが遭遇する巨大なコウモリのようなモンスターはウォーバットことノズキと呼ばれる新怪獣です。

首にしつこくまとわりついてきてはコングも苦戦していましたが、最後は地面にたたきつけられ、首をもぎ取られ、食べられてしまっていましたね。ホローアースは全てのタイタンの故郷でもあることからノズキ以外にもたくさんの怪獣が生息しているようです。

コングのオノ


コングがホローアースで見つけた別のものといえば強力な武器であるオノでしょう。このことからもコングやコングの先祖は昔から道具を使ってたことが分かります。

髑髏島の巨神(どくろとうのきょしん)でもいくつか道具を使って戦う場面がありましたね。ちなみにあのオノをよく見ると、ゴジラのヒレのような形をしていることが分かるかと思います。もしかすると、コングの先祖がゴジラの先祖と戦って奪い取ったヒレを武器にしたのかもしれませんね。

ゴジラVSコングの二度目の戦い

コングはゴジラと香港で二回目のバトルを行います。そのときコングはオノをゴジラの喉に突っ込むシーンがありましたね。実はあれは1962年公開の日本映画キングコング対ゴジラでも似たシーンがあり、それがモチーフになっています。なお、当時のシーンではコングはオノではなく、木をゴジラの喉に突っ込んでいます。

リーサルウェポン

コングがゴジラとの闘いに敗れ、息を引き取ろうとしていたとき電気ショックのおかげで蘇ることができました。そしてゴジラがメカゴジラと戦っているのを見て、コングは敵はゴジラではなかったことに気づきます。

いざメカゴジラに立ち向かっていこうというとき、自分の外れた肩を自らビルにぶつけて入れ直すシーンがありましたが、あれは映画リーサルウェポン2でメルギブソン扮する主人公が壁に自分の肩をぶつけて入れ直すシーンがもとになっています。

エンドロール後のおまけシーン

これまでコングシリーズには必ずといっていいほど、エンドロール後におまけのシーンが残されていましたが本作には残念ながらそれがありません。

しかしそれには理由があります。実はエンドロール後のおまけのシーンがなくなったのではなく、エンドロール前に移されたのです。

そう、ラストでコングがホローアースで伸び伸びと暮らしているシーンが本当ならエンドロール後に持ってくる予定だったのですが、すっきり終わらせるために監督はエンドロール前に持ってきたそうです。

おそらく今後続編が出るとすれば、ホローアースが舞台になり、もう少しあの場所の秘密やあそこに生息する怪獣のことが掘り下げられることになるはずです。


ブラック・ウィドウのトリビアまとめ!エンディングの意味

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度重なる延期を受けて、ついに最新マーベル映画、ブラック・ウィドウが劇場公開されました。そこでこの記事では本作のあらすじとトリビアを一挙紹介します。

なお、ネタバレも含まれますので、まだ見ていない人、または内容を知りたくない人はくれぐれもスルーしてください。

ブラック・ウィドウのあらすじ

1995年のアメリカ、オハイオ州でナターシャは妹のエレーナと両親と一緒に幸せに暮らしていました。ところがある日、父親のアレクセイが家に帰ってくるなり、みんなで冒険に行くと言い出し、大急ぎで家を出発します。彼らはセスナ機に乗ってアメリカを脱出しようとしますが、まもなくして追手がやってきては銃撃戦になりました。

銃弾を受けた母親の代わりにナターシャはセスナ機のハンドルを握りました。そしてなんとか銃弾をかいくぐって、キューバまで逃亡することに成功したのです。

しかしそこでナターシャとエレーナはそれぞれロシア軍に連れていかれてしまい、家族から引き離され、レッドルームプログラムの一環としてプロの殺し屋として育てられるのでした。

それから21年後、ナターシャはソコヴィア協定に違反したとして、アメリカ政府から命を狙われていました。対するエレーナはレッドダストと呼ばれる洗脳を解く薬のおかげで我に返り、レッドプログラムから逃亡を図っていました。

エレーナはブダペストのセーフハウスからナターシャに助けに来てくれることを期待してレッドダストを送りつけます。

しかしそのせいでナターシャはレッドダストを奪い取りに来たタスクマスターに襲撃されてしまいます。そのときナターシャはレッドダストの中にかつて妹のエレーナと撮ったポラロイド写真が入っていたの見て、エレーナのためにブダペストに駆け付けるのでした。

ブラックウィドウのトリビア

他のマーベル映画同様、本作にもたくさんのトリビアが隠されていました。

まず、冒頭のシーンでナターシャがブリッジをしたのを見て、妹のエレーナも彼女の真似をする一幕は、その後同じ動きを真似するタスクマスターの登場を暗示していましたね。または二人とも女スパイとして同じ運命をたどることを示唆していたのかもしれません。

挿入歌アメリカンパイの意味

また、ナターシャがエレーナと一緒に車に乗せられ、両親とともに逃亡を図るシーンでは同中、アメリカの国旗、アメリカンフットボールが映り、同時にアメリカンパイが流れますが、あの曲は過ぎ去ったアメリカの時代を象徴していて、失われて行く日々に別れを告げる歌です。

そんな歌がこれからアメリカを強制的に去ろうとしているナターシャやエレーナの人生と重なる、というシーンだったのです。

タスクマスターの正体

本作でナターシャの前に立ちはだかる強敵といえばタスクマスターです。タスクマスターは相手の特徴をすぐに理解し、相手の動きをまねるキャラクターです。劇中では実際に戦ったナターシャやレッド・ガーディアンの動きを真似していただけでなく、ホークアイの弓の打ち方やキャプテンアメリカのシールドの使い方、スパイダーマンの身のこなし方やブラックパンサーの爪の出し方までコピーしていましたね。

ポイントとなるのはコミックではタスクマスターは男性キャラクターであるのに対し、本作では女性キャラクターになっている点です。

これまでマーベル映画では度々、ナターシャとホークアイがブタペストでの出来事について言及するシーンがありましたが、ついにその謎も本作で明らかにされました。

ナターシャはシールドのエージェントになるためにレッドプログラムの黒幕であるドレイコフを殺害しようとビルを爆破したのでした。そのときドレイコフの娘も一緒に殺してしまった、としてナターシャはずっとトラウマを抱えていたのです。しかしそのとき死んだはずのドレイコフの娘がなんとタスクマスターの正体だったのです。

デジタル・マスク

ナターシャと母親のメリーナがデジタルフェイスマスクを使ってお互いの顔を入れ替えるシーンがありましたが、過去にも別の作品であれと同じことをナターシャはやっていましたね。最近ではファルコン&ウィンターソルジャーでバッキーに対して仲間がデジタルフェイスマスクを使ったシーンがありましたね。

エレーナのジャケット

終盤、エレーナが大事なジャケットをナターシャにあげるシーンがありましたが、あのジャケットは後にアベンジャーズ・インフィニティーウォーで実際にナターシャが着ていたジャケットと同じものです。

クインジェット

また、ラストにナターシャは彼女に必要な物資などを調達する協力者のリック・メイソンと再会し、クインジェットをもらいます。

あのクインジェットは、アベンジャーズ・インフィニティーウォーでもアベンジャーズが乗っていましたよね。また、エイジ・オブ・ウルトロンでハルクが乗っていたクインジェットと同じものである可能性が高いです。

ナターシャの髪の毛の色

そういえばラストシーンではすでにナターシャは髪の毛を金髪に染めていましたね。その後ナターシャはアベンジャーズシリーズで金髪で登場するので、そこにやっとつながるのです。

エンディング後のおまけシーン

エンドロール後のおまけシーンでは、エレーナがナターシャの墓を訪れます。つまりあれはアベンジャーズエンドゲーム後の出来後だったのです。

ナターシャの実の母親が殺され、木の下に埋められたというエピソードがあったようにナターシャもまた大きな木下の墓に埋められていました。そして墓の前には犬のぬいぐるみがありましたが、あれはナターシャがいつか犬を飼って、普通の生活を送りたいと願っていたからです。奇しくもエレーナも墓を訪れたときに犬をつれていましたね。

そこに鼻をかみながら登場したのが、どこかで見覚えのある紫色の紙をした女性です。そう、彼女はドラマシリーズ、ファルコン&ウィンターソルジャーで登場した、ヴァレンティーナです。

ヴァレンティーナはファルコン&ウィンターソルジャーでは、一度はキャプテンアメリカとして活動したヴィランのジョン・ウォーカーに仕事を回そうとしていましたね。つまりヴィランにばかり近づくヴァレンティーが今度はエレーナに仕事を依頼していた、というシーンだったのです。

それもターゲットはホークアイ。アベンジャーズエンドゲームでナターシャを殺したのは彼だと、エレーナにけしかけたのでした。

おそらくヴァレンティーナはジョン・ウォーカーをはじめ、エレーナ、そしてほかの有能な者たちを集めてヴィランのチームを結成しようとしているのでしょう。それはもしかすると、サンダーボルト、あるいはダークアベンジャーズになるかもしれませんね。

ちなみにディズニーはホークアイのシリーズも今年中にリリースする予定なので、おそらくそこにエレーナが登場することになるでしょう。

以上、ブラックウィドウについてでした。

映画オールドのネタバレ抜きの感想とあらすじ!つまらないです

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M・ナイト・シャマラン監督による最新ホラー映画オールドが世界各国で公開され、さっそく見てきました。そこでこの記事では気になる本作のあらすじと感想を辛口で紹介します。結論からいうと、ものすごく、くだらない映画でした。

オールドのあらすじ

ガイとプリスカは二人の子供のトレントとマドックスを連れてリゾートホテルにやってきました。プリスカはガイと離婚を考えていました。そう、この旅は彼らにとって離婚前の最後の旅になる予定だったのです。

リゾートホテルで彼らはウェルカムドリンクと共に歓迎され、子供たちは綺麗なビーチにやってきたことで大喜びでした。

家族が朝食を食べていると、ホテルのマネージャーが席にやってきて、この近くに特別なビーチがあると言いました。なんでもそこは岩で囲まれた誰も知らない秘密のビーチで、ほかのゲストには内緒で彼らにだけ特別に教えてあげる、と言うのです。

さっそくガイたちはホテルの送迎車に連ってそのビーチに行ってみます。同じ車に医者のチャールズ、妻のクリスタル、二人の娘のカーラ、チャールズの母アグネスもいました。

彼らがビーチの前に到着すると、バンの運転手は食料だけ渡し、荷物を渡すのを手伝おうともせずにすぐにホテルに戻っていってしまいます。

ビーチには先客の男がいました。有名なラッパーのミッドサイズ・セダンです。彼はそこに一人でいました。

確かにビーチは美しく、岩に囲まれたその場所はほかの観光客には決して見つけることのできない穴場のスポットです。

一見、天国のように見える場所はしかしある女性の死体が見つかったことで一転します。その女性はミッドサイズ・セダンの連れの女性でした。女性は溺れて死んだようでした。

続いてチャールズの母のアグネスの心臓が突然止まり、息を引き取ってしまいます。一体何が起きているのか。

するとそこに看護師と心理カウンセラーのカップルのジャリンとパトリシアが到着します。そして気づくとさっきまで小さな子供だったトレントとマドックスの体が大きくなって成長しているのでした。両親が見ても誰だか分からないぐらいでした。チャールズの娘カーラも同じでした。一体このビーチで何が起こっているのか。やがて彼らは衝撃の事実を突き止めることになります。

オールドの感想

M・ナイト・シャマラン監督の最新作ということで話題性もあり、予告動画は現時点で80万回再生を超えるほどの注目を集めている本作ですが、実際中身は駄作だったといわざるを得ないです。

岩で囲まれた大自然による超常現象におって、通常より早く歳を取ってしまうビーチで子供たちが瞬く間に大きくなるのに対し、大人たちが年寄りになる、または死んでしまうというコンセプトは素晴らしいです。

しかしそのコンセプトを物語に上手くあてはめることができたか、というと残念ながら失敗していました。

まず、時間が経過すること、歳を取ることが一体どういうことなのかのを突きつめていないため、その都度ストーリー上の都合のいいときだけに時間が進み、登場人物が年を取るような感じになっています。

まず、わずか数時間であれだけ大きくなってしまうトレントとマドックスが子供の体をしていたときと同じサイズの水着を着ているのは無理がありますよね。途中でマドックスがお母さんの水着に着替えるシーンがあったり、なんとか辻褄を合わせようと頑張っている箇所もありましたが、時間が速く進むということだけにフォーカスしすぎたばかりかほかの部分で多くの矛盾が生じていました。

例えば肉体の変化は時間の進み具合に沿って成長、または劣化していくのに対し、精神的な部分はもとのままだという設定になっています。それもそのはず子供たちの体は時間と共に成長していく一方で、特になにか新しいものを覚えたり、経験したりしているわけではないのでメンタルはそのままなのです。

にも関わらずトレントと親たちから離れている隙にカーラと子供を作り、妊娠させてしまいます。さっきまで6歳だった男の子が何の情報も経験もなしにホルモンの成長だけで性に目覚め、同じくさっきまで6歳だった少女と両親たちがすぐ近くにいるビーチで性行為をする、というのが無理がありますよね。あれは映画製作側のモラル的にもかなり問題のシーンだったと思います。

いずれにしてもあのビーチで起こることはほとんどが、時間が速く進んでいる、ということを強調するための出来事ばかりで、それぞれのエピソードがリンクしているわけでもないのがストーリー構成としてダメですね。

全体的におおまかな設定は全て登場人物の口から説明され、逆に都合の悪い設定はスルーされます。なぜあのビーチだけ時間が速く進むのかについては全く説明がなく、あのビーチから岩をくぐって出ようとすると跳ね返されて、意識が飛んでしまうことも分からないままでした。

つまり大分強引なストーリーといえるでしょう。それについていけるかどうかが視聴者によって分かれるはずで、正直僕はついていけませんでした。

そして最後のオチも無理やり問題を解決して物語を締めくくった感が強く、サプライズよりもバカバカしさが残りました。M・ナイト・シャマラン監督の作品は当たり外れがありますが、この作品は残念ながら外れでした。以上、オールドについてでした。

 

 

映画ジャングルクルーズは面白い?つまらないよ!ネタバレなし感想

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ディズニー最新作ジャングルクルーズがディズニープラスおよび劇場にて配信されました。そこでこの記事では本作のあらすじと感想を辛口で述べたいと思います。結論からいうと面白くなかったです。

ジャングルクルーズのあらすじ

16世紀、スペイン人探検家のアギーレはどんな病気や怪我でも治す花「月の涙」を求めて南米のジャングルに入っていきました。探検中、ほとんどの探検家たちはジャングルの中で倒れていきました。数少ない生存者だったアギーレは運よく原住民に命を救われましたが、「月の涙」を咲かす木の場所を原住民たちが教えてくれなかったことに腹を立て村を破壊してしまいます。

これに怒りを覚えた原住民の村長は復讐としてアギーレに呪いをかけました。するとアギーレは呪いのせいで死ぬこともできなければ、川から離れることもできなくなったのでした。

時は過ぎ1916年、ドクター・リリーは弟のマクレガーと共に「月の涙」を探しに行こうと模索していました。それがあればどんな病気も治せるし、イギリス軍にも役立つと冒険協会の人々に協力を仰ぎましたが、誰も彼らには聞く耳を持とうとしませんでした。

仕方なくリリーは「月の涙」の木にたどり着くための鍵となる矢尻を冒険協会のアーカイブから盗みだすことにします。ところがリリーが矢尻を盗もうとしたとき、同じくそれを探していたドイツ人貴族のヨアヒム王子と遭遇してしまい、リリーは命を狙われることになるのでした。

矢尻を奪ったリリーはマクレガーとブラジルへと向かい、川のツーリストガイドをしていたフランクにジャングルの奥地まで連れていってくれように頼みました。フランクは最初は断ろうとしましたが、リリーが矢尻を持っていることを知ると考えを改めて仕事を引き受けることにします。こうしてリリー、マクレガー、フランクの三人は「月の涙」を探す冒険に出かけたのでした。

ジャングルクルーズの感想

ディズニーランドの人気アトラクションをもとに製作された映画がこのジャングルクルーズです。ディズニーランドのジャングルクルーズといえばボートに乗って川を下り、ジャングルの中を冒険していく中で様々な動物とたちと遭遇する、というアトラクションですが、それをどう映画のストーリーにあてはめていくのかが注目されていました。

ちなみにアトラクションのジャングルクルーズはアマゾン川、ナイル川、イラワジ川を再現したコースでアフリカ像 蛇 カバなどが登場します。

一方で映画のジャングルクルーズはアマゾンが舞台となっていて動物との遭遇や川下りが話のメインではないです。あくまでも探検家たちが「月の涙」と呼ばれる病気や怪我を治せる花びらを探すことが目的となっており、アトラクションの世界観をしっかり受け継いでいるかというとそうでもなかったです。

それよりもパイレーツ・オブ・カリビアン、ハムナプトラ、グーニーズといったこれまでハリウッドでヒットしてきた作品の世界観と被っていて特に新しい要素はありませんでした。

一番残念だなっと思ったところは映像です。とにかく最初から最後までセット丸出しのシーンばかりでほとんどがCG頼りです。実写版のライオンキングやジャングルブックといった作品はまだCGでも気にならないぐらい景色が綺麗でしたが、この映画の場合、あまりにもCG処理のレベルが低く、違和感がありまくりでした。

そもそもアマゾンを舞台にしているわりには実際にアマゾンで撮影もされておらず、リスペクトを感じられません。アマゾンについてもインディオが槍を持って出てきたり、ピラニアがいたり、イルカがいたり、ジャガーがいたりとブラジルに対するステレオタイプにあふれるアイデアばかりで、速い話が手抜きで作られた映画という印象を受けましたね。

主役を演じたドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラントの二人もいまいちで、ドウェイン・ジョンソンの見せどころとなる派手なアクションもなく、むしろエミリー・ブラントのほうがアクションを頑張っていたぐらいで、俳優の良さを引き出せていなかったですね。

アドベンチャー映画に最も重要となってくる要素の一つはヴィランでしょう。しかしそのヴィランもドイツ人貴族の王子という冴えないキャラクターが主人公たちの邪魔をする、というベタな展開に終始し、ヴィジュアル的にも、キャラ的にも怖い存在になれていなかったのが失敗でした。

また、あれだけ必死で宝探しをして、「月の涙」を取って来たのに、それを実際にどう社会に役立てるかについては全く触れられておらず、「月の涙」を取って来たらとにかくハッピーエンドという無理やりな終わり方をしているのも拍子抜けします。そもそもただボートでジャングルをめぐるアトラクションを映画化しようとしたことが間違えだったと思います。

以上、ジャングルクルーズについてでした。

映画オールドのラストの意味とネタバレ考察!

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M・ナイト・シャマラン監督による最新ホラー映画オールドの劇場公開が世界各国でスタートしました。すでに見た人にとっては様々な謎や疑問が残る話だったのではないでしょうか。そこでこの記事では本作の解説と考察をしていきたいと思います。

なお、ネタバレを含みますのでまだ見ていない人、知りたくない人はくれぐれもスルーしてください。

アナミカ・リゾート

主人公のガイと妻のプリスカは息子のトレント、娘のマドックスを連れてリゾートホテルにやってきます。ホテルの名前はアナミカ・リゾート。実はアナミカというのはヒンドゥー語で匿名の、名前のない、という意味があり、あの場所にぴったりな名前だったのです。

アナミカ・リゾートがどこに位置しているかについては物語の中で結局言及されませんでした。雰囲気はハワイのような南国のリゾートという感じでしたが、登場人物のみんながパスポートを持ってきている、という描写があったことからアメリカではない、海外の架空の国なのでしょう。

ちなみにロケ地となったのはドミニカ共和国で、あのビーチに特設の岩山のセットを設けて撮影が行われたそうです。

ガイとプリスカ

ガイとプリスカがこの場所にやってきたのには理由があります。二人の結婚生活は危機的状況にあり、この旅を最後に離婚しようと考えていたのです。プリスカは体に腫瘍ができていて肉体的にも精神的にも不安定な状態でした。

プリスカは過去にこだわる性格で仕事も博物館のキューレターをやっています。つまり日頃から古いものばかりを手に取って仕事をしているのです。ちなみにプリスカとはラテン語で、古い、もしくは古代の、昔の、といった意味があります。まさに映画の「オールド」にちなんだ名前だといえますね。

一方のガイは常に先のことばかり考える未来志向型の特徴を持っており、そのせいでプリスカとホテルでも口論になっていましたね。つまりあの夫婦はどちらも現在に目を向けておらず、プリスカは過去に、ガイは未来ばかりを見ていて、それこそが夫婦の間で亀裂が生じる原因となっていたのでした。

リゾートの朝食

ガイとプリスカたちが朝食を取っていると、そこにホテルのマネージャーがやってきます。そして彼らに今日の予定を聞き、秘密のプライベートビーチの存在をこっそり教えるのでした。一生に一度の思い出になると聞いてガイとプリスカはすぐにマネージャーの提案に乗りました。

一方、ほかのテーブルではドクターのチャールズ、妻のクリスタル、娘のカーラ、チャールズの母アグネスがウェイターに注文をしていました。家族に会話は一切なく、妻のクリスタルがわがままな注文をしているのが印象的でしたね。また、ウェイターを誘惑するような仕草を見せたりと夫婦関係もあまりうまく行ってなさそうでした。

隣の席では看護師の看護師ジャリンと心理カウンセラーのパトリシアが食事をしていて、パトリシアが突然てんかんの発作を起こして倒れてしまいます。実はこのてんかんのシーンには伏線が張られています。

一つはジャリンがドクターのチャールズに自己紹介したとき、チャールズは彼のことを間違えてジャックと呼びます。そう、このときからすでにチャールズには記憶障害の症状が出ていたのです。

また、パトリシアがこのときてんかんの発作を起こして以来、死ぬまで発作が起きなかったのにも注目です。ビーチでは何年も時間が過ぎたにも関わらず、死ぬまで発作が起きなかったのは彼女に与えられた薬が効いた、ということだったのです。

M・ナイト・シャマラン

ガイとプリスカの家族、チャールズとクリスタルの家族は同じ送迎者に乗って秘密のビーチに向かいました。そのとき運転手をしていた男は何を隠そう、本作の監督のM・ナイト・シャマラン監督です。

M・ナイト・シャマラン監督はこれまでも度々自分の作品に登場しており、ヴィジット
ハプニング
ヴィレッジ
アンブレイカブル
シックスセンス
スプリット
グラス
サイン
レディ・イン・ザ・ウォーターでもカメオ出演しているのでぜひ探してみてください。

本作のM・ナイト・シャマラン監督はただのカメオ出演にとどまらず、セリフも多く、重要な役割を担っていました。送迎バスの運転手というだけでなく、製薬会社の職員をつとめ、ビーチにいるゲストたちを監視する役割を果たしていましたね。

ビーチ

一向がビーチに着いたときにはすでに先客がいました。ラッパーのミッドサイズ・セダンです。彼は連れの女の子と来ていましたが、女の子は泳いでいるうちに溺れて死んでしまったようでした。そしてそこから次々と怪奇現象が起こり、観光客たちが恐怖に陥ります。

女の子が死んだかと思ったら、次はチャールズの母親のアグネスが胸の痛みを覚え、息を引き取ります。

すると、今度はトレントが急に11歳、マドックスが16歳ぐらいの体にまで成長してしまいました。

このことからこのビーチでは1時間が通常の2年に相当することが分かります。つまり24時間だと48年が過ぎたことになるのです。このビーチに二日もいればほとんどの人は死んでしまうのです。

これを知ってから彼らの目的はどうやってビーチから脱出するかになりますが、細い岩の道を通って来た道を戻ろうとすれば意識を失い、またビーチへと弾き飛ばされてしまいます。

岩を登ろうとしても海を泳ごうとしてもその間に猛スピードで時間が進んでしまうため大抵死に至るのでした。

途中、チャールズの娘のカーラが妊娠に子供を出産するくだりがありましたが、生まれてきた赤ん坊はあまりの時間の流れの速さに耐え切れずに出産後すぐに死んでしまいました。
それもそのはず赤ん坊は生まれてからすぐに数時間ごとにミルクを与え、また半年を過ぎた頃には離乳食が始まり、少しずつ普通の食事に変えていくといった集中ケアが必要だからです。

すぐに必要なケアが与えられなかった赤ん坊は命を落とし、やがて灰になってしまったのです。

病気

時間が猛スピードで進んでいくとともに登場人物の多くが体やメンタルになんらかの症状を抱えていることが分かります。

ラッパーのミッドサイズ・セダンは出血を引き起こす病気を抱えていたため、常に鼻から血がぽたぽた流れていましたね。

プリスカは良性腫瘍があり、それが膨らみ悪性となったのか緊急手術が必要となりました。

ドクターのチャールズは記憶障害を負い、マーロンブランドとジャックニコルソンが出ている映画の名前が出てこなかったですね。ちなみにあの映画は1976年公開のミズーリ・ブレイクです。

そしてパトリシアはすでに話した通り、てんかんの症状がありましたね。ガイの視力がどんどん悪くなっていった一方でプリスカの耳が聞こえなくなっていったのは老化の原因だったのか、あるいは別の病気の症状だったのでしょうか。

いずれにしても彼らは選ばれた人たちだったのです。

脱出

ビーチで最後まで生き残っていたのはトレントとマドックスの姉弟でした。二人はあと13時間ほどしかない残りの人生をどうやってやり過ごそうか考えていました。そのとき彼らがやったのは砂のお城を作るという遊びでしたね。すっかり老けた二人も中身はまだ5歳と11歳の子供なのです。

ちなみにあそこで二人が砂の城を作ったのは、本作が「Sandcastle」と呼ばれるグラフィックノベルを基にしているからです。砂の城は、この映画のテーマを象徴しており、日本語では砂上楼閣を意味しているといえそうです。砂上楼閣とは、基礎がしっかりしていないために長く維持できない物事、いつ崩れるかわからないはかない物などを指したりもします。つまりそれは人間の人生そのものを指しているともいえそうですね。

砂の城を作っている途中、トレントとマドックスはホテルマネージャーの甥っ子の子供がくれた暗号の紙をおもむろに取り出します。そこにはなんと「僕の叔父さんはサンゴ礁が嫌い」というメッセージが書いてありました。

それを見て二人はサンゴ礁の中を潜っていけば岩山の謎の力を避けつつ、ビーチから抜け出せると考えたわけです。

製薬会社

トレントとマドックスが海に潜っている様子を遠くで送迎バスの運転手が双眼鏡を使ってみていました。二人が水面に上がってこないことを確認すると、運転手の男は二人は溺れて死んだと本部に報告しました。

しかし本当はトレントとマドックスは見事サンゴ礁の中を潜り抜けてビーチから離れることに成功していたのでした。

製薬会社のラボでは研究者たちによる実験が行われていました。そこにはホテルの宿泊客たちをビーチに誘っていたマネージャーの姿がありました。どうやら彼が製薬会社の責任者のようです。

マネージャーに促されて研究者の中の一人が話始めました。なんでもてんかん持ちのパトリシアに使った薬が効果を発揮したんだそうです。ちなみに薬はゲストがホテルに到着したときに出されるウェルカムドリンクの中に混入していたのです。

パトリシアに使ったてんかんの薬は8時間以上も効果があり、それは通常の時間でいうと16年半に相当します。つまり今回の実験で少なくともてんかんの薬の開発には成功したのでした。

その分、犠牲者を出しましたが、これによって何百、何千もの人々の命が救われるというのが彼らの倫理的な言い分だったのです。

この製薬会社の名前は、Warren Warren。この名前、どこかで聞いたことがありませんか。そう、実は序盤のホテルの部屋に着いたばかりのシーンでガイが企業のパンフレットを見つけるシーンがありましたね。あのパンフレットがWarren Warren社のものだったのです。

あのときガイは子供たちに「子供たちはビーチに行っちゃいけないって書いてある」と冗談を言っていましたが、あながちあれは冗談ではなかったのです。

また、冒頭でホテルマネージャーの甥っ子が、僕には友達がいないんだと言っていましたが、あれは知り合う子供たちがみんなあのビーチに送られて消えていたからです。

ところがトレントとマドックスが生きて戻って来たことで製薬会社に終わりが訪れます。。トレントとマドックスはビーチで何気なく話しかけた人の中に警察官がいたことを思い出し、彼に犠牲者の名前が書いてある手帳を渡しました。名前を調べると、それが全て行方不明の人々であることが判明します。それによって警察が出動し、製薬会社の人間たちは次々と逮捕されたのでした。

つまり今度は製薬会社が築き上げてきたものがまるで砂の城のように崩れていったのです。

>>映画オールドのネタバレ抜きの感想とあらすじ!つまらないです

ホワット・イフのあらすじとネタバレ

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マーベル・シネマティックユニバースのフェーズ4のアニメシリーズ、ホワット・イフの配信がついにディズニープラスにてスタートしました。そこでこの記事ではあらすじを紹介していきます。

ホワット・イフ・エピソード1のあらすじ

第二次世界大戦中、スティーブ・ロージャースは世界初のスーパーソルジャーに選ばれ、超人血清を注入されようとしていました。その様子をペギー・カーターが近くで見学していました。彼女は治験台から離れず、目の前でスティーブ・ロージャースの行方を見守ることにしたのです。

ところがそこにヒドラのスパイが現れ、スティーブ・ロージャースを銃撃してしまいます。そこによってスティーブ・ロージャースは重傷を負い、血清を受けることができなくなってしまいます。

そこでペギー・カーターが彼の代わりに自分が超人血清を打って、スーパーソルジャーになることを即決します。周囲には女性がスーパーソルジャーになるなんてと止められましたが、彼女の意思は変わりませんでした。

こうしてペギー・カーターは、キャプテン・カーターとして生まれ変わったのです。

ペギー・カーターはさっそくヒドラの手に渡ったテッセラクトを奪いに行きました。ハワード・スタークはそれをもとにスティーブ・ロジャース向けにアーマーのヒドラ・ストンパーを作ります。

続いてペギー・カーターはヒドラ・ストンパーを身にまとったスティーブ・ロジャースとバッキー・バーンズをはじめとする仲間が捕まっているヒドラの基地へと向かいます。

見事、仲間たちを救い出したペギー・カーターとスティーブ・ロジャースは次々とヒドラの軍隊たちを倒していきました。

やがてヒドラの列車にレッドスカルがいるという情報をキャッチしたペギー・カーターとスティーブ・ロジャースたちは、列車を襲いますが、逆に罠にかかってしまいスティーブ・ロジャースが爆発に巻き込まれてしまうのでした。

ホワット・イフ・エピソード1のネタバレとトリビア

同エピソードは、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のストーリーをもとに、もしあのときあの出来事が起こっていなかったらどうなっていのか、という条件で話が進んでいきます。

テーマはずばりスティーブ・ロジャースがキャプテンアメリカになっていなかったら。代わりにペギー・カーターが超人血清を打ってキャプテン・カーターになっていたら、というものです。

物語のナレーターは、コズミック・エンティティ、または宇宙的存在として知られるウォッチャーというキャラで、ウォッチャーは宇宙の傍観者として無数のタイムラインの出来事を観察する役割を担っているようです。

同エピソードではスティーブ・ロジャースが超人血清を打とうとしたときにスパイに襲撃されたことで、代わりにペギー・カーターが超人血清を打つことになったのを皮切りにアナザーストーリーに入っていき、女性のヒーローが誕生していく様子つづっています。

面白いのはスティーブ・ロジャースはひ弱な青年のまま、彼が担おうとしてた役割をペギー・カーターに譲ることになった点でしょう。

それでも二人の関係性は変わらず、ペギー・カーターがスティーブ・ロジャースを好きでいつづけたのはなんともロマンチックでしたね。一見、ペギー・カーターは強くなったスティーブ・ロジャースに惚れていたかのようでしたが、実は彼女はスティーブ・ロジャースの中身を見ていたのでした。

対するスティーブ・ロジャースはテッセラクトを使って製造されたアーマーを身に着け、実質アイアンマンのようなキャラクターへと変貌します。彼は彼でたとえキャプテン・アメリカにならなくなってもヒーローになっていた、つまり大事なのは肉体ではなく、むしろ精神のほうだということを強調したストーリーに仕上がっていました。

ペギー・カーター、スティーブ・ロジャース、バッキー・バーンズがレッド・スカルを捕まえようとするミッションではバッキーが列車で落ちそうになったところをペギー・カーターが救うシーンがありましたね。映画ではあのときバッキーが列車から落ちて、ヒドラに洗脳される流れでしたが、それをペギー・カーターのおかげで免れたのでした。ちなみにもう少しで腕を引きちぎりそうだったと言っていましたが、あれはメインの時間軸で彼が腕を失うからです。

やがてペギー・カーターはレッド・スカルの居場所を突き止め、スティーブ・ロジャースも生きていることが分かりました。そこにいたのはレッド・スカルとタコのようなクリチャーです。

そこで起きたことは「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の真逆で、スティーブ・ロジャースが未来に行くのではなく、ペギー・カーターがクリチャーを倒すためにポータルをくぐって70年後の世界に行き、スティーブ・ロジャースと離れ離れになってしまったのでした。

二人は別れ際、土曜の夜にダンスレッスンの約束をして別れましたね。二人は別の時間軸でもやはりあそこで離れ離れになる運命にあったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画レミニセンスはSFじゃない!ネタバレなし辛口感想

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人気ドラマシリーズ「ウエスト・ワールド」で知られるリサ・ジョイが監督したSF映画レミニセンスを鑑賞したので、あらすじと感想を辛口で述べたいと思います。結論からというと、かなりひどいです。

レミニセンスのあらすじ

大都市の一部が海水に沈んでしまった近未来マイアミで元軍人のニック・バニスターは過去の記憶を呼び起こすことのできるマシーンを使って人々に美しい思い出を追体験させるセラピーをしていました。

そんな彼のもとにある日、美しくミステリアスな女性メイが現れます。メイは鍵を無くしたからここ数日の記憶をさかのぼりたいと言います。

メイの記憶をたどるうちにニックはメイがバーで歌手をしていることを知り、彼女の歌声や魅力に惹かれ、たちまちのめり込んでいきます。

そしてニックは別の日にメイが働いているバーを訪れ、彼女と再会しました。それをきっかけに二人は恋人関係になり、お互い相思相愛のはずでした。

ところがそんなメイはある日、突然姿を消してしまいます。そのことでニックはメイとの思い出に取りつかれ、マシーンに自分をつないで自分自身の記憶をたどる毎日を送るようになります。

一方、中国系麻薬組織のボス、ジョーを追っているマイアミの検察からニックは捜査の協力を依頼されます。そこでニックは瀕死の状態で発見された組織のメンバーの男に記憶のマシーンをとりつけ、麻薬組織の中で一体何があったのかを探ろうとしました。

ニックが男の過去の映像をさかのぼって見ていると、あろうことかそこにはメイの姿があり、彼女が麻薬組織と深い関わりを持っていることを知るのでした。ニックが知るメイは全く別の顔を持っていたのです。

一体、メイはどこに行ってしまったのか。そして彼女の正体は何者なのか。ニックは真相を探るべく様々な人の記憶を頼りに命懸けでメイを追いかけるのでした。

レミニセンスの感想

映画レミニセンスは「テネット」などのSF作品でお馴染みのクリストファーノーラン監督の弟、ジョナサン・ローランが製作を担当したこともあり、一部のファンの間では大きな期待が寄せられていました。

おそらくまだ見ていない人の中には「あなたの記憶に潜入する」といったキャッチコピーに惹かれて、見てみようかなと思っている人も少なくないでしょう。

また、記録の中にある深層世界、記憶に隠されたトリック、といったワードを聞いて、「インセプション」を連想させたのではないでしょうか。

しかしそれらの期待は見事に裏切られます。なぜならそもそも本作はSF映画を装ったただの恋愛映画だからです。

メインのストーリーは主人公の男が行方不明になった恋人を探すことで、世界の滅亡を防ぐことでも、事件を解決することでもありません。

なんなら人々の記憶を呼び起こす、というプロットすら必要ないぐらい、勇敢な男によるベタな恋人の救出劇なのです。

本作の最大の問題はたくさんの設定を設けているわりには、それぞれの設定がほとんどメインのストーリーに関係してこない点です。

例えばマイアミの街は浸水し、人々はボートに乗って移動をするのを強いられている、という背景については特に説明がなく、なぜあんな状態になったのかも分からないままストーリーが進みます。

おそらく腐敗しきった社会、希望を失ったディストピアの雰囲気を出すために意図的にそうしているんでしょうが、それが記憶の中に潜入していく話とは最後までリンクしないのです。つまりあってもなくてもいい設定なのです。

時代設定も記憶マシーンが作られるのほどのテクノロジーの発達した時代になっているのにも関わらず、外の景色はもちろん、建物の中にも未来を感じさせるものがほとんどありません。

主人公のキャラ設定も、あるときは記憶に潜入する科学者、あるとき軍人、またあるときは刑事、みたいな感じでごちゃごちゃになっていて、何分も海中の中で息を止めることができたり、高い建物から飛び降りても平気だったり、武器を持っている相手を素手で倒したりといったように、とにかくなんでもかんでもできすぎなのがダメでした。

その一方でそもそも彼がどんな人間で、どんな人生を送って来たかということすらまともに描かれていないため、主人公に感情移入や共感ができず、そのせいで彼が一生懸命さがしている恋人の行方も別に知りたいとも思えないのです。

主人公のキャラ設定は、映画のジャンルそのものにも反映していて、SF映画と思ったら突然刑事ドラマになったり、また次の瞬間にはカンフー映画になったり、そうかと思ったら最後はコテコテの恋愛ドラマで締めくくったり、と作品としての統一感が一切ないです。

それなのに予告動画や宣伝ではSFサスペンス超大作といったようにSFでゴリ押しているのは違和感を覚えました。おそらく予告動画につられてこの映画を見たら、まさかこんな話しだとは思わなかった、という感想を抱くんじゃないでしょうか。

スパイダーマン・ノーウェイホームのネタバレなし徹底解説!

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スパイダーマン・ノーウェイホームの予告動画が公開され、世界中のファンを熱狂の渦に巻き込んでいます。

そこでこの記事では予告動画に隠された数々のトリビアを紹介していきます。

8月23日


この予告動画が公開されたのは8月23日、実はこの日はドラマシリーズ、ワンダヴィジョンの中でワンダが記念日としてカレンダーにマークしていた日と同じです。これはただの偶然か。それとも意図してやったのか。果てしてどっちなのでしょうか。

スティーヴ・ディッコ

 

予告動画はMJとピーターパーカーがビルの屋上で新聞を読んでいるシーンから始まります。よく見ると、奥の壁にDITKOと書かれたグラフィティがありますね。あれはもちろん、スパイダーマンのキャラクターをデザインしたスティーヴ・ディッコのことを指しています。こんなところでも原作の漫画家にしっかり敬意を払っているのがいいですね。

物語の舞台

MJの洋服を見ると、前作のスパイダーマンファーフロムホームのミッドクレジットシーンと同じ洋服を着ていることが分かります。つまりノーウェイホームはファーフロムホームの直後からそのまま話が続いていくのが分かるかと思います。

ファーフロムホームの最後で、正体をばらされてしまったピーター・パーカーですが、学校では写真を撮られまくり、当局から尋問を受け、ヘイターたちが抗議のデモをしているなど町は大騒ぎになっていましたね。

これも全ては前作のミステリオの策略によって、彼が犯人に仕立て上げられてしまったからです。

スパイダーマンのマスク

スパイダーマンがMJと町中を飛び回っている中、ビルボードには半分ピーターパーカー、もう半分スパイダーマンの映像が流れ、正体が判明したことを報じています。そしてパブリックエネミーナンバーとして紹介されていましたね。

実はあの半分、半分の映像はコミックで何度も登場してきた絵と同じで、何度もあの絵が表紙をかざっています。

MJの部屋

MJとピーターパーカーが電話で話しているシーンでは、MJの部屋にいくつもの絵が貼られているのが見えます。その一つは、ホームカミングでMJが授業中に書いていたウィルソンコーチの似顔です。

また、MJの部屋を見ると、クリスマスの飾りつけのようなライトがありますね。彼女が冬服を着ているのもポイントです。

一方でピーターパーカーがふと部屋の中を見上げたときにドクター・ストレンジに似たキャラクターのハロウィンの飾りつけがありました。

別のシーンでピーターパーカーがTシャツを着ていることからしても少なくとも本作の中で時間が夏から冬まで過ぎ去っていることが分かり、ファーフロムホーム後から1年ぐらいの間のストーリーになることが予想できます。

悪魔

ヘイターたちが抗議をしているシーンでは、一人の男性が「Devil in disguise」と書かれたカードを持っていました。「Devil in disguise」は、エルビス・プレスリーの有名な曲名です。あなたは天使のように見えるけど、実は変装した悪魔だ、という歌詞の歌なのですが、無邪気な少年に見えるピーターパーカーが実は悪者だったと信じている人たちからすると、まるで変装した悪魔のように映るのでしょう。

また、悪魔というワードをここであえて使っているのは、マーベルコミックに登場する悪魔のキャラクター、メフィストが今後何かのタイミングで登場するのを暗示しているのではないかともいわれています。

実はその説はワンダヴィジョンでも、魔女のアガサ・ハークネスが登場した時点で、もしかするとアガサはメフィストの操り人形として出てきたのではないかと囁かれていたのです。

果たしてメフィストの登場はあるのでしょうか。

ダメージ・コントロール局

ピーターパーカーに手錠をかけ、尋問しているのは警察ではなく、よく見るとDODCと書かれた服を着たエージェントであることが分かります。

DODCではかつてトニー・スタークのスターク社とアメリカ政府が共同で設立した、超人たちによる被災地の後始末や整備、残されたヴィランの武装やビークルといったテクノロジーの回収・管理を行う機関のことです。

ちなみにスパイダーマンシリーズでは、ホームカミングでも同じくダメージ・コントロール局の職員が登場するシーンがありました。

デアデビル

尋問のシーンをよく見ると、ダメージ・コントロール局の職員以外にも白いシャツを着た男性の姿が映っています。なにやら男性は机に書類を叩くようにおいて怒鳴っている様子です。

この男性はおそらくデアデビルこと、マット・マードックである可能性が高いです。マット・マードックの職業は弁護士であること、そして以前からマット・マードックが本作に登場するのではないかといった噂がファンの間で浮上していたからです。

ちなみにマット・マードックはネットフリックス配信のドラマシリーズ・デアデビルに登場していて、現在のところマーベルシネマティックユニバースに含まれないキャラクターとなっています。しかしもしここでノーウェイホームに登場すれば夢のクロスオーバーが実現することになるのです。

迫りくる危険

ピーターパーカーがスパイダーマンであることが判明した結果、今後起こりうる出来事は彼のことをもともと知っている身内になんらかの危害が及ぶことでしょう。予告動画ではおばさんのメイ・パーカーまで尋問を受ける場面がありましたね。

また、メイ・パーカーとピーターパーカーが一緒にいるところに何者かが入ってくるシーンもありました。

また、親友のネッド・リーズ、恋心を寄せるMJ、そしてハッピー・ホーガンにまで危害が及ぶ可能性が高そうです。もともとピーターパーカーが周囲に正体を隠していたのは、こういう事態になることが想像できていたからでしょう。

ドクター・ストレンジ

そしてそんな状況を打破するべく、ピーターパーカーが会いに行ったのは魔術師のドクター・ストレンジのところです。

ドクター・ストレンジは呪文を使ってピーター・パーカーの正体を世間に忘れさせようというのです。しかしそれはMJとの思い出まで消えてしまうのと同じことでした。

実はこの下りは、コミック、スパイダーマン・ワンモアデイに登場する有名なシーンのひとつです。コミックでは流れ弾に当たったメイ・パーカーが今にも息を引き取ろうというときにピーターパーカーがドクター・ストレンジに頼み込み、なんとかしてもらおうとしますが、ドクター・ストレンジでもメイ・パーカーを救うことができませんでした。

そこでピーターパーカーは悪魔のメフィストに頼み、MJ(コミックでメリー・ジェーン)との結婚を帳消しにする代わりにおばさんの命を救うという取引をします。

最終的にピーターパーカーはメフィストの呪文によってメイ・パーカーの命を救うことができますが、その結果MJとは結婚できなくなってしまったのです。

このことからおそらく映画でもメイ・パーカーの身に命の危険が迫る一方で、やはり呪文のせいでMJとの関係は振り出しに戻ってしまうことになりそうですね。

アガモットの眼

ドクター・ストレンジの首元を見ると、彼のトレードマークともいえるネックレス、アガモットの眼がかけられているのが分かります。

アガモットの眼と言えば、その中にタイムストーンが埋め込まれていることで有名ですね。しかしドクター・ストレンジはそのタイムストームをインフィニティーウォーのときにサノスとの闘いで犠牲にしてしまったはずです。

それなのになぜドクター・ストレンジはアガモットの眼をいまだに着けているのでしょうか。ただのネックレスとして使っているだけなのか、なにか時間に関する謎が隠されているのかどっちなのでしょうか。

ウォンの行先

ドクター・ストレンジと共に登場するのが彼の右腕的な存在であるウォンです。ウォンはドクター・ストレンジにあの呪文は危険だから使ってはいけないと忠告し、空間移動を可能にするスリング・リングに中へと消えていきます。

ウォンが向かった先は、映画シャンチーの世界である可能性が高いです。というのもシャンチーの予告動画でウォンは、アボミネーションとケージの中で戦っているシーンがあるからです。

マルチユニバース

ドクター・ストレンジが呪文を唱えるシーンでは、複数のリングが浮かんでいるのが分かるかと思います。あれはドラマシリーズ、ロキで在り続ける者がマルチユニバースを説明したときにも同じようなリングを3つ重ねた場面がありました。つまり一つのリングが一つのユニバースを表現していると考えられそうですね。

そのことからもドクター・ストレンジの呪いが神聖時間軸を脅かし、複数の分岐時間軸を作り上げてしまうリスクがありそうです。

そしてその結果起こりうるのが分岐イベントです。ドクター・ストレンジはピーター・パーカーに「君は二つの人生を歩み始めている。このままだと危険だ」と言っていましたね。

また、予告動画の中ではドクター・ストレンジとスパイダーマンが格闘するシーンまであったりと、時空が歪んでしまったことで、MCUの世界がかなりカオスになりそうな予感がします。

ヴィラン

予告動画には実はたくさんのヴィランの影が映っていました。カミナリとト砂嵐が発生しているシーンでは、エレクトロとサンドマンの登場が暗示されています。ちなみにエレクトロはジェイミー・フォックス、サンドマンはトーマス・ヘイデン・チャーチが演じると言われています。

また、一瞬ですがピーターパーカーの背後に移る黒い影は、アメイジング・スパイダーマンに登場したヴィラン、リザードである可能性が高いです。

さらに複数の停車中の車の間を転がってくる緑色の爆弾に注目すると、あれが2002年公開のスパイダーマンに登場したノーマン・オズボーンことグリーン・ゴブリンの爆弾であることが分かります。

そして最後に登場するのはもちろんスパイダーマン2に出てきたアルフレッド・モリーナ演じるヴィラン、ドクター・オクトパスです。

ここで挙げただけでも5人のヴィランの登場が暗示されています。それもそのはずソニー・ピクチャーズは長年6人組のヴィランのチーム。シニスターシックスの映画製作を計画してきているからです。おそらく本作がその最初の一歩となりそうですね。

以上、スパイダーマン・ノーウェイホームについてでした。


キャンディマンのあらすじと内容!ネタバレなし

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鏡を見ながらキャンディマンと5回唱えたら、フックをつけた片腕の男が現れ、ずたずたに切り裂かれる。今日紹介する作品はそんな都市伝説に基づいたホラー映画キャンディマンです。ではさっそくあらすじを紹介していきます。

キャンディマンのあらすじ

ヴィジュアルアーティストのアンソニーはシカゴでギャラリーのディレクターをしている恋人ブリアンナと一緒に暮らしていました。

ある晩、ブリアンナの弟が恋人を家に連れてきては、突然みんなの前で怖い話があるといって語り始めました。

話とは1990年代に ヘレン・ライルという名前の白人女性の身に起こった出来事です。当時ヘレン・ライルはキャンディマンと呼ばれる男の正体についてリサーチしていました。

彼女が政府の公営住宅プロジェクトによって建設されたスラム街カブリーニ=グリーンにキャンディマンの取材に訪れると、やがてキャンディマンを自分のところにおびき寄せてしまい、正気を失った彼女が次々と人々を殺していくのでした。

ヘレン・ライルは正気を失いながらもキャンディマンによって誘拐された黒人の男の子をがれきの火の中から救い出しました。しかしそのときにヘレン・ライルは火に焼かれて死んでしまうのでした。全てはキャンディマンの仕業だったのです。

その話を聞いたアンソニーはキャンディマンに強烈な興味を持ち始め、今ではほとんど住人がいなくなったカブリーニ=グリーンの跡地へと行きました。

そこでアンソニーはランドリーを経営するウィリアムと知り合います。ウィリアムも子供の頃、キャンディマンと遭遇したことがあり、アンソニーにキャンディマンのことを聞かせてくれました。

キャンディマンの本名は、シャーマン・フィールズ。彼には片手がなく、腕の部分には鋭いフックが刺さっていました。そんなシャーマン・フィールズのことを警察が探していました。なんでもシャーマン・フィールズが剃刀を入れた飴玉を子供たちにあげていた、という容疑がかかっていたからです。

ある日、ウィリアムが洗濯をしようと、カブリーニ=グリーンの中にあるランドリーに行くと、壁からキャンディマンことシャーマン・フィールズが出てきました。キャンディマンはそこで少年のウィリアムにも飴玉を渡します。怖くなったウィリアムはそこから逃げるように出て行こうとすると、すれ違いで大勢の警官たちがランドリーに入ってきてはシャーマン・フィールズを殺害してしまったのです。

そしてシャーマン・フィールズが殺害された後も、飴玉の中に剃刀が混入していた事件は続きました。そう、シャーマン・フィールズは冤罪を着せられたのでした。

彼が亡くなってからもキャンディマンの目撃証言は続きました。そしていつしかキャンディマンと鏡の前で5回唱えると、キャンディマンが鏡の向こう側に現れ、彼を呼んだ人を殺しに来る、というのが都市伝説として伝わるようになったのです。

この話を聞いてますますアンソニーはキャンディマンの話にのめり込んでいき、アート作品にキャンディマンのストーリーを反映させていきます。そしてある晩、アンソニーはあろうことか恋人と鏡を見ているときにキャンディマン、キャンディマン、キャンディマン、キャンディマン、キャンディマンと5回唱えてしまうのでした。

 

また、アンソニーは鏡のアート作品をつくり、キャンディマンと5回唱えたら彼が現れる、という説明を作品に書いて展覧会に来た来客たちの好奇心をくすぐりました。

そしてそれを見た人々が遊び半分で鏡を見ながらキャンディマンを召喚してしまい、次々と殺されていってしまうのでした。

キャンディマンの見どころ

本作は1992年公開の映画キャンディマンの続編でシリーズ4作目にあたります。監督を務めるのは黒人女性の新人監督ニア・ダコスタ。そして脚本は映画「アス」や「ゲットアウト」などの作品でお馴染みのジョーダン・ピール監督がてがけています。

ジョーダン・ピール監督といえば近代の黒人ホラー映画のジャンルを確立させた人物であり、このキャンディマンもまさにそのジャングルにあてはまる作品に仕上がっていました。

キャンディマンシリーズはクライヴ・バーカーの小説『禁じられた場所』に収録されている『The Forbidden』というショートストーリーが基になっていて、実際にあった話ではありません。

しかしながらかつてシカゴには実際に公共住宅のプロジェクトとして建てられたカブリーニ=グリーンは存在していましたし、白人の都合である時には黒人たちがスラム街に住まされ、またある時にはそこを追い出され、同じ場所に高級住宅地が立てられる、といった背景は史実に基づいていて、フィクションではあるものの白人至上主義のアメリカ社会を反映しているストーリーといえそうです。

そして本作は、そんな社会の闇をキャンディマンという黒人の亡霊、あるいはダークヒーローを通じて描いていて、人種差別映画とホラー映画を上手く融合させているのが特徴です。

簡単にいうと、意地悪な白人たちが次々と黒人の亡霊キャンディマンに残虐に殺されていく話ですが、解釈によってはダークなヒーロー映画と捉えることもできそうです。そう、キャンディマンは黒人にとっては救世主、または復讐請負人ともいえますね。

ただの無差別殺人鬼の都市伝説ホラー映画を期待して見ると、おそらく意表を突かれるはずです。それだけ黒人差別の歴史が反映されている映画であって、長年の差別や不当な扱いの恨みがキャンディマンという亡霊によって受け継がれていくストーリーになっていました。

本作のストーリーをより理解するためにぜひ鑑賞前に1992年公開のキャンディマンを見てみてください。シリーズ全部を見る必要はないのでせめてキャンディマン・ワンだけを見ると、どのように本作と話がつながっているのかが分かり、サプライズや恐怖が倍増するはずです。

スパイラル・ソウ・オールリセットのネタバレなしあらすじ感想

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警官ばかりを次々と殺害する謎の愉快犯。ある者は舌を抜かれ、ある者は指を引きちぎられ、またある者は顔に沸騰したワックスかけられ、命を奪われる。そんなグロテスクな話が今回紹介する映画スパイラル・ソウ・オールリセットです。ではさっそく本作のあらすじを紹介していきます。

スパイラル・ソウ・オールリセットのあらすじ

独立記念日で町中がお祭り騒ぎになっている中、休暇中の警察官ボズは目の前で男が女性の財布をひったくるのを目撃し、追いかけていきました。

逃げ足の速いその男はマンホールを降り、地下鉄へと続くトンネルを走っていきました。仕方なくボズが地下へと降りて後を追うと、そこで待ち構えていた男に突然襲われてしまいます。男は豚のマスクを被っていました。

ボズは布を顔にかけられ、意識を失います。そして気が付くとなんと両腕を針金でしばられ、舌を鉄の器具で挟まれたまま天井に吊るされていたのでした。

そこで線路に落ちていたモニターから映像が流れます。そこにはさっきの豚のマスクを被った犯人の姿がありました。彼はこう言いました。

自分で舌を抜いて生き残るか、そのまま電車にひかれて死ぬか好きにしろ。お前はこれまで何度も証言台に立ち、嘘をつき、無実の人々を刑務所に送りにして来た。そこでいつもお前が嘘をつくために使うその舌を引っこ抜くか、電車にひかれて死ぬか、自分で決めろ。

ボズは究極の選択に迫られるも両腕を縛られ、天井に吊るされていてほとんど身動きがとれなかったためなすすべがなく、結局電車にひかれてしまいあした。

一方、警察署では刑事のジークが上司のアンジーから新しいパートナーと組んで仕事に取り組むようにと命令を受けます。新パートナーは新米刑事のウィリアムでした。

二人はさっそく事件があった地下鉄の現場に行きますが、あまりの残酷な死に方をしたボズの死体を見て驚きます。

その事件を皮切りに犯人を名乗る男から警察署に事件の謎を解くヒントが送られてくるようになりました。最初に送られてきたのはUSBデバイスです。
USBに入っていた動画を再生すると、スパイラルの落書きが書いてある壁の映像が出てきます。ジークはその場所に見覚えがあり、すぐに現場に駆け付けました。

するとジークは小さな箱を見つけます。なんとそこには人間の舌が入っていたのでした。そう、その舌はなんと同僚のボズの舌だったのです。

警察署内では仲間を殺された警官たちが犯人を逮捕に向け躍起になっていました。そんな中、刑事のフィッチがパートナーのクラウスと犯人を手分けてして追いかけることにしました。フィッチが薄暗いビルの中に一人で入っていくと、豚のマスクを被った男が現れ、フィッチも同じく顔に布をかぶされ、意識を失ってしまいます。

気が付いたときにはフィッチは水の入ったタンクの中にいました。両手は指から機械につなげられていました。そこでモニターから映像が流れ、豚のマスクを被った男がこう言います。

お前は、かつて侮辱されたという理由だけで一般市民を射殺した。その指が二度と引き金を引かないように指を引きちぎって逃げるか、タンクの水が溜まるまで待って感電死するかのどっちかを選べ。

フィッチは自分の指がモーターの中に引っ張られていくのを成すすべもなくもがき苦しみながら耐えるしかありませんでした。ところが10本の指が引きちぎられたときにはタンクに水が溜まってしまい、いずれにしても感電して命を落としてしまいます。

こうして犯人による犯行は次第にエスカレートしていき、ジークの同僚が次々とターゲットにされていくのでした。果たして犯人の目的は一体なんなのか。やがてジークは衝撃の事実を知ることになるのでした。

スパイラル・ソウ・オールリセットの見どころ

本作は大人気ホラーシリーズ、ソウのスピンオフ映画として新たに始まった企画でソウ2、3、4の監督として知られるダーレン・リン・バウズマンが監督を務めています。

しかしながらストーリーを考案したのは主演を務めるクリス・ロックで、彼らが製作会社のライオンズゲートに話を持ち掛けたことで実現した作品です。

タイトルのスパイラルとは渦巻やねじりを意味する言葉ですが、激しくねじれた新しい世界へ視聴者と連れて行く、というのがコンセプトになっていて、今後長期的にシリーズ化していくのはまず間違いないです。

最大の見どころはソウシリーズでもお馴染みの犯人による凝った仕掛けの数々でしょう。ありとあらゆる機械や器具を使って拷問が行われる様子はゾクゾクすること間違いなしで、よくこんな方法が思いつくなあと感心してしまいました。

ただし、かなりグロテスクなので、大量の血が流れるスプラッター映画が好きではない人にはおすすめできません。

また、グロテスクなシーンや手の込んだトリックに力を注いでいる分、ストーリー性やリアリティーに欠け、心理的な恐怖はあまりないです。あくまでもエンタメホラーとして楽しむタイプの作品ですね。

シャンチー・テン・リングスの伝説のネタバレ!おまけシーンの意味

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シャン・チー/テン・リングスの伝説が世界各国で劇場公開されました。そこで本作のトリビアを一挙紹介していきます。

シャン・チーの意味

シャン・チーはマーベルコミックに出てくるカンフーの達人である中国人のキャラクターですが、絵を見れば分かるようにもともとはブルース・リーがモデルになっています。ちなみにブルース・リーは1973年7月20日に亡くなっているのに対し、シャン・チーがコミックデビューを果たしたのは同年の12月のことで、ブルース・リーに対して敬意を込めたキャラクターであることが分かるかと思います。

シャン・チーの名前の由来は、コミックではライジング・スピリット、つまり精神の高揚という意味で紹介されています。

バスの中の男

シャン・チーはバスに乗って仕事場へと向かう途中、父親が送り込んできた殺し屋集団に襲われます。そのときスマホで動画を撮影し始め、ストリーミングをした男性キャラクターがいましたが、実は彼はスパイダーマンホームカミングにも出演しています。

ホームカミングのときも彼はスパイダーマンを目撃したことに大はしゃぎし、当時からミーハーだったことをうかがわせますね。

スピードのオマージュ

バスの格闘シーンでは運転手が途中で気絶してしまい、シャン・チーがすかさずハンドルを握り、途中でヒロインのケイティと交代する、という流れになります。

あのくだりはもちろん映画スピードでヒロインを演じたサンドラ・ブロックがバスを運転するシーンのオマージュです。スピードでは速度が50マイル毎時(約80km/h)以下になるとバスが爆発するしかけがされており、ブレーキが踏めなかったのに対し、本作ではブレーキが壊され、急な坂道を降りていたためブレーキが利かないという話になっていました。

迫力満点のカンフーとカーチェイスシーンは、まさにスピードの中国人版といった感じでしたね。

レイザー・フィスト

バスの中で登場したキャラでひときわ目立っていたのが片腕のない男じゃないでしょうか。彼の名はレイザー・フィスト。その名の通り拳からレイザーソードを振りかざすヴィランで、コミックではウイリアム・ヤング、ウイリアム・スコット、ダグラス・スコットと三代にわたって受け継がれていく人気ヴィランです。

アボミネーション

妹を救うためにマカオに着いたシャン・チーはそこでアンダーグランドのファイトクラブを目撃します。その場所には大きなケイジがあり、そこで戦っていたのはなんとアボミネーションとワンでした。

ワンについてはスパイダーマン・ノーウェイホームの予告動画でも登場していることからここでのエピソードがスパイダーマンノーウェイにつながっていくことが考えられます。

一方、アボミネーションはインクレディブル・ハルクにも登場したキャラ。もともとはロシア出身イギリス育ちの兵士でしたが、ハルクに対抗するために超人血清を投与し、さらにブルース・バナーの血液を注入したことで怪物の姿になってしまったのがいきさつです。

そんなアボミネーションがここで登場したのはおそらく後々ヴィランのチーム、サンダーボルトのメンバーとしてヴァレンティーナから雇われるからだと考えられます。

最近、マーベルは映画ブラック・ウィドウ、ドラマ、ファルコン&ウィンターソルジャーでも度々ヴィランのチームの結成を暗示しており、おそらくそれにアボミネーションの登場がリンクしていくのではないでしょうか。

デス・ディーラー

マカオのファイトクラブでもまたシャン・チーの父親が送り込んできた暗殺者集団が現れ、戦いになりますが、その中でもひときわ目立っていたのが忍者のような風貌をした歌舞伎のようなマスクを被ったキャラクターではないでしょうか。

あれはコミックにも出てくるデス・ディーラーと呼ばれるキャラで、映画の中ではシャン・チーに子供の頃からカンフーの指導をしていた人物です。それがシャン・チーが大きくなるにつれカンフーのスキルでデス・ディーラーを上回るようになり、マカオではシャン・チーが彼を倒していましたね。

トレヴァー・スラッタリー

アイアンマン3でテロリスト集団「テン・リングス」の指導者マンダリンを名乗った男がトレヴァー・スラッタリーです。アイアンマン3でトレヴァー・スラッタリーは、トニー・スタークに恨みを持つ科学者のアルドリッチ・キリアンに雇われ、
「テン・リングス」の指導者マンダリンのふりをして人質殺害の映像を流し大統領に脅しをかけましたが、あれは全てでっちあげられた作戦で、ただテン・リングスの名前を利用しただけだったのです。

つまりトレヴァー・スラッタリーはしがないただの俳優で、もちろん本当のマンダリンではなかったのです。

ちなみにトレヴァー・スラッタリーはMCUの短編シリーズ「マーベル・ワンショット」の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013) に収録された「王は俺だ(英題:All Hail The King)」に主役で登場し、そこでは刑務所暮らしの様子が描かれていました。

そんな彼は本作ではチャン・チーのガイド役を果たしていましたね。

中国の神話

本作にはたくさんの中国の神話に出てくる生き物が登場します。トレヴァー・スラッタリーが連れていた、顔も目もない犬のような体をしているペットのモリスは、古代中国の神といわれる帝江(ていこう)がモデルになっています。

また、9本のしっぽを持つきつねは、妖狐と呼ばれる妖怪の一種で、人間をたぶらかしたり、人間の姿に化けたりすると考えられています。一方でドラゴンの顔をした馬はチーリン、または麒麟と呼ばれる珍獣で、1000年生きる神聖な幻の動物と考えられています。

巨大なライオンは中国の獅子がモチーフになっていて、本作のラスボスとなるドラゴンのフィン・ファン・フォームはもちろん中国の竜がモデルになっています。

ミッドクレジットシーン

シャン・チーとケイティが友人のカップルと食事をしていると、そこに空間移動を可能にするスリング・リングを使って突然ウォンが現れます。

そしてシャン・チーに簡単に自己紹介をしたかと思ったらリングを持っているかと聞きます。シャン・チーが持っているというと、ウォンはそうかじゃあ行くぞといってシャン・チーとケイティの二人をどこかへと連れていくのでした。

二人が向かった先はニューヨークのサンクタム・サンクトラム。そこではハルクことブルース・バナーとキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースがホログラムでミーティングに参加していました。

ブルース・バナーがまだ腕を怪我していて包帯をしていたことからエンドゲーム後であることが分かります。その一方でキャロル・ダンヴァースの髪の毛はショートカットから長髪に伸びていて、数か月以上過ぎたことをうかがわせます。

ウォンはシャン・チーがテン・リングスを使って闇の魔物を倒したとき、彼をはじめほかのみんながテン・リングスの力を感じ取ったといいます。

また、全てのアーティファクトの記録を残しているサンクタム・サンクトラムにすらテン・リングスの記録はないと言っていましたが、あれはテン・リングスがほかのユニバースから来たことを暗示しているといえそうです。

ブルース・バナーから歓迎されていたことや、ウォンがもう後戻りはできないと言っていたことからもシャン・チーが今後新しいアベンジャーズの仲間入りすることは間違いなさそうです。

最後は家に帰って休めと言われたにも関わらず、シャン・チー、ケイティ、ウォンの三人はカラオケに行って、ケイティの定番曲であるホテル・カリフォルニアを謳ってミッドクレジットシーンは幕を閉じます。

エンドクレジットシーン

エンドクレジットはシャン・チーの妹シャーリンが部屋にいると、レイザー・フィストが中に入ってきて、みんなが待っているとシャーリンに告げます。シャーリンが部屋を出ていくと、そこは暗殺者集団テン・リングスの本部であることが分かります。そう、彼女は父から悪の組織テン・リングスを引き継いだのでした。

そして最後にテロップで、「THE TEN RINGS WILL RETURNテン・リングスは戻ってくる」と流れてエンドクレジットシーンが終わるのでした。

映画ソウのネタバレあり考察!ラストと豚の意味

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人気ホラーシリーズ、ソウのスピンオフ映画スパイラルが劇場公開され、新たなシリーズの序章が始まりました。

本作は単純で分かりやすいエンタメホラーですが、実は見落としがちなポイントがいくつもあります。そこでこの記事では本作のトリビアを解説していきます。なお、ネタバレも含まれますのでまだ見ていない人や知りたくない人はくれぐれもスルーしてください。

豚の意味

 

本作の犯人は豚のマスクを被り、警官ばかりを狙うという行動パターンがありました。では一体なぜ犯人は豚のマスクを被っていたのでしょうか。

もともとソウシリーズでは、連続殺人犯のジグソウがゲームの対象となる被験者を誘拐する際に必ず使っていたのが豚のマスクでした。

最初は、中国の干支である豚年にチャイナタウンのお祭りで路上販売されていた豚の仮面を使用したのがきっかけでしたが、スパイラルの犯人はジグソウの模倣犯でもあったため、豚のマスクを使用していました。

ただ、それだけではありません。実は英語ではpigというのは警官に対する侮辱の言葉でもあるため、警官を挑発する意味でも犯人は豚のマスクを使っていたのです。

ちなみにスパイラルの中では数多くの豚が意図的に使われていて、冒頭の遊園地のシーンでは豚のバルーン、警官が使っていたコーヒーカップには豚の絵、肉屋の棚には豚の人形がありましたね。

トラップの意味

ソウシリーズ同様、スパイラルでも犯人による手の込んだ様々なトラップが用意されていました。

地下鉄ではボズが舌を鉄の器具に挟まれたまま天井につるされるトラップにかかりましたが、あれはソウ3でトロイが鎖に体中つながれた状態で、爆弾が爆発するまでに脱出しなければ死んでしまう、というトラップと似ていましたね。あのときもテレビのスクリーンに犯人の映像が流れ、その鎖を壊して逃げるか、死ぬかのどちらかを選べと犯人は被害者に言っていましたね。

フィッチ刑事に仕掛けられたフィンガートラップは指の先をモーターにつながれ、指を引きちぎられる、という残虐なものでした。あれはもちろんソウ5のバスタブで使われた電気ケーブルのトラップを真似たものでしょう。あのシーンでフィッチが失いますが、あれは切断された指をあしらったソウ2のポスターのオマージュといえそうです。ちなみにそのポスターは過激すると問題になり、自主回収された背景があります。

また、終盤でジークが手に手錠をかけられパイプにつながれるシーンはもちろんソウ1の冒頭のシーンとオマージュです。

会議室の資料

刑事のジークが犯人逮捕に向け、会議で情報を集めているシーンでは、ジグソウの正体であるジョン・クレイマーについて調べているのが分かります。

ボードにはソウ4の映像をスクショした画像までありましたね。また、ソウ2で登場したオビ・テイトとアディソン・コーデイの写真を見ているシーンまであります。

また、ジョン・クレイマー自身の写真や腹話術のビリー人形の絵も写っていましたね。

ちなみにスパイラルの絵は、ビリー人形の頬っぺたに書かれた渦巻から来ていると考えられます。

スパイラルにはねじれや渦巻の意味がありますが、この映画では終わりのない暴力のループや警察組織の不正、汚職を象徴しているとも考えられそうです。

アパート

ジークがドラッグディーラーのアパートに侵入したくだりでは、廊下でタンクトップを来た太った男性とすれ違うシーンがありました。

あれはソウ4で、警官のダニエル・リッグがホテルにがさ入れに入ったシーンのオマージュで、ホテルのフロントで働いていた男もやはり太ったタンクトップを来た男でしたね。

また、ジークがドラッグディーラーのアパートの部屋にたどりつく前に狂暴なブルドッグと遭遇する場面がありましたが、あれはソウ5で刑事のマーク・ホフマンがアパートで遭遇する犬シーンと被りますね。

被害者が犯人

ソウシリーズではこれまで何度も被害者だと思われた人物が犯人、または共犯者だった、という展開がありましたね。ソウ1ではジョン、ソウ2ではアマンダ、ソウ4ではマーク・ホフマン、ジグソウ:ソウ・レガシーではローガン・ネルソンがそれにあたります。

スパイラルでも同じ手法が使われていて、殺されたはずのウィリアムが実は犯人だった、というオチになっていました。

ちなみにウィリアムとジークが、かつてウィリアムの父親を殺した元警官のピーターに協会に会いに行ったとき、ウィリアムはさりげなく、ジークの後ろに隠れるようにして立っていたましたね。

あれはピーターが当時子供だった自分のことを覚えているかもしれないという恐れからそうしたのでした。

ラストでウィリアムは警官たちが突入してくる寸前にエレベーターに乗って現場から逃げましたが、あれはソウ2で、ジグソウことジョン・クレイマーがエレベーターに乗って逃げるシーンをはじめ、ゲームオーバーの合言葉で終わるソウシリーズ作品のエンディングを彷彿とさせましたね。

以上、映画スパイラルについてでした。

スターウォーズ・ビジョンズを見る前にこれ読め!ひどいから

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アニメファン待望のスターウォーズ・スピンオフ企画、スターウォーズ・ビジョンズがディズニープラスでついに公開されました。

そこでこの記事では同シリーズの感想を辛口で述べたいと思います。結論からいうと、すごくつまらなかったです。

スターウォーズ・ビジョンズがつまらない理由

スターウォーズ・ビジョンズは全9エピソードからなるアニメシリーズで、それぞれが独立したストーリーになっています。

各エピソードはどれも20分以内のショートストーリーで、短いものだと12、3分しかありません。そして同シリーズの最大の問題点がこの上映時間の短さにあるといってもいいでしょう。

当然それだけの時間内ではストーリー性のある物語を描くのは不可能で、どのエピソードも突然敵が現れて、主人公と戦うだけの展開になっています。

それも全く知らない新しいキャラクターによる話なので、そもそも誰が誰だか分からない状態のまま話が進んでいき、ようやく登場人物のキャラがなんとなく理解できてきた、状況が分かって来た、という時に話が終わってしまうのです。

これだと当然キャラクターに親近感を抱けるはずがなく、またストーリーを楽しむ時間もないのです。

もしこれが連続したシリーズものであれば話は違っていたでしょう。しかしオムニバス、またはアンソロジー的な構成にしてしまったがためにエピソード1を見ても、エピソード2を続けてみる理由がどこにもないのです。

例えば同じようなディズニー+のアニメシリーズにマーベルのワットイフがあります。ワットイフもそれぞれ独立したエピソードですが、スターウォーズ・ビジョンズとの大きな違いは、すでにみんなが知っているストーリー、キャラクターを基に新たな解釈を入れているおかげでファンは話についていけるのです。

しかしスターウォーズ・ビジョンズの場合、全くの新しい世界を舞台にした全く知らないキャラによるストーリーなので、そもそもその世界に入り込んでいくまでには本来なら相当な時間がかかるはずなのです。

それなのに各エピソードの時代設定もバラバラなら、キャラクターのバックグランドも謎で統一感も一切なし。これでは楽しみようがないですよね。そのため上映時間は短いのに最後まで見るのが苦痛になるエピソードも少なくなかったです。

唯一、褒められる点といえば、いくつか新しいライトセーバーを導入したところでしょうか。特にエピソード1の傘を使ったライトセーバーは格好良かったです。ただ、褒められる点はそれぐらいでしたね。

ちなみに僕にとってのワーストエピソードは、エピソード2のタトゥイーン・ラプソディです。宇宙で戦争が勃発しているのに呑気にバンド活動をしてるっていうのがまずあり得ないし、ジャバザハットにナメクジが命を狙われている理由も分かりません。

さらにラストでジャバザハットの気が変わって処刑を取りやめるのも無理がありました。タトゥイーンの住人があんなヴィジュアル系のひどい音楽でノリノリになるところが想像がつかないし、ボバ・フェットまで首を振ってリズムを刻んでたり、イメージをぶち壊すのもいい加減にしてほしかったです。

全体的に絵のクオリティーも決して高いとはいえませんでしたね。製作スタジオによってはかなり雑なものもありました。ヴィジュアル的に目を引いたのはエピソード1のデュエルとエピソード9のアカキリだけです。ほかのエピソードはディズニーがとてもOKを出したとは思えないレベルで、正直これを日本代表の作品として世界のスターウォーズファンに配信することに恥ずかしさすら感じます。

なにより全くスターウォーズらしさが感じられないのが残念でした。スターウォーズの正史ではなく、番外編なんだからこれもありだという意見もありますが、僕にとってはスターウォーズに対するリスペクトも特に感じられない、B級アニメ作品としか思えなかったです。ヒットすればシーズン2の可能性もなくはないでしょうが、個人的にはこれで終わりにしてもらいたいです。

キャンディマンのネタバレ考察完全版!

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映画キャンディマンは1992年に公開された同名映画の続編、またはリメイクともいわれており、多くの接点や共通点があります。それを踏まえたうえでこの記事では映画キャンディマンのトリビアを一挙紹介していきます。なお、ネタバレも含まれますので、知りたくない人、まだ見ていない人はくれぐれもスルーしてください。

オープニング

まずはキャンディマンのオープニングに注目してください。そう、ユニバーサル・ピクチャーズのロゴが左右逆さになって表示されているのです。もちろんこれはキャンディマンが鏡の向こう側に現れるキャラクターであることから、鏡に映したようにロゴも逆さになっていたのです。

オープニングから鏡が意識されているように、本作において鏡は重要な意味合いを持つので鏡に映っているものによく注意を払うと、最初に見たときには気づかないものも見えてくるかもしれません。

キャンディマンの正体

キャンディマンの正体は一体誰なのか疑問に思った人も少なくないはずです。しかし実はキャンディマンとは特定の人を指すわけではありません。物語の中で、ランドリーで働くウィリアム・バークがキャンディマンについて話すシーンがありましたが、キャンディマンは「特定の誰か」ではなく、「蜂の巣全体」そのものを指すと言っていましたね。

本作で最初にキャンディマンとして登場したのはシャーマン・フィールズと呼ばれる黒人男性でした。シャーマン・フィールズは子供たちに飴玉を配ることで知られる人物でしたが、当時飴玉から剃刀が発見される事件が後を絶たなかったためにシャーマン・フィールズが容疑者に挙げられ、警察に無残にも殺害されたのです。

本来なら逮捕され、裁判にかけられ、無罪か有罪かが判断されるところをシャーマン・フィールズは自分を弁護する機会すら与えられずに社会に抹殺されてしまいました。その後も剃刀の事件が続いたことから彼が冤罪をきせられたことが分かりますね。

また、1890年代にはダニエル・ロビタイルという有名な黒人の画家が裕福な白人の家族の娘と関係を持ったことからリンチされ、ハチミツを体中に塗られて蜂に刺さされて死んでしまう事件が悲劇の始まりとして語られています。キャンディマンが登場する度に蜂が飛んでいるのは、このときの伝説が基になっているのです。

ちなみにダニエル・ロビタイルが画家であったように主人公アンソニーもまた画家であるという共通点がありますね。

つまりキャンディマンとは古くから現在までに永遠に続いている負のループを表しており、白人社会に虐げられてきた黒人社会全体を指すともいえそうですね。そしてそれこそがウィリアム・バークが言っていた「蜂の巣全体」という意味でもあるのです。

そしてそんな黒人社会の怒りがキャンディマンという姿を借りて復讐を果たす物語なのです。

ヘレン・ライル

アンソニーとブリアンナは、ブリアンナの弟トロイと彼の恋人と集まった時、トロイからキャンディマンの都市伝説にまつわる怖い話を聞かされる場面がありました。

あのときトロイは、かつてヘレン・ライルという名前の白人の大学院生がいたこと、ヘレン・ライルがカブリーニ・グリーンの調査をしている最中に頭がおかしくなって犬を惨殺し、赤ん坊をいけにえのようにして焚火の中に連れていこうとしては命を落とした、と話していました。

実はあの都市伝説とは、1992年公開のキャンディマンのストーリーをそのままなぞったもので、ヘレン・ライルはヒロインを指しています。

ちなみにヘレン・ライルはストーリーの中で赤ちゃんをいけにえにしたのではなく、むしろ赤ちゃんを助けるために火の中に自ら飛び込み、やけどを負って命を落としたのです。そしてあのときにヘレン・ライルが助けた赤ん坊、それが実は本作の主人公であるアンソニーだったのです。

つまり子供のときからアンソニーはキャンディマンにとりつかれていたと考えるのが自然ですね。

カブリーニ・グリーン

本作で度々会話の中で持ち上がっていた地区といえばカブリーニ・グリーン
です。カブリーニ・グリーンはイリノイ州シカゴのニアノースサイドに実在した公営住宅地区ですが、実情は犯罪や麻薬がはびこるスラム街でした。

そこにはかつて貧困層の多くの黒人たちが集まって暮らしていましたが、2011年を最期に解体され、今では跡地しか残っていないようです。

1992年公開のキャンディマンはヒロインのヘレン・ライルがこのカブリーニ・グリーンを訪れたことでキャンディマンと遭遇し、取りつかれ、最後には命を落としてしまう話になっていましたが、本作ではかつてカブリーニ・グリーンがあった場所に今では高級アパートが建てられ、そこに住むアンソニーがキャンディマンに取りつかれる、というプロットになっていましたね。

つまりこのストーリー構成自体が世代から世代へと受け継がれていく負のループを表していて、白人がある地域に黒人をまとめて住ませたかと思えば、白人の都合でそこを解体し、今度は黒人を出て行かせる、ということを社会的に政策としてやっていたこと伝えているのです。

また、アンソニーも劇中、カブリーニ・グリーンの跡地を訪れ、写真を撮ったりしてはあの場所に強く惹かれていたことが分かりますね。それもそのはず彼はあの場所で生まれていたからです。写真を撮っていた一連の行動はヘレン・ライルが写真を撮っていたのともかぶります。

さらにアンソニーは写真撮影中に蜂にさされたりと後々彼がキャンディマンへと化していく伏線にもなっていました。

アンソニー

カブリーニ・グリーンの跡地を訪れたアンソニーは、そこでランドリーで働くウィリアム・バークに出会い、ウィリアム・バークがキャンディマンと遭遇した時の話を聞かされます。

その話を聞いてますますキャンディマンにのめり込んでいったアンソニーは、自分のアート作品に鏡を採用し、キャンディマンと5回唱えるとキャンディマンを召喚できると説明しました。

そのせいでアートディーラーのクライヴと彼の恋人、またちょうど展覧会に来ていた高校生がキャンディマンを呼んでしまい、殺されることになります。

そのニュースを聞いたときアンソニーは悲しむどころか自分の名前がニュースで取り上げられていることに可笑しくなって笑ってしまう始末でしたね。あのときから彼が正気を失い、徐々にキャンディマンにとりつかれていっているのが分かるかと思います。

日に日に精神的に不安定になっていったアンソニーは以前蜂に刺された傷が広がったことでカブリーニ・グリーンの近くにあるノースサイドの病院を訪れます。すると、初めて訪れた病院でドクターから、あなたはここで生まれたんですよ、と衝撃の事実を聞かされます。アンソニーは自分はてっきりサウスサイドで生まれたとばかり思っていたからです。

病院を出て彼が直行したのは母親のもとです。そのときに登場する母親はほかでもない、1992年公開のキャンディマンに登場したアン・マリーです。ちなみに当時も今回もアンマリー役には同じヴァネッサ・ウィリアムズが起用されています。

母親からアンソニーは自分がかつて連れ去られたことを聞かされます。最初はヘレン・ライルが犯人だと思っていたが、実はキャンディマンの仕業だった。でもキャンディマンから守るために母親はずっとアンソニーにそのことを隠していたのでした。

結局のところアンソニーの運命は赤ん坊のころから決まっていたと言っても過言ではないでしょう。そう彼はキャンディマンに選ばれ、やがてキャンディマンに自分の肉体を乗っ取られる定めだったのです。

物語の終盤では教会でアンソニーがウィリアム・バークに腕を切断され、フックをつけられ、キャンディマンへとさせられるシーンがありました。ちなみにあの教会は以前にアンソニーが写真を撮っていた教会です。

ウィリアム・バークはこう言いました。

この地域はループにはまっている。全く同じ場所で何度も何度も悲劇が繰り返されている。
奴らは自分たちが住むために俺たちの家を壊した。俺たちにはキャンディマンが必要なんだ。

ウィリアム・バークのセリフからもキャンディマンという存在は黒人にとって一種のダークヒーローであることが分かりますね。白人に不当な扱いを受けてきた黒人たちの救世主、それがキャンディマンなのです。

アンソニーは廃墟と化した家の中で、恋人のブリアンナに抱きかかえられながら息を引き取ろうとしていました。そのとき警察が到着し、有無を言わさず突然発砲しましたね。

重傷を負っていたアンソニーは全く無抵抗だったにもかかわらず白人の警察管たちは彼に向って発砲したのです。それはちょうどシャーマン・フィールズがかつて警察に証拠もなしに犯人扱いされて撃たれたのと同じことです。またしても歴史は繰り返されたのです。

キャンディマンと化したアンソニーがパトカーの周りを歩くとき、車のガラスにはアンソニーではなく、過去のキャンディマンの姿が反射して移っていました。それもそのはずキャンディマンは不公正な社会で血を流してきた多くの黒人たちの魂そのものだからです。

以上、映画キャンディマンについてでした。

イカゲームはなぜ売れたのか!ヒットの理由を解説

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世界中で韓国のドラマシリーズ、イカゲームが大ヒットしているのをご存じでしょうか。なんとネットフリックスが配信されている90カ国の全ての国で視聴数ナンバーワンを記録しただけでなく、ネットフリックス作品の中で最も視聴された作品の一つになっています

また、イカゲームで登場人物が履いていたシューズがバカ売れしたり、イカゲームを体験できるブースが設置されたり、イカゲームに出演した女優チョン・ホヨンのインスタのフォロワーがわずか3週間で1500万人増加したり、と多くの国では社会現象にまでなっているのです。

では一体なぜイカゲームがこれほどまで世界で受けたのでしょうか。この動画ではその理由を分析していきたいと思います。

その前にまずは簡単にイカゲームのあらすじを紹介していきたいと思います。

イカゲームのあらすじ

ソン・ギフンは事業に失敗し、妻と離婚することになりました。それによって娘の親権を失った彼はギャンブルに明け暮れ、母親のお金を使い込むほど落ちぶれていました。

毎日のように借金の取り立てに追われていたソン・ギフンはある日、やくざに捕まり、借金を返済しなければ腎臓を売ることを強引に約束させられてしまいます。彼にはもう後がありませんでした。

そんなある日、ソン・ギフンは地下鉄でセールスマン風の男に話しかけられます。そこで多額の賞金を懸けたゲームに参加しないかと誘われ、名刺を受け取りました。

ソン・ギフンが名刺に電話をかけ、約束の場所に行くと、マスクを被った男のバンに乗せられ、催眠ガスで気を失っているうちにとある無人島へと連れて行かれるのでした。

目を覚ますと、ソン・ギフンは無人島の施設の中にいました。そしてそこでほかの数百名の参加者と共に負けたら即射殺される究極のサバイバルゲームに参加させられることになるのでした。

イカゲームと類似作品

あらすじを聞いてみても分かるかと思いますが、イカゲームはサバイバルゲームを題材にしたプロットになっていて、日本の作品でいうところの「今際の国のアリス」、「カイジ」、「バトルロワイアル」、「神様のいうとおり」などとも共通点が多いです。一方ハリウッド映画では「ザ・ハント」、「エスケープ・ルーム」などゲーム要素を用いたサバイバルアクション映画ともに似ています。

つまりイカゲームが特別新しいタイプの作品である、ということはないのです。むしろどこかで見たことがあるなあ、という気にさせられるドラマシリーズで、一部のファンからはパクリ疑惑まで浮上しているほどです。

では一体なんでそんなパクリともいわれる、古いプロットを再利用したような映画が爆発的なヒットを記録したのでしょうか。

イカゲームが売れたポイント

イカゲームがこれほど売れた要因の一つに映像と美術のクオリティーがあげられそうです。特に日本の作品と比べると差は明らかで、イカゲームには見た目の安っぽさがなく、スケールの大きさがストレートに伝わってくるのです。

無人島に設置された施設で、命懸けのサバイバルゲームが行われる、というシュールな設定にすら違和感を覚えさせないぐらいセット、衣装、映像、CGにおいて高いクオリティーを保っているのです。

特に参加者の運動着を緑色、スタッフの衣装をピンクで統一し、多くのキャラが使っているマスクのデザインなども美術的に見てもとても綺麗です。

施設内の階段、トイレ、スタッフの部屋、参加者のベッドなども無機質でありながら、ヴィジュアル的にとても生えるデザインにしてありました。早い話、センスがよく、この映画で使われたアイテムが売れるのもよく分かります。

もう一つのポイントはほどよいバイオレンスシーンでしょう。グロいシーンは多々あるものの、グロテスクにしすぎないような配慮がされていて、殺人のシーンが大衆向けのエンタメテイストに仕上がっています。かといって流血シーンや銃で撃たれる映像はリアルな出来栄えにもなっているのでB級な感じがしません。

そんなバイオレンスシーンをもとに、シンプルで分かりやすいストーリーの元、生きるか死ぬかという単純なゲームが展開していくので、心地よい緊張感と娯楽性が見事に融合しているのです。

さらには俳優たちの演技力も高く、それぞれのキャラも濃く、またチョン・ホヨンといった世界中の視聴者を虜にするような新たなスターを輩出しているのも売れた理由の一つでしょう。

ストーリーでいえば韓国映画は、これまでにも度々社会格差を描いたものが数多く作られてきました。

同シリーズも例外ではなく、多額の借金を抱えた貧困層、彼らの様子を遠くから見守る富裕層の人たちといった構図になっていて、視聴者は参加者と富裕層の二つの目線でストーリーを追いかけいくような作りになっているのが特徴ですね。

そして最後は近年世界中で一部のファンの間でKポップがブームになっていることもあり、韓国映画に入っていきやすい土壌がすでにできていた、というのも一つの要因なのではないかと思います。

そういった一つ一つの要素が合わさったうえ、タイミングの良さもあり、世界的な大ヒットに至ったのではないかと僕は思いました。

イカゲームの感想

とはいえイカゲームがそれほど面白い作品かというと僕はそうは思わなかったです。売れたことには納得できるし、いかにも売れそうなドラマだなあ、という気はしましたが、あくまでもティーネイジャー向けの中身のないエンタメ作品だなというのが正直な感想です。

すでに話したように全体的なクオリティーは高いので最後までは普通に見れます。しかし暇つぶし作品の域を出ないし、これを見たことによって心動かされるものはありませんでした。

2020年に韓国映画の「パラサイト半地下の家族」がアカデミー賞の作品賞に輝き、世界的に韓国映画が認知された後だったからこそ、すんなり世界各国で受け入れらた、というのもあるんじゃないでしょうか。そういう意味では、タイミング的にもばっちりでしたね。

以上、イカゲームについてでした。


デューン砂の惑星のあらすじをラストまで徹底解説【ネタバレ】

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ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による、SF超大作「デューン砂の惑星」は、ストーリーがやや難解です。そこでこの記事では本作のあらすじを結末まで分かりやすく一挙紹介します。

デューン砂の惑星のあらすじパート1 惑星アラキス

惑星アラキス、別名デューンではメランジと呼ばれる、人間の寿命を延ばし、超人的なレベルの思考を提供し、超光速の移動を実現させるスパイスがありました。

メランジは原住民のフレメンにとっては昔からある健康薬に過ぎませんでしたが、別の惑星の人間にとっては金の木ともいえる原材料でした。

それを目当てに長い間、惑星アラキスはハルコンネン家が支配してきました。ハルコンネン一家は残虐で原住民のフレメンを敵対し、暴力的な支配を続けてきたのです。

そんなある日、宇宙帝国の皇帝の命令でハルコンネン家は惑星アラキスから退去を命じられます。同時に彼らの宿敵アトレイデス家に惑星アラキスを統率するようにと命令が下されたのでした。

デューン砂の惑星のあらすじパート2 移住計画

惑星アラキスに移住を命じられたアトレイデス家の主、レト・アトレイデス公爵は薄々移住が何を意味するのか気づいていました。

ハルコンネン一家の反感を買う形で惑星アラキスを統率することによって、両家の摩擦が増幅し、戦争が勃発することは目に見えていたからです。そう、つまり全ては皇帝によって仕組まれた罠だったのです。

皇帝は宇宙で強い権力と軍力を持ちだしたアトレイデス家に嫉妬を覚え、脅威に感じていました。そこでアトレイデス家の壊滅をもくろんでいたのでした。

それを薄々感じつつレト・アトレイデス公爵は皇帝の移住命令を引き受けました。皇帝の命令であればどんな理不尽なことでも受けるのが掟だからです。それはアトレイデス家だけでなくハルコンネン家も同じでした。

デューン砂の惑星のあらすじパート3 ポール

レト・アトレイデス公爵と妾のレディ・ジェシカの間に生まれたポールには未来を予知する能力が備わっていました。彼は度々予知夢を見ました。

夢でポールは先住民のフレメンの少女と出会い、一緒に砂漠で行動します。ある時、彼は宇宙帝国の兵士たちと戦い、またある時はナイフを手にして血を流すのでした。それが何を意味するのかは分かりませんでした。

ポールには母のレディ・ジェシカと同じように声(ボイス)という超能力も持っていました。ボイスを正しく使えば他人を思うように操ることができます。しかしポールのボイスはまだ未熟で、上手くそれを使いこなすことができず、まだまだ訓練が必要なようでした。

デューン砂の惑星のあらすじパート4 フレメン

デューンこと惑星アラキスには昔からフレメンと呼ばれる先住民が住んでいました。フレメンは皆青い目をし、砂漠と砂漠のクリチャー、サンドワームに敬意を示し、自然と共存を図る民族でした。

特にサンドワームについては彼らはシャイフルードと呼び、砂漠の主として崇めています。

そんな独自の文化、文明を持ったフレメンに対し、ハルコンネン家は長い間武力で支配し、敵対してきました。そのためフレメンは人間に対して強い警戒心を持つようになったのです。

対するアトレイデス家は惑星アラキスに移住するに際し、フレメンと友好的な関係を築こうとします。

そのためにダンカン・アイダホを移住に先駆け、惑星アラキスに送り込み、フレメンと交流を図ることにしたのです。

これにポールも志願しましたが、ダンカン・アイダホに断られました。そのときポールはダンカン・アイダホに彼が見た予知夢について話します。それによると、ダンカン・アイダホはフレメンと一緒に砂漠で行動し、闘いで命を落とすというのです。

ダンカン・アイダホはそれを聞いても、自分が死ぬことはないから心配するなとポールにいって一足に先に惑星アラキスに乗り込んでいきました。

デューン砂の惑星のあらすじパート5 ベネ・ゲセリット

その頃、はるばる宇宙から宇宙船に乗ってある人物がポールのもとを訪ねてきました。女性のみの秘密結社ベネ・ゲセリットの教母のガイウス・ヘレネ・モヒアムです。

ガイウス・ヘレネ・モヒアムはかつてポールの母、レディ・ジェシカの先生でもあり、皇帝とも深いつながりを持っています。そんな人物がポールに会いたいというのです。ガイウス・ヘレネ・モヒアムはポールが見る予知夢について知りたいそうでした。

レディ・ジェシカに誘導されてポールはガイウス・ヘレネ・モヒアムのいる部屋へと連れていかれました。するとレディ・ジェシカはすぐに部屋を出るように言われ、ポールは1対1でガイウス・ヘレネ・モヒアムと対面します。

ガイウス・ヘレネ・モヒアムはボイスを使ってポールを跪かせました。そして箱の中に手を入れるように命じます。さもなければ毒のついた針で彼を指すと脅します。

ガイウス・ヘレネ・モヒアムはポールの能力を試しました。ガイウス・ヘレネ・モヒアムはポールに、お前は強い力を受け継いでいる、なぜならジェシカの息子だからだ、と言いました。

ガイウス・ヘレネ・モヒアムはレディ・ジェシカがポールを秘密結社ベネ・ゲセリットの掟に背いて女性だけに許されている能力を秘密裏でポールに訓練していたことを突き止めました。変なプライドを持ったせいで宇宙の救世主クウィサッツ・ハデラックを自分で育てる気なのか、と詰め寄りました。

そしてポールはものすごいポテンシャルを持っているがそれを無駄にしている。万が一彼が選ばし者だとしてもまだまだ前途多難だ、というのです。それにたとえ彼が選ばし者になれなくても他の選択肢がある、というのでした。

デューン砂の惑星のあらすじパート6 移住

アトレイデス家は、満を持して惑星アラキスに移りました。ポールたちを乗せた宇宙船が到着すると、先住民のフレメンたちは彼を見て、「Lisan al-Gaib」と叫びました。

「Lisan al-Gaib」とはフレメンにとって「外界の声」、つまりは外から来た救世主を意味する言葉でした。

長い間、武力によって支配されてきたフレメンは救世主の登場を待っていたのでした。

レディ・ジェシカは着いてすぐに自分に仕えるメイドを選ぶことになりました。そのとき一人の女性がナイフを取り出し、贈り物だといってレディ・ジェシカに差し出しました。それは、「砂漠の作り手」、通称クリスナイフと呼ばれる聖なるナイフでした。

一方、ポールは部屋でドロイドのレクチャーを聞いて惑星アラキスのことを勉強していました。するとそこに昆虫の形をしたハンターシーカーと呼ばれる超小型ドローンを見つけます。さっそくポールは命を狙われたのです。

捜査すると、壁の中からハルコンネン家のエージェントの死体が見つかりました。彼はそこに6週間前から身を潜め、ポールを殺害を企んでいたのでした。

デューン砂の惑星のあらすじパート7 陰謀

ちょうどその頃、秘密結社ベネ・ゲセリットの教母ガイウス・ヘレネ・モヒアムは、ハルコンネン男爵と密会していました。彼女はハルコンネン男爵に皇帝のメッセージを届けに来たのでした。

彼女によると、皇帝はエリート部隊サーダカーを派遣し、ハルコンネン家がアトレイデス家を攻撃するのを援護するというのです。

ただし、レト・アトレイデス公爵は殺しても、レディ・ジェシカとポールは生かす、というのがガイウス・ヘレネ・モヒアムの課した条件でした。

それを聞いたハルコンネン男爵は、いつだってあなたたちの神聖な命令には従うといって二人を殺さないことを約束しました。

デューン砂の惑星のあらすじパート8 ダンカン・アイダホ

まもなくしてダンカン・アイダホがポールたちのもとへ帰還しました。彼は4週間もの間、先住民フレメンと共にシーチと呼ばれる砂漠の地下にあるコミュニティーの中で暮らしてきたといいます。

惑星アラキスには何百個ものシーチがあり、それぞれに1万人のフレメンが暮らしているそうです。つまり惑星アラキスには何百万人ものフレメンがいたのです。フレメンは惑星アラキスに5万人ほどしかないと言われていたのは間違いだったのです。

スティルガードがそのシーチのリーダで、ダンカン・アイダホはレト・アトレイデス公爵に彼を紹介しました。

スティルガードが登場するなり、いきなりつばを吐きましたが、それはフレメンにとっての挨拶でした。

レト・アトレイデス公爵はなんでも必要なものは用意すると約束しました。すると、スティルガードは俺たちのシーチを探すな、俺たちの土地を渡るなと言いました。

レト・アトレイデス公爵は皇帝の命令があれば砂漠を移動することは避けられない、でもシーチはずっと君たちのものだ、と安全を保障しました。

それを聞くなり、スティルガードはすぐに去っていきました。去る直前にポールを見て、お前のことを知っている、と一言だけ言いました。

デューン砂の惑星のあらすじパート9 サンドワーム

ある日、宇宙帝国のエコロジスト、ドクター・リエト・カインズがレト・アトレイデス公爵を訪れました。ドクター・リエト・カインズはフレメンが開発した保水スーツを提供しました。

保水スーツは、熱交換システムを搭載し、体を冷やし、体内から排出された汗をろ過し、チューブを使って飲むことができる、という砂漠で生き延びるために作られたスーツでした。

よく見ると、ドクター・リエト・カインズの瞳は青いのが分かります。そう彼女は帝国に仕えている身でありながら、ルーツはフレメンなのでした。

ドクター・リエト・カインズの誘導で、レト・アトレイデス公爵たちは戦闘機に乗ってスパイスのある場所へと行きました。

砂漠のど真ん中に収穫機があり、メランジを収穫している最中でした。上空をサンドワームの動きを監視する飛行機が飛んでいました。

サンドワームはリズミカルな音に反応し、砂に波を立てながら移動します。収穫機はコンスタントに音を立てることからサンドワームに攻撃される危険がありました。

ちょうどその時、前方から大きな砂の波が見えてきました。サンドワームはメランジの収穫機を狙っているようでした。

すぐさまドクター・リエト・カインズは収穫機の作業員に危険が迫っていることを警告します。彼らは収穫機を引き上げるためにキャリーオールという機械を出動させます。しかしキャリーオールの足が故障しており、引き上げることができませんでした。

仕方なく、ポールたちは戦闘機から降り、作業員を自力で救いだすことにします。ポールは地上に降りると不思議なボイスを耳にします、誰かが彼のことを救世主を意味するクウィサッツ・ハデラックと呼ぶのでした。

そうこうしている間にもサンドワームは近づいてきます。作業員たちは皆無事救出され、ポールもなんとかガーニイ・ハレックに救われ、我に返り、命拾いしました。

レト・アトレイデス公爵は、ハルコンネン家が置いていったメランジの機械がポンコツのものばかりであることから、アトレイデス家がこの地で失敗するように意図的に仕組まれた罠であることを確信します。

デューン砂の惑星のあらすじパート10 奇襲攻撃

砂漠でメランジに触れたポールをドクター・ユエが診察しました。メランジは精神に作用するので、ポールは少し精神的に過敏になっているが、問題ないとドクター・ユエはいいました。

ポールは砂漠でメランジに触れたアレルギー反応ではなく、予知夢を見たといいます。夢の中で彼はフレメンの少女と一緒でした。そしてポールは彼女とキスをしたのです。

しかしそれと同時に彼はナイフで刺され、血を流していたのです。それは自分の死のようでしたが、違いました。いずれにしてもナイフがなにか重要な鍵を担っていることを感じました。

そしてポールは、レディ・ジェシカが赤ん坊をみごもっている、と言いました。レディ・ジェシカはそれを聞いて驚きました。彼女ですら最近、妊娠していると気づいたばかりだったからです。

レディ・ジェシカは動揺していました。ポールは間違いなく選ばし者だと確信しました。それは母親としてはつらく苦しい人生の始まりでもありました。

その晩、ドクター・ユエはポールの部屋を訪れ、睡眠薬を渡し、去っていきました。

するとその直後に皇帝のエリート部隊、サーダカーを従えたハルコンネン家が奇襲攻撃を開始しました。

異変に気付いたレト・アトレイデス公爵は起きて様子を見に行きましたが、彼は背後から何者かに毒が塗られた矢を撃たれてしまいます。その何者かとはドクター・ユエでした。

アトレイデス家の基地は、裏切ったドクター・ユエによってシールドが下ろされ、無防備の状態になってしまいました。こうしてアトレイデス家は一晩のうちに壊滅状態に陥ったのでした。

デューン砂の惑星のあらすじパート11 砂漠

ハルコンネン家のエージェントはポールとレディ・ジェシカだけ戦闘機に乗せて砂漠にまで連れて行きました。

ハルコンネン家はガイウス・ヘレネ・モヒアムとの約束でポールとレディ・ジェシカの二人には手を出さないと言っていましたが、殺さない代わりに砂漠に捨ててサンドワームの餌にしようとしました。

しかしポールとレディ・ジェシカはボイスを使ってエージェントたちを操り、彼らを返り討ちにします。戦闘機が動かなくなったため、二人は砂漠の中に避難しました。

一方、レト・アトレイデス公爵は、意識がもうろうとした状態でハルコンネン男爵と対面しました。そこにはドクター・ユエもいました。

ドクター・ユエは妻を人質に取られ、彼女の命と引き換えにレト・アトレイデス公爵をハルコンネン男爵に差し出したのでした。

しかしドクター・ユエはその前にレト・アトレイデス公爵に毒入りの差し歯を渡していました。その歯を強く噛めば、毒が出るようなしかけになっていました。

それを使ってハルコンネン男爵を殺すようにドクター・ユエは託されいたのです。レト・アトレイデス公爵は言われたとおり、ハルコンネン男爵の顔に向かって毒を撒きました。

デューン砂の惑星のあらすじパート12  救世主

ハルコンネン家の奇襲攻撃をなんとか逃れた人物がいました。ダンカン・アイダホです。ダンカン・アイダホは戦闘機に乗ってドクター・リエト・カインズがいるところまで彼女に詰め寄りました。

皇帝は俺たちを殺すためにこの地に送ったんだ、といって怒り狂いました。しかしドクター・リエト・カインズは自分からは何も言えない、自分は何も見ていない、と言って黙りました。

ダンカン・アイダホは、ポールが送った発信機の信号を頼りにポールとレディ・ジェシカを見つけ出し、ドクター・リエト・カインズともに彼らを救出しにきました。

ドクター・リエト・カインズが彼らを救うことはすなわち皇帝を裏切ることを意味しています。それでも彼女は地下にある研究所に彼らを連れて行き、彼らをかくまいました。

ところがすぐに帝国に見つかってしまい、エリート部隊、サーダカーがやってきます。危険を察知したダンカン・アイダホはゲートに鍵をかけて一人でサーダカーたちに立ち向かっていきました。そしてダンカン・アイダホはいつかポールが予知夢で見たようにその戦いで敗れ、命を落としてしまいます。

ドクター・リエト・カインズの誘導でポールとレディ・ジェシカは裏口から脱出しました。ポールとレディ・ジェシカは戦闘機に乗り込み、ドクター・リエト・カインズは別の出口から外へと出ました。

ドクター・リエト・カインズは外に出ると、デバイスを使ってサンドワームを召喚します。そのときサーダカーがやってきて皇帝を裏切った彼女を殺そうしますが、彼らはサンドワームに飲み込まれてしまうのでした。

ポールとレディ・ジェシカは皇帝の戦闘機に追撃されますが、砂嵐の中に突入していったことで命拾いします。

一方、毒殺されたと思われたハルコンネン男爵は空中に浮遊したことで毒ガスからなんとか逃れ、一命をとりとめていました。ハルコンネン男爵はさすがにポールとレディ・ジェシカの二人も砂嵐に巻き込まれては生きて帰れないとたかをくくっていました。

しかしポールとレディ・ジェシカは砂嵐の中をかいくぐり、岩山へとたどり着いていました。そこでフレメンのグループと遭遇します。

その中には以前、ダンカン・アイダホが連れてきたスティルガードがいました。スティルガードはポールは救世主だから触れてはいけない。でもレディ・ジェシカは違うといって彼女に襲い掛かりました。しかし反対にレディ・ジェシカに制圧されてしまい、降伏します。

フレメンのグループの中には一人の少女がいました。それはポールが何度も予知夢で見た少女チャニでした。

闘いに破れたスティルガードはシーチまでポールとレディ・ジェシカと一緒に行くことに合意しました。しかし仲間のジャミスがそれに反対し、一番強い者がグループを率いるべきだとして決闘を申し込みます。それをポールが引き受け、二人はみんなの前で決闘することになるのでした。

ポールは、以前に夢で見たナイフを受け取り、決闘に挑みました。予知夢で見た血を流す場面はこのときのものだったのです。もしかするとここで自分は命を落とすかもしれない。

そう思いながらもポールはジャミスと戦い、彼は初めて人を殺すのでした。その瞬間ポールは覚醒しました。そしてフレメンの救世主として彼らと共に戦うことが自分の運命だと悟ったのでした。

ブック・オブ・ボバフェット予告動画考察!あらすじはどんなの?

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ボバ・フェット/ブック・オブ・ボバフェットの最初の予告動画が公開され、スターウォーズファンを興奮の渦に巻き込んでいます。そこでこの動画では予告動画の考察をしていこうと思います。

クモのクリチャー

予告動画はクモの形をしたクリチャーのようなものがジャバ・ザハットのアジト、ジャバの宮殿の前を通るところからスタートします。

実はこれ、ボマー・オーダーと呼ばれる修行僧たちのクモ形のドロイドで、ドロイドが運んでいる容器の中に入っているのはボマー・オーダーの脳味噌なのです。

というのもボマー・オーダーは外科手術によって脳を肉体から切り離すことに成功していて、テレパシーを使って修行僧同士コミュニケーションを取ることができるのです。

ちなみにボマー・オーダーのドロイドは一瞬だけスター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還に登場した超レアキャラで、今回同じドロイドがあの場所に出てきたのはそもそももともとジャバの宮殿もかつてはボマー・オーダーの修道院だったからです。

声の主

続いてボバ・フェットがヘルメットをかぶるシーンと共に彼の声が聞こえてきます。ボバ・フェットは、私は賞金稼ぎじゃない、と言うのに対し、それを聞いた相手が「私はそう聞いたけど」と言っていましたね。

また、その次のシーンでは同じ人物が「あなたは元雇い主の王座に座っているんだな?」と付け足します。

もちろん、それはマンダロリアンシーズン2のおまけシーンでフェネック・シャンドとボバ・フェットがジャバの宮殿にいたビブ・フォーチュナビブ・フォーチュナを殺し、王座に座ったことを指しています。

では一体この声の主は誰なんでしょうか。一瞬マンダロリアンシリーズの主人公ディン・ジャリンのような感じもしましたが、話の内容からすると、初対面であることは明らかなので自然とディンジャリンの可能性はなくなります。しかし声はヘルメットの中から響くように聞こえるので、また別のマンダロリアン戦士ではないかと考えられます。

というのも同シリーズには多くのマンダロリアン戦士たちが登場すると言われているので、その中の一人である可能性が高いです。

ボバ・フェットの狙い

ジャバ・ザ・ハットの王座を奪ったボバ・フェットは、ジャバは恐怖で支配したけど、俺は敬意をもって支配する、と宣言しました。そんな彼が横に従えている女性はもちろんマンダロリアンやバッドバッチシリーズに登場したフェネック・シャンドです。

二人が向かった先は、銀河系の裏社会で暗躍する複数の犯罪シンジケートのアジトで、予告動画で最初に登場するのはハンマーヘッドの呼び名で知られる種族アイソリアンのシンジケートのボスと思われるキャラクターです。

続いて爬虫類ヒューマノイドの種族トランドーシャンのシンジケートのメンバーたちと面会しているシーンが流れます。

トランドーシャンといえば、バッドバッチに登場した雇い主のシドと同じ種族で、彼らはガモーリアンの手下を従えていましたね。

同じ席にいるのか、また別のシーンなのかははっきりしませんが、惑星アンドー出身の大きな目の種族アクアリッシュもボバ・フェットと交渉の席についていました。

そして砂漠の向こうからはタスケン・レイダーたちの姿も見えますね。つまりスターウォーズの世界ではヴィランとされてきた犯罪者たちとボバ・フェットは協力関係を結び、一つの巨大シンジケートを築き上げようとしているのではないでしょうか。

とはいえ相手は悪党たちばかり、自分たちの利益ばかりを考えているため交渉は簡単にはいかないでしょう。そのためボバ・フェットとフェネック・シャンドは行く先々で危険に遭い、トラブルに巻き込まれていく、といったストーリーになりそうです。

ボバ・フェットシリーズの舞台

ボバ・フェットシリーズはマンダロリアンシーズン2の直後の出来事が舞台になっており、主人公が違うだけで、考えようにいってはマンダロリアンシーズン2の続編といえるかもしれません。

リーク情報によると、おそらく全8エピソードになると思われ、それぞれのタイトルは次のようになっています。

  1. The Champion チャンピオン
  2. The Assassin  殺し屋
  3. The Syndicate シンジケート
  4. The Battleground バトルグランド
  5. The Homeworld ホームワールド
  6. The Warlord  将軍/司令官
  7. The Showdown  対決
  8. The Hunter  ハンター

もしこのタイトルが正しければ、エピソードごとにボバ・フェットが別々の人物を訪ねていくようなストーリー構成になることが予想され、そういった意味ではマンダロリアンやバッドバッチのように毎回別の惑星を訪れてはまたスタート地点に戻って来る、といった展開も予想できますね。

以上、ボバ・フェットシリーズについてでした。

エターナルズのエンドクレジットおまけシーンの意味解説!声の主は?

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エターナルズにはエンドロールの間と終わりに二つのおまけシーンが用意されています。そこでこの記事ではその内容と意味を解説していきます。

エターナルズのミッドクレジットシーン

物語のラストでセルシ、キンゴ、スプライト、ファストスは地球に残り、ドルイグ、セナ、マッカリの三人はスペースシップのドモに乗ってほかのエターナルズたちを探しに行くことになりました。

ドモの中でドルイグ、セナ、マッカリが話しているときに通路の向こうから光が差し込み、誰かの声が聞こえてきます。

そこにいたのはトロルのピップです。ピップは彼の後ろから歩いてくる人物をこう紹介します。

「さあさあ惑星タイタンの王子にして、サノスの弟、ブラック・ロジャーを倒した人、偉大な冒険家のスターフォックスのお出ましです」

そこで登場するのが何を隠そう、サノスの弟のエロスです。エロスはこのように言いました。

「エターナルズのみなさん、お会いできて嬉しいです。私はエロスで、こちらはピップです。セナ、あなたは伝説の通り、美しいですね。あなたたちの友達が大きなトラブルに見舞われています。我々は彼らがどこにいるか知っています」

そう言って彼はにっこりとほほ笑むのでした。

エロスは別名スターフォックスとして知られ、タイタン出身の正真正銘サノスの弟です。しかしながらサノスが凶悪なキャラクターだったのに対し、エロスはギリシャ神話の愛の神を基にした呑気なキャラクターです。

マーベルコミックにおいては人の感情をコントロールする能力を持つのが特徴で、彼もまたエターナルの種族の一人です。

ここでエロスが登場したことは、今後エターナルズを作り出したセレスティアルズの裁判にかけられ、セルシが被告に、エロスが証人として参加するのではないかということが考えられます。

果たしてエロスは今後どのような役割をになっていくのでしょうか。

エターナルズのエンドクレジットシーン

もう一つのおまけシーンにはセルシの恋人、デイン・ウィットマンが登場します。デイン・ウィットマンは部屋の中で目の前にある箱を開けようとしていました。

その箱には彼が着けている指輪と同じエンブレムが描かれていました。また、箱にはラテン語で、「Mors Mihi Luccun」と書かれています。それは「死は私の報いだ」という意味になります。

そして彼が箱を開けると、そこには魔法の剣エボニーブレイドが入っていたのでした。それに触れると、どこからともなく男の声が聞こえてきます。

「ウィットマンさん、本当に準備はできていますか?」

そこでおまけシーンは幕を閉じます。

では一体あの声の主は誰だったのでしょうか。

可能性は二つあります。一つはワットイフにも登場したザ・ウォッチャー。声が黒人特有の太い声だったので、ザ・ウォッチャーのジェフリー・ライトであれば辻褄が合います。

もう一つの可能性はブレイド役で登場することが決まっているマハーシャラ・アリです。

ブレイドもまた刃物を操るキャラクターであることから、こちらのほうが可能性が高そうです。

実はデイン・ウィットマンは本作では普通の人間のような扱いでしたが、コミックではブラックナイトの呼び名で知られる剣の使い手のスーパーヒーローの一人です。

彼は馬を乗りこなし、エボニーブレイドを使って強敵アレスを退治しますが、今後もしかするとアレスも登場する可能性をこのおまけシーンは暗示していたのかもしれません。

スパイダーマン・ノーウェイホームのネタバレ!エンドロールの意味

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スパイダーマン・ノーウェイホームが世界各国で劇場公開されました。そこでこの記事では本作に登場する数々のトリビアを一挙紹介します。

デアデビル

スパイダーマン・ノーウェイホームは前作のファーフロムホームのエンディングからそのまま話が続いていくのが特徴で、スパイダーマンことピーター・パーカーがミステリオに正体を明かされ、殺人の容疑をかけられ、ダメージ・コントロール局に尋問されます。

そのときピーター・パーカーを弁護するのはほかでもない盲目のヒーロー、デアデビルこと、マット・マードックです。

マット・マードックはネットフリックス配信のドラマシリーズ・デアデビルの主人公ですが、ネットフリックスドラマがMCUとつながるのはこれが初めてのこと。

今まではMCUとは無関係として話が進んできただけに待望のクロスオーバーとなりました。

ニック・フューリー

ピーター・パーカーがダメージコントロール局で尋問を受けている際、真っ先にニック・フューリーと話をさせてくれと言いましたね。しかしダメージコントロール局のエージェントの答えは「彼は地球にいない」というものでした。

ニック・フューリーといえばファーフロムホームのエンドロール後のおまけシーンで登場して以来、MCUには登場していませんが、そのときも宇宙のどこかにいてスペースシップでくつろいでいる様子が映っていました。

ドラマシリーズ、ワンダヴィジョンでも彼は宇宙にいるといった言及がありましたが、本作でも改めてニック・フューリーが地球から離れていることが確認されました。今後どういった形で再登場するのか楽しみですね。

ダミー

映画アイアンマンから登場するロボットアームといえばダミー。本作ではそのダミーがピーターパーカーの登場します。

正体がバレて生活拠点も市民に知られてしまったピーター・パーカーと叔母のメイ・パーカーは安全な場所へ引っ越すことを余儀なくされますが、その新しいアパートに完備されているのがダミーだったのです。

ダミーはトニー・スタークが作ったロボットで鈍くさく失敗が多いことでも知られていますが、忠実で役立つことには違いありません。本作ではトニー・スタークではなく、彼の意思を継いだピーター・パーカーのアシスタントとして活躍します。

ハワード・スターク

大騒動の中、ピーター・パーカーはミッドタウン・ハイスクールに通学します。彼が学校に行くとメディアが大勢集まっていて、他の生徒たちは携帯で容赦なく撮影を始めます。

そのときピーター・パーカーは階段付近で教師たちと会話をしますが、そのとき壁に映るのが何を隠そうトニー・スタークの父ハワード・スタークです。そう、ミッドタウン・ハイスクールでハワード・スタークはトーマス・エジソンなどほかの偉人に並んで、世界に貢献した人物として称えられているのです。

MJのフルネーム

これまでずっと頭文字で呼ばれていたピーター・パーカーの恋人MJ。そんな彼女が本作で初めてフルネームを言うシーンがありました。

それもミシェル・ジョーンズではなく、ミシェル・ジョーンズ・ワトソンであることが分かりました。

もちろんこれはコミックのキャラクター、メリー・ジェーン・ワトソンがモデルとなっています。

懐かしのヴィランたちが集結

予告動画でもちらっと映っていたように本作ではマルチバースから懐かしのスパイダーマンの宿敵たちが登場します。そのヴィランがこちら。

  • グリーンゴブリン
  • ドクター・オクトパス
  • サンドマン
  • リザード
  • エレクトロ

グリーンゴブリンはスパイダーマン、ドクター・オクトパスはスパイダーマン2、サンドマンはスパイダーマン3、リザードはアメージング・スパイダーマン、エレクトロはアメージング・スパイダーマン2にそれぞれ登場していましたが、本作で全員集合しています。

キャプテンアメリカ

ファーフロムホームではトニー・スターク対するオマージュがたくさんありましたが、本作ではキャプテンアメリカに敬意を示す設定がありました。そのシーンとは自由の女神が登場する一コマ。

よく見ると、自由の女神がキャプテンアメリカのシールドを掲げているのです。

しかしながら最終バトルのシーンでスパイダーマンたちが破壊してしまい無残にも粉々になってしまいます。

ちなみにドラマシリーズ、ホークアイでは、ブラック・ウィドウことヤレナ・ベラーヴァが新しい自由の女神に行ってみたい、と言及するシーンがありましたが、あれはこのことだったのです。

スパイダーマン

長い間、ファンの間から復帰が望まれてきた、トビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールド扮する別のユニバースのスパイダーマンたちがついに現れ、夢の競演が実現しました。

それもただのおまけ扱いではなく、紛れもないメインキャラクターとして、トム・ホランド扮するこの世界のピーター・パーカーと協力し、ヴィランたちに立ち向かっていきます。

ただ、それぞれの名前がピーター・パーカーなので、ネッド・リーズが「ピーター」と呼ぶと、みんなが振り向いてしまうというハプニングが起こっていましたね。

そのうち区別をつけるためにピーター1、ピーター2、ピーター3とそれぞれに番号を振っていました。

また、この世界のピーター・パーカーがほかの二人にアベンジャーズにいたことを明かすと、彼らはアベンジャーズがなんのことか分かっていませんでした。それもそのはず彼らの世界にはアベンジャーズは存在しないからです。

メイ・パーカーの死

本作で不運にも命を落としてしまうのがメイ・パーカー。実は彼女の死はかなり前から予想されていた出来事でした。それもそのはずメイ・パーカーはコミックでもやはり不慮の死を遂げるキャラクターだからです。

一方でアメージング・スパイダーマン1ではピーター・パーカーの叔父にあたるベンおじさんが亡くなっています。ピーター・パーカーはなにかと家族が早死にする運命にあるのでしょうか。

ちなみにメイ・パーカーが死に間際にピーター・パーカーに言った「偉大な力には偉大な責任がつきまとう」というセリフは、ベンおじさんが2002年公開のスパイダーマンで言ったセリフの引用です。

トビー・マグワイアの腰痛

トビー・マグワイアのスパイダーマンシリーズが終了したのは彼の腰痛が悪化したため、といった報道がされたことがありました。

また、腰痛を口実にギャラの増額を要求したことがきっかけでソニーから首になったといった噂もありました。

それに言及するかのように本作では、トビー・マグワイア扮するスパイダーマンが腰が痛い、といってアンドリュー・ガーフィールド扮するスパイダーマンに骨のズレを矯正してもらうシーンがありましたが、あれは全て腰痛をネタにしたギャグだったのです。

グウェン・ステイシーのトラウマ

アメイジング・スパイダーマン2で時計塔から落ちて命を落としたスパイダーマンの恋人といえばグウェン・ステイシー。

アンドリュー・ガーフィールド扮するピーターパーカーにとってそれはトラウマ級の出来事でした。

しかし本作ではそれと同じような出来事がMJに起こり、彼女の命を救ったのがほかでもないアンドリュー・ガーフィールド扮するスパイダーマンでした。

愛するグウェン・ステイシーのことは救えませんでしたが、MJの命を救ったことで彼の傷は少しだけでも癒えたのでしょうか。

マイルズ・モラレス

ソニー製作のアニメーション映画スパイダーマン・スパイダーバースの主人公といえばマイルズ・モラレス。

ファンの間では彼が実写で登場することを望んでいる人も多く、近々登場するのではないかと噂になっていましたが、それが現実となりそうな予感をさせるシーンがありました。

そのシーンとはエレクトロの会話の中で「スパイダーマンが黒人じゃなくて残念だよ。黒人のスパイダーマンがどこかにいてくれたらいいんだけど」といったセリフがあるからです。

これはもちろんマイルズ・モラレスについての発言で彼の登場を暗示するものだと解釈していいでしょう。

ライノとスコーピオン

ラストシーンでは地球にひび割れが起こり、マルチバースが開かれようとしたとき多くのヴィランがなだれ込みそうになっていました。

そのとき一瞬姿が映ったのがアマージング・スパイダーマン2に登場したライノとスパイダーマン:ホームカミングに途上したスコーピオンです。

また、ウォッチャー、クレイヴン・ザ・ハンター、ブラック・キャットなどのキャラクターの影も見えたという噂もあります。

エンドロールのおまけシーン

ほかのMCU作品と同じように本作にもおまけシーンがあります。エンドロールの最中に挿入されているミッドクレジットシーンでは、ヴェノムことエディ・ブロックが登場します。

そこでエディ・ブロックはバーのバーテンダーと話をしています。エディ・ブロックはハルクやサノスについてバーテンダーに聞いていました。

サノスの力によってバーテンダーの家族が消されたと聞いて、エディ・ブロックは気の毒そうな顔します。そしてニューヨークに行ってスパイダーマンに会いに行くべきだ、と言ってバーを出ようとしますが、お金を払うときになって突然体が光り消えてしまいます。

ドクター・ストレンジが呪文を唱えたことで彼は自分のユニバースに送り戻されてしまったのです。

しかしバーカウンターをよく見るとシンビオートの黒いドロップがついているのが見えます。そうヴェノムの欠片がこの世界に残っていたのです。

もちろんそれは今後、スパイダーマンとヴェノムが共演することを暗示しているのでした。

ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス

もう一つのおまけシーンは、おまけシーンというより、次回作「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」の予告動画でした。

その予告で最大のハイライトとなるのは、ドクター・ストレンジとワンダが共演することです。

ワンダといえばドラマシリーズ、ワンダヴィジョンでトラウマと悲しみからフィクションの世界を生み出していましたが、その後ドクター・ストレンジが彼女に会いに行き助けを求める様子が予告動画で紹介されています。

また、ハイライトのラストではドクター・ストレンジが、自分の同じ姿をした悪魔バージョンのドクター・ストレンジと対峙する場面もありました。おそらくマルチバースと接続したことで、ドクター・ストレンジはほかのユニバースにいる悪の自分自身と戦うことになりそうです。

【ドラマ】ボバ・フェットのあらすじとネタバレ総まとめ

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スターウォーズのスピンオフドラマシリーズ、ボバ・フェット/The book of boba Fettの配信がディズニープラスにてスタートしました。そこでこの記事ではエピソード1のあらすじとトリビアを紹介しています。

ボバ・フェット・エピソード1のあらすじ

ジャバの宮殿を乗っ取ったボバ・フェットはバクタ・タンクの中で治療をしていました。そのとき昔の記憶がよみがえってきました。自分が生まれ、育った惑星カミーノのこと。父親であるジャンゴフェットの死。そしてかつてサルラックに丸呑みにされてしまった時の記憶です。

サルラックの胃の中にいたボバ・フェットはそこにいたストームトルーパーの酸素ボンベからなんとか呼吸し、火を放って命からがら脱出しました。しかし力尽きたボバ・フェットは砂漠の真ん中で気を失います。そこに現れたのはガラクタやジャンクを集めて生活するジャワたちです。

ジャワはボバ・フェットのヘルメットとアーマーを盗み、ボバ・フェットをその場に置き去りにしていきました。続いて、みぐるみをはがされたボバ・フェットの前に現れたのは砂漠の種族タスケン・レイダーたちです。

タスケン・レイダーはボバ・フェットを奴隷として扱い、自分たちのアジトへと連れていきました。

バクタ・タンクで眠っていたボバ・フェットをフェネック・シャンドが起こしに来ました。二人は多くの訪問者と面会しなければなりませんでした。訪問者は新しいボスとなったボバ・フェットに貢物を渡したりして良好な関係を築こうとします。しかし中には上から目線で金を請求する挑戦的な者までいました。

ボバ・フェットとフェネック・シャンドはカンティーナに集金しに行くと、その帰りに見知らぬ男たちに囲まれ、争いになる、というのが同エピソードのあらすじです。

ボバ・フェット・エピソード1のトリビア

ボバ・フェットを主人公とした同シリーズは、サルラックに飲み込まれて死んだかと思われていたボバ・フェットがどのようにして危機を脱出したのか、ということを回想シーンで伝えるところからスタートし、マンダロリアンシーズン2の伏線を回収する形で話が進んでいくのがエピソード1の特徴になっていました。

サルラックから脱出する場面はコミックTales from Jabba’s Palaceで描かれていたシーンがモデルになっていて、実写の世界では初めてボバ・フェットの生存した経緯を見ることができました。

サルラックから脱出したボバ・フェットは気絶し、ジャワにみぐるみをはがされますが、あのときの盗られたアーマーをマンダロリアンシーズン2に登場したコブ・バンスがジャワと交換したのが理由でコブ・バンスがボバ・フェットのアーマーを付けていたのです。

その後、ボバ・フェットはタスケン・レイダーたちに拉致され、連れて行かれてしまいますが、結局最後にクリチャーを退治したことで彼らの信頼を得ることに成功します。マンダロリアンシーズン2でボバ・フェットがタスケン・レイダーの武器を持っていたのはこのときに仲間となったタスケン・レイダーから武器を授かったことが想像できますね。

ボバ・フェットとフェネック・シャンドはジャバの宮殿で訪問者を迎えますが、そのとき訪問者たちを紹介していたのは、8D8と呼ばれるかつてジャバにつかえていたドロイドで、スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還にも出てきます。

このことからもボバ・フェットはジャバの手下たちを処刑せずにそのまま自分の子分として採用しているのが分かるかと思います。それはジャバやビブ・フォーチュナの下部だったガモーリアンも同じでしたね。ガモーリアンもマンダロリアンシーズン2で賭博場のシーンで登場しており、彼らのような脇役に活躍の場を与えているのもスピンオフシリーズの特徴です。

その後、ボバ・フェットとフェネック・シャンドはジャバの宮殿からモス・エスパの街へと歩いて向かいます。ちなみにあのモス・エスパは、アナキン・スカイウォーカーが育ったところです。彼らはそこにあるカンティーナを訪れますが、スターウォーズにおいてカンティーナに行くと必ず喧嘩が起こるというのがお約束ですが、今回はカンティーナの中ではなく、外でボバ・フェットとフェネック・シャンドが襲われていましたね。

敵の男たちは赤いシールドを持って戦っていましたが、あれはスター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスに出てきた赤いシールドと似ていましたね。ボバ・フェットとフェネック・シャンドは男たちと戦い、危機一髪に陥りますが、ガモーリアンに助けられ、なんとか窮地を脱出します。

アニメシリーズのバッドバッチではフェネック・シャンドはもっと素早く、圧倒的に強いキャラのように描かれていましたが、ここでは案外普通のキャラになっていましたね。

最後は、怪我を負ったボバ・フェットが再びバクタ・タンクの中に入ることで昔の記憶が戻って来ては回想シーンに入ります。つまり同エピソードは回想シーンで始まり、回想シーンで終わるという構成になっているのです。

回想シーンでボバ・フェットはタスケン・レイダーに砂漠のど真ん中に連れていかれますが、そのとき何者かが住人の家を襲撃しているところに出くわします。彼らは家の壁にあるシンボルを描いてマーキングをしてから家を去っていました。

あのシーンはどこかルークスカイウォーカーの叔父さんが襲撃された場面や、アナキン・スカイウォーカーの母親のシミが襲われた場面を彷彿としますね。

ボバ・フェットとフェネック・シャンドはこれからあちこちを回り、ジャバが築いてきた犯罪シンジケートを自分たちのやり方で牛耳っていく計画のようですが、あの謎のシンボルの組織とも絡んでいくことになるでしょう。また、ゆく先々でどんなキャラと遭遇していくか今から楽しみですね。

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